イクオスとプロペシアを徹底比較

イクオスとプロペシア徹底比較

プロペシアは2005年に日本で正式認可、発売された発毛剤。一方のイクオスは比較的後発ながらサプリメントが付く定期コースや低い価格設定により人気に火が付いた育毛剤。この2つを効果や価格で比較したらどうなるのでしょうか?

発毛剤と育毛剤、外用薬と内服薬という異種格闘技戦の様相を呈するこの対決ですが、私たちハゲにとっては「薄毛を治療したい」という目的で使うことに変わりはありません。

色々と難しい比較にはなりますが、効果や成分、副作用、価格やコストパフォーマンスに至るまで徹底的に比べてみたいと思います。

プロペシアとイクオスの成分比較

育毛剤を語る上でもっとも重要になるのは配合されている成分、そしてそれに起因する育毛・発毛効果ですよね。

というわけで、まずはプロペシアとイクオスの成分を見比べてみます。

■プロペシアの成分はフィナステリドのみ

まずはプロペシアから見ていきましょう。

プロペシアに含まれる発毛成分はただ一つ「フィナステリド」のみですが、この成分こそが世界中のハゲに希望を与えた救世主でもあるのです。

フィナステリドはもともと男性の前立腺肥大症の治療薬として開発されましたが、前立腺肥大症の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)は男性型脱毛症(AGA)を引き起こすことでも知られ、フィナステリドを服用した人の多くに発毛が確認されるように。

それを踏まえて発毛剤として発売されたのがプロペシア。DHTを生成する原因となる5αリダクターゼという酵素を阻害することによって薄毛を改善してくれます。

世界中で臨床試験が行われ、膨大なデータと実績があるのもプロペシアの強み。

日本においてはプロペシアの主成分フィナステリドとザガーロの主成分デュタステリド、そしてリアップなどに配合されるミノキシジルの3つが発毛剤として認可されていますが、世界的に見ればフィナステリドとミノキシジルの2種がスタンダード。

フィナステリドはそれだけ発毛効果に対する信頼が高いことを意味します。

■イクオスは61種の育毛成分

一方のイクオスは2016年に行われた大幅リニューアルによって従来の31種から61種に成分を増やし充実を図っています。

なかでもトピックスなのが新配合の「Algas-2(アルガス-2)」。

イクオスのAlgas-2(アルガス-2)

元々効果に定評のあったイクオスですが、リニューアルに際し従来から配合され人気のM-034というミツイシコンブ由来の海藻エキスに加え「ペルベチアカナリクラタエキス」という海藻エキスを新配合。

この2つを合わせたものが「Algas-2(アルガス-2)」になります。

イクオスのM-034

上図を見ると分かるように、そもそもM-034自体が発毛剤であるミノキシジルと同等の育毛効果があるものですので、M-034の量はそのままにペルベチアカナリクラタエキスを加えたアルガス-2はさらなる効果が期待できるはず。

このアルガス-2はプロペシア同様5αリダクターゼの阻害効果が期待でき、それ以外にもオウゴンエキスや大豆エキス、ビワ葉エキスなど61種の育毛成分の中には同様の効果が望めるものが多く、総合的な発毛促進が可能に。

プロペシアとイクオスの具体的な効果は

イクオスに関してはまだまだ書き足りないほどの様々な成分が配合されているものの、プロペシアとイクオスのおおまかな注目成分は上記のとおり。

そんな成分が髪の成長に与える影響を具体的に見てみると…

■プロペシアの効果

プロペシアは多くのAGAクリニックが第一選択薬として処方しており、臨床試験によって高い発毛効果が確認されています。

プロペシアの効果

薄毛というのはいったん始まってしまうと、個人差はあれど一方的に進行していくのが一般的。場合によっては1年でビックリするくらいハゲてしまうことも。

しかしプロペシアを服用すると1年で約6割が改善し4割が進行せず…つまり毛が生えるというほどではないが薄毛の進行は止まったことになり、両方合わせれば効果を実感している人の割合は実に98%に上ります。

以降もその割合は変わらないものの改善する率は徐々に増え、3年の使用での改善率は頭頂部で72%、前頭部で78%にのぼります。

進行性のAGAはハゲ始めて3年も経てば頭頂部や生え際はかなり悲しいことになっているもの。そんな状況にあって7割以上の改善を見せるあたり、さすがはプロペシアと言わざるを得ません。

■イクオスの効果

一方のイクオスはどうか?

