女性の薄毛の原因はやっぱりストレス?
「最近髪が薄くなってきたんだけど、やっぱりストレスかなぁ…」
もはや通説…というより、むしろ常識になっている薄毛とストレスの関係。
ストレスは髪の毛の生育にとって完全な「悪」であり、非常に大きな影響を及ぼすと思っている方も多いと思います。ましてや女性は人間関係や家庭環境で大きなストレスを感じている人も多いのではないでしょうか?
女性の社会ん進出が一般的になるにつれ女性の薄毛も増加し、クローズアップされる機会が増えました。その理由のひとつと考えられるのがストレスの増大です。
ストレスが女性の髪の毛にどういった影響をどの程度与えるのか?また、それによる薄毛にどう立ち向かえばいいのかについてなど、髪の毛とストレスの関係について詳しく見ていきましょう。
ストレスでハゲると言われる理由は?
そもそもなぜストレスによって薄毛が引き起こされると考えられているのか?
ストレスが増えることによって薄毛の原因となりうるのは「ホルモンバランスの乱れ」「自律神経の乱れ」「血流の減少」といわれており、特に女性の場合はホルモンバランスの乱れは見逃せない要素となります。
ひとつずつ見ていきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンであるエストロゲンは髪の生育を促し美しい髪を作りだすのに重要な働きをします。
一方で男性ホルモンであるテストステロンは5αリダクターゼと結び付く事によって髪の生育を阻害するジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。男性の薄毛の原因のほとんどはこのDHTということになります。
「女だから男性ホルモンとか関係ない」と感じるかもしれませんが、ホルモンバランスが乱れ女性ホルモンが減ってしまうと、相対的に男性ホルモンが増えることになり女性であってもこれが薄毛の要因になりえるのです。
分かりやすく説明すると、これまで女性ホルモンと男性ホルモンの比率が「10:1」だったものが「5:1」になると、男性ホルモンの量は変わらなくても性ホルモン全体で見れば男性ホルモンの割合が増えますよね。
女性が分泌する男性ホルモンの量は男性の5~10%程度とされています。しかしこれはあくまでも平均的なもので、分泌量や女性ホルモンとの比率は個人差が大きく、またストレスを強く受けることでホルモンバランスが乱れ男性ホルモンが多く分泌されたりエストロゲンの量が減ったりといったことが起きるのです。
エストロゲンには薄毛の原因DHTの働きを阻害する作用があるため、これが旺盛に分泌されているうちは薄毛になることはほとんどないものの、ストレスでこれが減ってしまうとDHTが悪さを始めます。
男性と同じようにDHTの作用によって女性が薄毛になってしまうことを女性男性型脱毛症(FAGA)と呼ぶことも。
このストレスによるホルモンバランスの乱れ、もう少し掘り下げると自律神経が大きく関わっていることが分かってきます。
自律神経の乱れ
強いストレスによってホルモンバランスが崩れと自律神経まで乱れてしまうことがあります。
人間は過度なストレスを受けると自律神経が乱れてしまうことがあります。自律神経とは交感神経と副交感神経のバランスによって成り立っており、循環器や消化器などの内臓など正常な体の働きを調整・コントロールしています。
当然ここにはホルモンの分泌も含まれることに。
女性ホルモンと自律神経はどちらも視床下部によってコントロールされているとあって密接にかかわっており、女性ホルモンが減ると自律神経が乱れがちになりますし、その逆もまた然り。
つまり悪循環に陥ってしまう可能性があるのです。
特に40代以降の方は更年期によって女性ホルモンの分泌が大きく減ることになりますので、そこにストレスが加わると薄毛リスクは跳ね上がることに。
頭皮への血行が悪くなる
ストレスによって自律神経が乱れると緊張や興奮をもたらす交感神経が優位になりがち。そうなると血管が収縮している時間が長くなるため、頭皮への血行が悪くなることが考えられます。
頭皮への血流が悪くなると、髪の毛の成長に欠かせない酸素や栄養が行き渡りにくくなり、結果髪の毛にハリやコシが減少し髪の毛のボリュームがなくなってしまうことも。
育毛に対し昔ほど血行の重要性は叫ばれなくなったものの、頭皮への血流が悪い状態が髪の毛にとって好ましくないことは間違いありません。
ストレスによる髪の毛への影響は大きくない?
