薄毛予防を目的に育毛剤を使うのはあり?

薄毛予防に育毛剤

一般的に髪の毛の成長を促す育毛剤というのは薄毛が気になりだしてから使うものという認識だと思いますが、薄毛になっていないにもかかわらず予防目的で使用しても問題ないのでしょうか?

私自身20歳を越えたあたりから「ハゲたくない」と常々思っていましたが、当時はリアップすら存在していませんでしたし、何より育毛剤に対する知識もほとんどなかったため、こういった考えに至ることはありませんでした。

しかしネットで多くの情報を手に入れられる現在、将来の薄毛を心配し「予防のためになんらかの対策をしておこうかな」と考えている人もいるのではないでしょうか。

ハゲる前に育毛剤を使うことで予防になるのか?その行為に問題はないのかなど気になる点に答えていきましょう。

薄毛になる前の育毛剤使用に効果は?

育毛剤は薄毛の人が使えば発毛促進や育毛の効果があることは誰でも知っていると思います。では薄毛でない人が使った場合の効果はどうなのでしょうか?

そもそもハゲていないため、髪の毛が増えるということはありませんが、育毛効果は期待できるため髪の毛にコシやハリが出たり、成長が早くなったりといった作用は十分実感できるでしょう。

では、肝心の「薄毛予防になるのかどうか」という点についてはどうか?

■育毛剤で薄毛予防はできる

育毛剤の多くには髪の毛を健やかに成長させたり頭皮環境を改善したりといった様々な成分の他に、男性型脱毛症(AGA)の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制するものも配合されています。

具体的な成分ではオウゴンエキスやビワ葉エキス、チャップアップイクオスのように育毛サプリメントも付いているものであればノコギリヤシやイソフラボンもこれに当たります。

これらの効果によりDHTの生成を抑えることができるので、AGAの発症を予防する効果は十分期待できますし、頭皮環境改善効果により炎症などによる抜け毛も防止できます。

それに加えてM-034キャピキシルアルガス2などの効果により発毛を強力に促進しますので、様々な面において髪の毛や頭皮にはプラスに働くでしょう。

つまり、予防効果は十分にあるという結論になります。

ただ、使用する育毛剤はある程度選定する必要はありますが。

予防的な育毛剤使用にデメリットはあるのか?

育毛剤が薄毛予防に効果があることは疑いようがないものの、一方でデメリットというのは存在しないのでしょうか?

育毛剤のデメリットといえば副作用が真っ先に思い浮かびますが、プロペシアやミノキシジルのような発毛剤を除き、一般的に売られているような育毛剤は自然由来の成分がほとんどな上に多くの成分を少しずつ配合することで副作用を散らしているため、基本的に副作用の心配をする必要はありません。

ただ、相性は肌の性質によってはかゆみ程度の症状が出る可能性もゼロではなく、この辺は実際に使ってみない分からないというのが実情。

ただ、ほとんどの育毛剤にはそれを想定した全額返金保証が設けられていますので、万が一合わない場合にはこれを適用すれば問題ありません。

■手間と費用が欠点か

ただし、育毛剤を使うというのは手間であることも間違いなく、多くの育毛剤は1日2回の使用を推奨していることもあって、夜の入浴後ならまだしも、忙しい朝だと面倒な上に育毛剤の影響でセットしづらくなるという欠点があります。

また、育毛剤は安くても5,000円は下らないため、経済的な負担が大きくなってしまうというデメリットも。

こういったことも考慮し、薄毛の予防という観点であれば夜だけに使用するという方法もあります。手間も省けますし、1日1回にすることで2倍の期間使えることになるため、経済的にも負担が少なくなります。

サプリメント付のものであれば、2日に1回にする、1日に飲む量を本来の半分にするなどで対応できるでしょう。

プロペシアなど発毛剤の使用は控えよう

予防的なプロペシア使用

薄毛を予防する目的で使用を考えるものは育毛剤に限らず、医療機関で処方してもらったり個人輸入で購入したりする発毛剤も選択肢に入れている人もいるのではないでしょうか。

プロペシアに代表されるフィナステリド内服薬やミノキシジル外用薬などを予防的に使おうと考えている人もいるかもしれませんが、これに関してはあまりおすすめできません。

そもそも、日本においてはプロペシアを使用する場合医師の処方が必要になりますが、「AGAを予防したいからプロペシアを処方して下さい」と言っても、おそらく処方してはもらえないでしょう。

保険のきかない自由診療の薬とはいえ、プロペシアはあくまでもAGAの治療薬であり予防のための薬ではありません。まともな倫理観を持っている医師であれば副作用のリスクもある発毛剤を予防的な観点で処方することはありません。

しかし、個人輸入を用いればフィンペシアフィナロイドなど安価な発毛剤を購入できるため、いくらでも使う方法はありますが…

副作用の面から考えればフィナステリドを薄毛予防に使うべきではないと考えますが、AGAの原因となるDHTを作り出す5αリダクターゼの働きを強力に抑制しますから、予防効果はかなり高いと思われます。

そのため、どうしても薄毛になりたくないというのであれば予防的な発毛剤の使用も選択肢に入りますが、元々フィナステリドは前立腺肥大症の、ミノキシジルは高血圧の人に向けた血管拡張剤であるため、何も問題もない健康な人が飲むべきではないと考えます。

育毛剤の使用以外の薄毛予防法は?