イクオスは内服薬のプロペシアと違い頭皮に直接塗る外用薬であるため単純な比較は難しいものの、とりあえず下記のデータが報告されています。

イクオスの効果

外用薬での比較では、Algas-2(アルガス-2)を配合したイクオスはリアップX5プラスなどのミノキシジル外用薬より遥かに高い効果を示し、「ミノキシジルの3倍の発毛効果がある」とされるキャピキシル配合の育毛剤すら上回る結果に。

3ヶ月で効果を実感する割合の78%という数字はプロペシアを3年使った改善率のデータと一緒。M-034やアルガス-2をはじめとした61種の成分の効果がいかに大きいかが見て取れると思います。

育毛剤だけでもこれだけの効果が期待できるイクオス。しかし、ほとんどの人が利用する定期コースにはさらに育毛サプリメントが付属し、さらなる効果が期待できるのです。

イクオスの育毛サプリは大きな強み

イクオスサプリEXの効果

プロペシアには無いイクオスの大きな強みとして、定期コースであれば育毛剤とサプリメントのセットが単品価格以下の価格で購入できることが挙げられ、ほとんどの人はこれを利用しています。

その育毛サプリメント「イクオスサプリEX」が非常に優秀。前述した育毛剤の効果をさらに引き出してくれるのです。具体的にどんな成分が育毛に効果的なのかというと…

ノコギリヤシ

イクオスサプリEXには全46種の成分が配合されており、中でも注目したいのがプロペシアの主成分であるフィナステリドと同じ5αリダクターゼの働きを阻害しDHTの生成を抑える効果がある「ノコギリヤシ」。

ノコギリヤシはフィナステリド同様前立腺肥大症による頻尿や尿漏れの治療に使われる成分で、欧州では治療薬として処方されているほど。それだけにDHTの生成を抑える効果は折り紙付きです。

ノコギリヤシというとこれまでは前立腺肥大症の治療に対する研究こそ活発に行われてきましたが、薄毛に対する研究はほとんどありませんでした。

しかし近年はAGAに対する試験も行なわれるようになり、しっかりとした結果を残しています。一方でフィナステリドに比べ効き目がマイルドであるため副作用のリスクがほとんどないのも大きなメリット。

そんなノコギリヤシ、様々な試験において1日320mg使用するのがベストとされるなか、イクオスサプリEXはそれに匹敵する300mgを配合。数ある育毛サプリメントの中でもトップクラスの含有量を誇るのです。

亜鉛

髪の毛はケラチンというたんぱく質がほとんどを占め、そのケラチンは18種のアミノ酸を合成して作られます。そしてケラチンの生成をサポートするのが亜鉛です。また亜鉛は細胞の増殖や分裂を促すとも。

亜鉛の1日の推奨摂取量は10mg。一方でイクオスサプリEXに配合されているのは12mg。不足しがちな亜鉛を確実に補うことができます。

それ以外にもダイズ抽出液(イソフラボン)やカプサイシン、ミレットエキスやフィーバーフューなど薄毛の原因になるDHTの生成を抑える成分が多く配合されており、プロペシア同様体の中から発毛促進させるのです。

イクオスとサプリメントの全成分

非常に豊富な成分を含有するイクオスですが、具体的なものが分からないと不安という人もいると思いますので育毛剤、イクオスサプリEXの全成分を掲載しておきます。

育毛剤イクオス イクオスサプリEX

グリチルリチン酸ジカリウム
塩酸ジフェンヒドラミン
センブリエキス
精製水
海藻エキス(1)
海藻エキス(5)
ビワ葉エキス
オウゴンエキス
ボタンエキス
イエローヒマラヤンラズベリー根エキス
カンゾウ葉エキス
ニンジンエキス
シラカバエキス
クワエキス
コンフリーエキス
シナノキエキス
ヒキオコシエキス(1)
ヒオウギ抽出液
ドクダミエキス
クララエキス(1)
ベニバナエキス(1)
セージエキス
シャクヤクエキス
ジオウエキス
ダイズエキス
アシタバエキス
クロレラエキス
ローマカミツレエキス
アルニカエキス
オドリコソウエキス
オランダカラシエキス
ゴボウエキス
セイヨウキズタエキス
ニンニクエキス
マツエキス
ローズマリーエキス
サクラ葉抽出液
天然ビタミンE
グリシン
L-アルギニン
L-アラニン
L-セリン
L-バリン
L-プロリン
L-スレオニン
L-イソロイシン
L-ヒスチジン
L-フェニルアラニン
L-アスパラギン酸
L-メチオニン
クエン酸
クエン酸ナトリウム
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
塩酸リジン
L-ピロリドンカルボン酸
DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液
濃グリセリン
水酸化ナトリウム
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
ヒアルロン酸ナトリウム(2)
水溶性コラーゲン液(3)
1.3-ブチレングリコール
水素添加大豆リン脂質
ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液
乳酸ナトリウム液
ラウリルジメチルアミンオキシド液
フェノキシエタノール
D-パントテニルアルコール
無水エタノール
エタノール


