薄毛を改善させるための正しい髪の洗い方
多くの女性は1日1回お風呂に入り、毎回髪の毛を洗っているのではないでしょうか。場合によっては朝シャンも行い1日2回洗髪するという人もいると思います。
それだけ頻繁に行うシャンプーですから、間違った方法での洗髪が日常化していると洗うたびに頭皮や髪の毛にダメージを与えることになり、頭皮環境は常に悪いままになってしまう恐れがあります。
多くの人は小さい時からの習慣によって、あまり深く考えることなく毎日髪を洗っていると思いますが、その洗い方が実は間違っている場合が非常に多いのです。
これまであまり洗い方について考えた事のない人も、色々と調べて自分なりに正しいと思えるシャンプーを行っている人も、ここで今一度正しい髪の毛の洗い方を確認してほしいと思います。
ショートヘアからロングヘアまで 正しい髪の洗い方
具体的に正しい髪の毛の洗い方を見てみましょう。
髪を洗う大まかな流れは大きく分けて4工程。その下準備として入浴前にブラシや櫛などで髪の毛を軽くブラッシングし、もつれた髪などをほぐしておきます。
こうすることで髪の毛が絡まることを予防できるからです。
では順番に解説します。
1.しっかりとお湯ですすぐ
まず、髪の毛を洗う前にシャワーなどで30秒~1分ほど髪の毛を素洗いします。
こうすることにより髪の毛に付着したほこりや汚れを流すのと同時に、頭皮にお湯を馴染ませることでシャンプーの刺激を減らす効果が期待できるからです。この時点で髪の毛や頭皮の汚れ・ゴミの大半を落とすことができます。
この洗髪前のすすぎと素洗いをすることでシャンプーの泡立ちが良くなるというメリットも。結果的に使用するシャンプーの量を減らすことにも繋がるため、アミノ酸系などの高価なシャンプーをつかう場合は特にすすぎを取り入れたいところ。
2.シャンプーを手に取り、手のひらでよく泡立てる
その後はシャンプーを適量手に取りよく泡立てます。
一般的にはシャンプーを手に取った後、てのひらでサッと広げてすぐに髪の毛を洗いがちですが、そうすると頭皮や髪の毛に直接シャンプーの原液が触れることになり、場合によっては刺激になることも。
頭皮や髪の毛に余計な刺激を与えないためにも、手のひらで十分に泡立ててから洗うようにしましょう。
3.指の腹を使い優しく頭皮をマッサージするように洗う
手のひらでよく泡立てたら頭を洗っていくことになりますが、その際に頭皮に爪を立てることは避け、指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗っていきます。
人によっては爪を立てないと汚れが落ちないように感じるかもしれません。しかし先ほども書いたように、洗髪前のすすぎと素洗いで大半の汚れやゴミは落ちてしまいます。
「髪を洗う」とは言うものの、最初のお湯による素洗いで多くの汚れは落ちていますので実際に髪の毛を意識して洗う必要はなく、頭皮を洗っていれば自然と髪の毛の汚れも落ちます。
ロングヘアーの場合は優しく泡を毛先まで付けながら上まで持っていき、髪を手のひらで包み込むようにしながら地肌を洗います。
ショートやボブ程度であれば、髪の毛を意識して洗う必要はありません。基本的にシャンプーは頭皮を洗うために行うもの。髪の毛を過度に洗ってしまうとダメージの原因になってしまうことを留意しておきましょう。
4.最後に完全にシャンプーを洗い流す
髪(地肌)を洗い終わったらお湯でしっかりとすすぎ、完全にシャンプーを洗い流します。
頭皮にシャンプーが残ると地肌に悪影響がありフケやかゆみの原因になり、最悪の場合それが炎症の元となり薄毛を引き起こす可能性も。必ずしっかりとすすいでください。
なお、汚れがひどい場合は2~4をもう一度繰り返します。
1日に1回の洗髪であれば、シャンプーをよほど大量に使わない限り1回目の洗髪では皮脂によって泡立たなくなってしまうことから、多くの人は2度洗いを行っていると思います。
2度洗いによる髪の毛のダメージを最小限に抑えるためにも、「洗うのは頭皮」を徹底するようにしてください。
■絶対に爪は立てない
■髪の毛を洗うのではなく頭皮を洗うこと
トリートメントやリンスは出来るだけ地肌に付けない
髪の毛を洗い終わった後、ほとんどの女性はトリートメントやリンスを使うと思います。これらにも正しい使い方がありますので簡単に説明して行きましょう。
■トリートメントやリンスは頭皮には極力付かないようにする
人によってはリンスを手に取り、髪の毛を洗うのと同様に全体に塗ってしまう場合も。しかしコンディショナーやリンスは髪の毛のみに付けるのが基本です。
なぜなら、髪の毛は毛先にいけばいくほど痛んでおり、トリートメントやリンスはこの痛んだ毛をコーティングし保護するのが目的だからです。
逆に根元から5cmほどの新しい髪の毛はほとんど傷んでいないため、基本的には根元にリンスやコンディショナーを付ける必要はありません。根元から数センチ上のところから付けるのが理想といえます。
ハッキリいってリンスやコンディショナーが頭皮に付着してプラスになることなどひとつもありません。毛穴に詰まったり刺激になったりする可能性があるなどトラブルの原因にも。薄毛に悩んでいるのであればなおさらです。
髪の毛に水分が多く残っていると、コンディショナーが髪の毛を伝って頭皮に流れる可能性が高くなります。そのため、リンスやコンディショナーを使用する際はある程度水分を切ってからにしましょう。
■リンスやコンディショナー、トリートメントはよく洗い流す
リンスやコンディショナーは頭皮に付けないほうが良いのは間違いないものの、現実問題として付けてから洗い流すまで、頭皮に一切付着させないというのは無理があるのも事実。そのため、できる限りしっかりと洗い流す必要があります。
また、リンスやコンディショナーの効果を高めるつもりで軽く洗い流すだけに留める人がいます。しかしこれらが頭皮や髪の毛に付いたままというのは毛穴が詰まったり頭皮の荒れやフケ、かぶれの原因になり、それが薄毛を引き起こす可能性すらあります。
リンスやコンディショナーは付けたらすぐにしっかりと洗い流すことが肝要です。
■必ずしっかりと洗い流す
トリートメントやリンスの長時間放置は逆効果?
