ミノキシジル外用薬は女性にも効くのか?
一般的に薄毛の治療薬と聞いてまず思い浮かべるのは医療機関でも処方される「プロペシア」ですが、残念ながら女性はプロペシアを使うことができません。
日本において薄毛治療薬として認められている医薬品はプロペシアとザガーロ、ミノキシジル配合のリアップシリーズのみ。しかしプロペシアとザガーロを使用できないため、厚生労働省から認可されている発毛成分で女性が使えるものはミノキシジルのみとなります。
しかしここでふと疑問。なぜプロペシアはダメでミノキシジルは大丈夫なのか?
女性が唯一使える発毛成分ミノキシジルにはどういった作用があって、どの程度効果的なのか詳しく見ていきましょう。
- 女性がプロペシアやザガーロを使えない理由
- ミノキシジルの作用
- ミノキシジルの具体的な効果
- 女性用のミノキシジルはなぜ濃度が低い?
- 女性に対するミノキシジルの副作用は?
- 女性が使えるミノキシジル外用薬の選択肢
女性がプロペシアやザガーロを使えない理由
ミノキシジルの説明をする前に、男性の薄毛の救世主であるプロペシアをなぜ女性が使えないのか簡単に説明しておきます。知っている人はスルーで。
プロペシアの主成分であるフィナステリドは本来、男性のみの病気である前立腺肥大症の治療薬。前立腺肥大症と男性型脱毛症(AGA)の原因物質はともに男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)であるため、フィナステリドは発毛剤としても使用されるようになりました。
プロペシアは男性ホルモンに強く働きかけるという性質上、男性に比べ10分の1以下の男性ホルモンしか持たない女性への効果は見込めず、また妊婦が使用すると胎児が男の子だった場合生殖器障害を起こす恐れがあるため女性のプロペシア使用は禁忌となっています。
2015年に認可されたザガーロ(成分:デュタステリド)もフィナステリド同様前立腺肥大症の治療薬として転用されたもので、作用も同質であることから女性は使えません。
…ちょっと不公平ですよね。
ミノキシジルの作用
ここからが本題。ミノキシジルの作用について説明します。
プロペシアは男性ホルモンに働きかけるという性質上女性は使用できませんが、ミノキシジルは元々が血圧を下げるための血管拡張剤。そのため男女問わず使用することができ女性の薄毛治療にも積極的に使われています。
とはいえ、本来高血圧の人に向けた血圧を下げる薬のミノキシジルでなぜ髪の毛が生えるのか不思議ですよね。
その理由は、血圧を下げるためにミノキシジルを服用した人の多くに「多毛症」という全身の毛が濃くなる副作用が見られたため。
この多毛症を主作用とすると、「血圧を下げる」という本来の性質は副作用になります。その副作用をできるだけ軽減しつつ毛が生えるという効果を髪の毛のみに発現させる方法として頭皮に塗布する外用薬という形が取られました。
毛が生える具体的なメカニズム
そもそもなぜミノキシジルで毛が生えるのか?
この具体的なメカニズムについてはまだ解明されていない点もあるのですが、ある程度のことは分かってきています。
ミノキシジルは血管を広げる薬であるため、血流が良くなるのが一つの理由。
血流が悪いと頭皮に十分な酸素や栄養が行き渡りづらくなり、結果として髪の毛の成長を阻害してしまいます。しかしミノキシジルを使用することで血行が改善し頭皮や髪の毛に必要な酸素が栄養素が供給されるようになるのです。
ただしこれはあくまでもおまけの要素。
ミノキシジルの発毛効果は、毛根を包み込んでいる毛包に働きかけ成長因子を増やし、毛母細胞の分裂や増殖を促進させることで起こるとされています。
プロペシアやザガーロが薄毛の原因である男性ホルモンを減らし髪の毛を生やすのに対し、ミノキシジルは髪の毛の基となる部分に働きかけ力業で生やすといった印象か。だからこそ女性にも使えるんですけどね。
ミノキシジルの具体的な効果
女性に対するミノキシジルの効果というのは大正製薬のリアップリジェンヌ(旧リアップレディ)の臨床データを見てもらえば分かりやすいと思います。
大正製薬が臨床試験を行ったのはリアップリジェンヌの前身であるリアップレディですが、どちらもミノキシジル1%配合であるため効果は一緒になります。
6ヶ月の使用で1平方センチメートル当たり約15本増えたという結果。薄毛でない人の場合1平方センチメートルあたり120~150本ほど生えているとされている点を考えると15本というのは少ないように感じるかもしれません。
しかし髪の毛が1割増えれば見た目的に一定の改善が見られますし、同時に太い毛も増えるため数字以上の効果を実感できるのではないでしょうか。
また、ミノキシジル1%であれば15本でも、海外製の女性用外用薬はリアップリジェンヌの2倍となるミノキシジル2%が主流。そちらを使えば効果の上積みも望めるかと。
しかも海外製(アメリカ製)のミノキシジル外用薬は濃度が高いだけではなく価格も安いしね。
女性用のミノキシジルはなぜ濃度が低い?