ノコギリヤシ種子エキス末
亜鉛含有酵母
フィッシュコラーゲンペプチド
ダイズ抽出液(イソフラボン含有)
ヒハツエキス末
ミレットエキス末
イチョウ葉エキス末
L-リジン
L-バリン
L-ロイシン
L-イソロイシン
L-メチオニン
L-フェニルアラニン
L-トレオニン
L-トリプトファン
L-ヒスチジン
ビタミンA
ビタミンD
ビタミンE
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6
ビタミンB12
ナイアシン
パントテン酸
ビタミンC
葉酸
L- シスチン
ヒアルロン酸
フィーバーフュー乾燥エキス(ナツシロギク)
カプサイシン
L-アルギニン
高麗人参エキス
ガニアシ
ケラチン加水分解物
αリポ酸
生姜エキス
ヨモギエキス
根昆布末
食用酵母
コエンザイムQ10
結晶セルロース
サイクロデキストリン
ステアリン酸Ca
微粒二酸化ケイ素
糖転移ビタミンP

61種 46種

上記の「61種」「46種」というのは純粋な育毛成分のことを指しており、全成分はもっと多くなっています。

イクオスは育毛剤とサプリメントで計107の育毛成分が配合されており、これはライバルであるチャップアップやブブカを上回る数になっています。

プロペシアとイクオスの副作用

プロペシア、イクオスの副作用比較

発毛剤や育毛剤の使用で忘れてはならないのが「副作用」。

プロペシアはフィナステリドという化学的に作られた強い成分の医薬品なので副作用があるのは当然として、同じく高い育毛効果を示すイクオスに副作用があるのかどうか気になりますよね。

双方の副作用を見てみると…

■プロペシアの副作用

プロペシアの副作用は発売する製薬会社からデータが示されています。

副作用の種類/頻度 頻度不明 1~5%未満 1%未満
過敏症 痒痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む)
生殖器
性機能障害
睾丸痛、男性不妊症・精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等) リビドー減退 勃起機能不全、射精障害、精液量減少
肝機能 AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇
その他 乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい

プロペシアに代表されるフィナステリド内服薬の副作用に関しては複数の機関からデータが出ており、それぞれで数字は若干異なるものの、性欲減退(リビドー減退)が最も頻度が高く2~4%、次いで勃起障害が1~2%というのが概ねの数字になります。

ただ、デュタステリド内服薬であるザガーロ承認時に示されたものでは下図のようにフィナステリドの副作用発現率は20%とする驚きのデータも。

フィナステリドの副作用

効果が大きいだけに副作用の強さも覚悟しておかなければならない…それがプロペシアということになります。

■イクオスの副作用

一方のイクオスの副作用はどうでしょう?

プロペシアと大きく違う点は、多くの成分が配合されているもののほとんどは自然由来のもので、またひとつひとつの量はそれほど多くないため副作用の心配はほとんどいらないところ。

フィナステリドと同様に5αリダクターゼの働きを阻害する成分が複数入っていますが、それのみに特化したものではないうえに頭皮に塗布する外用薬であるため性欲減退や勃起障害が起こることはありません。

一応サプリメントに配合されるノコギリヤシに関しては、効果が大きいがゆえに副作用を懸念する声も出ていますが、こちらも顕著に副作用が出るといったデータは無く、むしろ性欲が強まるという意見もあるほど。

そもそもイクオスサプリEXには様々なミネラルやビタミンが配合されていますし、ノコギリヤシに関しても多くのビタミンなどが含まれているため育毛はもちろん健康面にも良い効果があるはずです。