最後に、リンスやコンディショナー、トリートメントを使う上でちょっと気になる「どの程度の時間付けておけばいいのか?」という点についても触れておきます。
まず、リンスとコンディショナーは同じものという前提で話を勧めます。
この2つに関しては、付けたらすぐに髪の毛に吸着しコーティングするため、時間を置かずすぐに洗い流すのが正しい使い方となります。
リンスとコンディショナーは付けた後少し放置したほうが良いと感じている人も多いかもしれません。しかし長時間放置しても特にメリットはなく、むしろ髪の毛を伝って頭皮に流れ毛穴を詰まらせる原因にも。付けたらさっさと洗い流してしまいましょう。
一方、トリートメントは一定時間放置することで成分が髪の奥まで浸透し、美しい髪に必要な栄養を補給。そのためこちらはすぐに洗い流してはいけません。
ただ、中には30分も1時間も放置する方がいらっしゃいますが、付け置く時間は5分程度で十分。長時間放置すると頭皮に悪影響を与える可能性がありますので、放置する時間はどんなに長くても10分までにしてください。
シャンプーを侮ってはいけない
正しいシャンプーのやり方やリンス・コンディショナーの使い方は以上です。
シャンプーというのは幼いころから毎日行っていることもあり、日常生活に溶け込んでいます。だからこそ普段の自分の洗い方に疑問を抱くことはなく、間違った方法を長年続けた結果薄毛や頭皮トラブルを引き起こしている場合も。
近年はテレビや雑誌などで「指の腹を使え」と語られることが多いため、爪を立てて洗う人はずいぶん少なくなってきましたが、リンスやコンディショナーの使い方を間違っている人はいまだに多いのが実情。
間違った髪の毛の洗い方やコンディショナーの使い方はあくまでも薄毛の一因。大きな原因ではありません。しかし、そういった小さい要因の積み重ねが現在の髪の毛の状態を決めているのもまた事実なのです。
髪や頭皮のトラブルに悩んでいる人は、これを機にご自分のシャンプーやリンスの仕方を見直していただければ幸いと存じます。
また、可能であればシャンプー選びにも気を使いたいところ。
どんなに髪の毛の洗い方に注意しても、ドラッグストアなどに売っている安価なシャンプーは洗浄力が強く頭皮や髪の毛を痛めがち。
頭皮や髪の毛にまったく異常がないのであればまだしも、薄毛などで悩んでいる場合や、髪の質によりこだわる場合はアミノ酸系の洗浄成分やノンシリコンのシャンプーを使うようにしてください。
薄毛・頭皮環境改善におすすめのシャンプーは?
最後に一つおすすめシャンプーを紹介しておきます。
数あるアミノ酸系+ノンシリコンシャンプーの中で真っ先におすすめしたいのが「haru kurokamiスカルプ」です。
1万円を超えることも珍しくない高級な育毛剤に使用されることがある「キャピキシル」という成分や、近年注目のヘアケア成分ホップエキスなど多くの成分を配合。しかも天然由来100%。
育毛系シャンプーとしては価格も高くなく、しかもオールインワンでコンディショナーいらず。30日間の全額返金保証も付くなどサービス面も充実しています。
シャンプー選びに迷っている人、薄毛など髪や頭皮のトラブルに悩んでいる人はまずこれを使ってみるべき。そう思わせるだけの魅力が詰まった女性用シャンプーに仕上がっています。
返金保証 | 90日 | 初回価格 | 1,078円 | ||||
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単品購入 | 10,956円 | 定期コース | 5,478円 |
返金保証 | 180日 | 初回価格 | 980円 | ||||
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単品購入 | 5,195円 | 定期コース | 4,557円 |
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