多くの場合リアップやロゲインを始めとした頭皮に直接塗るミノキシジル外用薬は「男性用」と「女性用」に分かれており、また必ずと言っていいほど女性用のミノキシジル濃度は男性用に比べ明らかに低く抑えられています。
それはなぜなのか?
日本で唯一のミノキシジル外用薬である「リアップシリーズ」を例に取って見ると、男性用の場合主力商品はミノキシジル5%配合の「リアップX5プラス」。一応ミノキシジル1%のものもありますが、売れ筋は圧倒的にリアップX5プラスです。
一方で女性用のリアップである「リアップリジェンヌ」はミノキシジル濃度は1%。ミノキシジル外用薬の本場であるアメリカでも2%が主流になっています。
「女性の薄毛も深刻なんだからもっと濃いの出せよ!」
…と感じる方も多いかもしれませんが、これにはちゃんとした理由があります。
女性用のミノキシジルが少ない理由
一般的にミノキシジルの効果は男性より女性の方が高いと言われ、ゆえに男性用のように濃度を高めなくても十分な効果が期待できるというのが大きな理由。
男性の薄毛は遺伝という抗いがたい要素が強い上に男性ホルモンが多いため、ハゲようとする力に逆らって髪を生やすためにミノキシジルは最低でも5%は欲しいところ。一方で男性ほど原因が深刻でない女性の薄毛の場合、低濃度のミノキシジルでも十分な効果が期待できるのです。
そしてもう1つ女性用が低濃度である理由が副作用です。
女性に対するミノキシジルの副作用は?
男性に比べ色々とデリケートな女性は副作用が出やすいとされ、またミノキシジルがそもそも高血圧症の薬であることから、男性より貧血、低血圧になりがちな女性はあまり高濃度の商品を使うべきではありません。
加えてミノキシジルの副作用かつ主作用ともいえるものに全身の毛が濃く太くなる「多毛症」がありますから、ムダ毛も深刻な問題である女性の事情を考えればやはり低濃度になるのは仕方ないと言えるでしょう。
ただ、ミノキシジルの副作用の多くは内服薬のものであり、肌に直接塗布するミノキシジル外用薬の場合は塗ったところのかゆみやかぶれ、湿疹がほとんどなので、ちょっと神経質になりすぎている感もあります。
ここでリアップリジェンヌのデータをもう一度お借りしてみましょう。
これはミノキシジル1%のリアップリジェンヌを使った群と、ミノキシジルを含まないプラセボ(偽薬)を使った群での副作用の比較。
これを見てみると有意差は見当たらず、仮に出たとしても軽度の刺激感や皮膚炎程度であったと報告されています。
海外の女性用ミノキシジル外用薬には5%のものも存在することもあり、1%や2%くらいなら副作用の心配をする必要はほとんどないとみていいでしょう。
女性が使えるミノキシジル外用薬の選択肢
ミノキシジルは女性が唯一使える発毛剤ですが、では具体的にどういったせんたくしがあるのか?女性向けミノキシジル外用薬の選択肢は主に以下の3つ。
- リアップリジェンヌ
- 女性用ロゲイン
- フォリックスFR02
もう少し詳しく見てみると…
リアップリジェンヌ | 女性用ロゲイン | フォリックスFR02 | |
---|---|---|---|
内容量 | 60ml | 60ml | 60ml |
主要成分 | ミノキシジル1% | ミノキシジル2% | ミノキシジル2% アデノシン プロシアニジンB2 プロキャピル |
価格 | 4,000~5,000円 | 3,000円前後 | 3,750円 |
日本のリアップリジェンヌと本家ミノキシジル外用薬であるアメリアの女性用ロゲインはミノキシジルのみが主な成分。
一方、2017年になって発売されたアメリカのフォリックスFR02は資生堂の女性用育毛剤アデノバイタルの売りであるアデノシンや青リンゴのポリフェノール「プロシアニジンB2」など多くの育毛成分を配合しているのが特徴。
日本製にこだわるのであればリアップリジェンヌしか選択肢がありませんが、アメリカ製でも構わないのであれば成分的に優れている上に価格も安い女性用ロゲインやフォリックスFR02をおすすめします。どちらかというと新しいこともあって様々な面で進歩しているフォリックスFR02がベストか。
ただ、最近の育毛剤はかなり進歩してきており、マイナチュレやリジュンなどミノキシジルと比べてもそん色ない効果を発揮するものも存在します。
ミノキシジルの副作用への懸念がどうしても拭えないというのであれば、そちらを使った方がいいかもしれません。
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