つまりイクオスに関してはサプリメントも含めて副作用の心配はいらないということになります。

プロペシアとイクオスの価格比較

次に価格を比較してみましょう。

プロペシアの価格に関してはファイザーなどから正式なジェネリックが発売されたことにより若干下落傾向にあります。

それでもAGAクリニックや皮膚科で処方してもらうと28日分7,000円前後が平均的な価格。個人輸入を用いることで最も安く購入できるオーストラリア版のプロペシアでは28錠4,500円くらい。

一方のイクオスは単品購入で税込9,698円なのに対し育毛剤+サプリメントの定期コースは2016年の大幅値下げもあって7,538円と非常に安く、ハッキリ言ってしまえば定期コースありきの価格設定になっています。

なぜなら育毛剤単品9,698円、サプリメント単品が7,538円に対してセットの定期コースだとサプリと同じ7,538円なんだから、明らかに「定期コースで買ってください」と言っているようなもの。

イクオス値下げ後の価格

ただ、定期コースと言ってもイクオスの場合いつでも解約が可能なので、ちょっと試してみたいという場合でも絶対に定期コースで購入するべきです。

最後に分かりやすくプロペシアとイクオスの価格を表にしてみます。

商品名 商品名
医療機関処方プロペシア 7,000円前後
個人輸入海外製プロペシア 4,500円前後
イクオス+サプリ定期コース 7,538円
イクオス単品 9,698円
イクオスサプリEX単品 7,538円
※すべて税込 (2018年10月現在)  

この価格をどう感じるかは人それぞれですが、AGAクリニックなどで処方されるプロペシアとほぼ同額で体の内外から育毛できるイクオス+サプリメントが使えると考えればコストパフォーマンスは相当なものなのではないでしょうか。

一方、プロペシアは日本製と海外製で価格は異なるものの、どちらも同じ製薬会社が製造する正規品。プロペシアを使いたい場合は個人輸入を用いると安く購入することができます。

無視できないイクオスの全額返金保証

イクオスの45日間全額返金保証

一般的に大半の育毛剤に設定されている全額返金保証はイクオスにも設定されており、多くの男性用育毛剤が30日間としているのに対しイクオスは比較的長めの45日間。

45日間で効果を実感できるかどうかは微妙なところですが、自分の頭皮に合うかどうかは判断できますし、1ヶ月使ってみた上で全額返金保証を適用するかどうか15日間考える猶予があると考えれば長いに越したことはありません。

全額返金保証はネット専売育毛剤の強みでもあり、また当然プロペシアにはないサービスですので、そういった面も考慮すればイクオスがいかにリーズナブルかが分かってくると思います。

ほとんどの人が利用する定期コースはいつでも解約可能なうえに45日間の全額返金保証も付いています。とりあえず育毛剤を試してみたいという方はイクオスの方がおすすめだと思います。

プロペシアとイクオスの比較の総評・まとめ

昔と比べかなり進歩した育毛剤。しかし進行してしまった状態では発毛剤や育毛剤をいくら使おうともフサフサに戻るのは厳しいと言わざるを得ません。薄毛やハゲというのは放置すればするほど治療が難しくなるのです。

それだけに一刻も早く対策に乗り出すべきなのですが良くも悪くも選択肢が非常に多く、プロペシアなどの発毛剤を使うか、イクオスなどの育毛剤を使うかで悩んでいる人は多いでしょう。

一昔前であればプロペシアなどの発毛剤以外に効果的な治療法は存在しませんでした。しかし近年は育毛剤の進化も目覚ましく、中でも成分、効果、価格などトータル的に優れた育毛剤がイクオスです。

外用薬だけでは効果に不安が…という声に応えた育毛サプリメントの存在は大きく、副作用の心配をせず体の内外から育毛に取り組めるというのはプロペシアに対して大きなアドバンテージ。

価格面でもAGAクリニックでのプロペシアの処方と大差ないので、「発毛剤は効かなかった」「プロペシアの副作用がちょっと…」という人はまずイクオスを試してみてください。

逆にイクオスなどの育毛剤が効かなかった場合は副作用を覚悟のうえでプロペシアを試すべきか。それでもダメなら、本気で発毛に取り組んでいる人の多くが実践する併用も検討するべきかもしれません。

無添加育毛剤イクオスの詳細

プロペシアの詳細

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