育毛剤で薄毛が予防できるのは確かだが、費用も手間もかかるためできればそれ以外の方法を…と考える人も多いと思います。育毛剤は最終手段としてとっておき、まずは身近な別の方法で予防をするというのは理に適っていますしね。

薄毛予防として有効と思われる対策としては…

食生活の改善

人間の体は食事による栄養で作られている以上、食べるものが髪の毛に大きな影響を与えるのは想像に難くありませんよね。

薄毛予防の観点から食事を考えた場合、たんぱく質とミネラル、ビタミンが重要になってきます。

髪の毛のほとんどは「ケラチン」というたんぱく質で作られています。摂取したたんぱく質は体内でアミノ酸に分解され、そのアミノ酸の中から18種を用いてケラチンが合成されるという仕組み。

材料であるアミノ酸がなければ髪の毛を作り出すこともできないので、たんぱく質はしっかりと摂取しておく必要があります。

肉や魚はもちろん、イソフラボンも豊富に含む大豆製品もおすすめ。

また、ケラチンを作る際には「亜鉛」が必要になりますので、牡蠣やレバーなども積極的に摂っておきたいところ。

薄毛予防に重要となるビタミンは髪の毛の成長に関わるビタミンB群をはじめ、抗酸化作用のあるビタミンCやEなどを摂っておくといいでしょう。

ビタミンB群は肉類に、ビタミンCは赤パプリカやブロッコリーといった野菜や、柿、イチゴ、キウイフルーツなどの果物に豊富に含まれています。

特におすすめの食品はたんぱく質やビタミンB、亜鉛が豊富なレバーと、安価で手軽に食べられる納豆や豆腐といった大豆食遺品。

食生活の乱れで起こる肥満は髪の毛にとって特に悪影響。それを引き起こしやすいのがご飯やパン、麺類といった炭水化物です。

炭水化物はほとんどが糖質である上に、育毛や薄毛予防の観点からほとんど必要のないものなので、肥満対策という面からも摂取はほどほどに。

育毛剤に頼らない薄毛予防を考えるなら食生活の改善は必須項目です。

禁煙

タバコは髪の毛のみならず健康すべてに悪影響を与えるので、薄毛予防はもちろん健康維持の観点からもできる限り止めるべき。

喫煙による髪の毛への影響については、血管収縮による血行不良で頭皮に酸素や栄養が行き渡りづらくなることに加え、薄毛の直接の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)を13%増やすという研究結果があります。

育毛剤が「毛生え薬」とするなら、タバコは「毛抜け薬」。

考えようによっては禁煙するだけで育毛剤を使うのと同等の効果を得られるという見方もできるので、薄毛予防はもちろん改善のためにもタバコは止めておけ。


これ以外にも睡眠不足や運動不足の解消、ストレスの低減、過度な飲酒を控えるなどの対策で薄毛予防になるものの、まず取り組むべきは上記の2つになります。

タバコは吸ってねーし、食生活も十分理想的なんだが」という人は、そうじゃない人に比べてハゲにくいのは間違いない。それでも絶対にハゲたくないというのなら育毛剤を使ってみるといいかも。

予防的に育毛剤を使う際は計画的に

育毛剤にしろ発毛剤にしろ、薄毛の予防効果は十分期待できるものですが、そもそも薄毛はいつ始まるか分からないものなので無駄に終わる可能性も。

人によっては20歳で薄毛になる一方、60歳になってもフサフサの人も存在するため、下手をすれば数十年無駄に育毛剤を使用しかねないことも頭に置いておく必要があるのです。

ただ、30代になれば薄毛の人も珍しくなくなりますし、結婚すれば薄毛を過度に恐れる必要がなくなるとも考えられますので、そういった期間を設けて使用する分には問題ないと考えます。

ただ、フィナステリドやミノキシジルのような発毛剤に関しては副作用のリスクもあるため、使用するにしても量をできるだけ減らすなどの工夫をするようにして下さい。

育毛剤においても、薄毛の人と同じペースで使う必要はないため、1日1回にする、1回の量を少なめにするなどの対応で時間的、経済的負担を減らすようにすれば、より無理なく続けることができるでしょう。

薄毛は人生をも狂わす可能性がある恐ろしいものなので、予防ができるならそれに越したことはありませんよね。

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