世間では「ストレスでハゲる」という話は一般的であり、ご自分の薄毛の原因をストレスと考える方は非常に多いのではないでしょうか。
しかし、本当にストレスで薄毛になってしまうのでしょうか?
結論から書けばストレスは乱れた日常生活や喫煙と同様に薄毛を引き起こす要因の1つでしかなく、ストレスのみが原因で薄毛になる事はまずありません。
ただ、ストレスが直接的に薄毛を引き起こすことは少なくても間接的に関わってくる事は十分に考えられます。
例えばストレスによってお酒の量が増えたとか、強い悩みで思うように眠れない、ドカ食いをしてしまうなどといった事が考えられ、ストレスが日常生活などに影響を及ぼし様々な薄毛の要因を満たすことにより髪が薄くなってしまうという事ならありえるでしょう。
円形脱毛症がストレスハゲ説の元凶?
女性の薄毛といえば全体的に薄くなってしまう「びまん性脱毛症」など、男性と同様にDHTが影響するFAGAが一般的になりつつあり、ストレスの影響は必ずしも大きくないという見方もあります。
そもそも「ストレスでハゲる」という考え方は円形脱毛症が元になっていると見られます。今でこそ薄毛の原因はDHTと断定されていますが、昔はホルモンによる薄毛も円形脱毛症も同じ「ハゲ」という考えだったのでしょう。
そしてその円形脱毛症は強いストレスで引き起こされると考えられれいたため、「ストレス=ハゲ」という図式ができあがったと推測されます。
しかし、今では円形脱毛症は自己免疫疾患であることが分かってきており、ストレスの影響はそれほど強くないことが明らかに。加えて一般的な薄毛の原因はDHTが大きなウエイトを占めることが突き止められたため「ストレス=ハゲ」は形骸化しているともいえます。
ただ、女性の薄毛にしろ円形脱毛症にしろストレスが一因であることは間違いなく、ストレスを低減できるのであればそれに越したことはありません。
ちなみに、一部分だけごそっと抜けてしまう円形脱毛症は治療薬もしっかりと存在するので、それが疑われる場合は病院を受診するようにしましょう。
ストレスで薄毛にならないためには
ストレスが女性の薄毛に与える影響は必ずしも大きいものではありません。しかしこれが引き金になって薄毛になってしまう可能性は捨てきれない上に、健康面や美容面においても多大な悪影響を与えますので、できる限りストレスを解消したいところ。
基本的には「ストレスを溜めない」「ストレスを上手に解消する」の2点が重要に。簡単な方法を挙げると…
友達と遊んで解消する
社会人になると学生の頃の友達などを遊ぶ機会が減ってしまうものですが、忙しい中でも仲の良い友人と会って話をするだけでもストレス解消になるはず。
ただ、女性は男性に比べコミュニケーション能力が高いので人間関係を通じてストレスを解消する能力に長けてはいるものの、その人間関係については男性同士に比べデリケートであるのも事実。それだけに対人関係が強いストレスになっている場合も。
本当の意味で気の置けない友人がいるのであれば、できる限り時間を作って会うようにしてみて下さい。
ちなみに私は友達はいません。
趣味に没頭する
ストレス解消法としてもっとも一般的なのが趣味に没頭し嫌なことを忘れること。
映画鑑賞でも読書でもウインドウショッピングでもなんでもいいので、心の底から楽しめる何かを持っているなら積極的に活用するべき。
ただし、スマホやPCなど目を酷使するものやギャンブルなどは別のストレスがかかる恐れがあるのでほどほどに。
生活・仕事環境を変える
日々感じるストレスの大半は職場や仕事、もしくは家庭でのもの。
それを変えることは簡単ではなく、転職や引っ越し、もしかしたら離婚が必要になる可能性すらあるものの、薄毛のみならず心身の不調を感じるほどの強いストレスであるなら、思い切った決断が必要になることも。
重要なのは変えることではなく、「いつでも変えられる」という余裕と心構えを持っておくこと。絶対に逃げられない状況だと感じてしまうとそのストレス度合いも大きくなってしまうからです。
仕事や家庭環境が大きく変わることになっても、生きてさえいればやり直しがきくこと忘れないで下さい。
ハゲとストレスの悪循環も
「女性の薄毛の主な原因はストレス」
確かに間違いではないものの、それは薄毛の要因の1つであり、ストレスのみが原因で薄毛になる事はあまり多くありません。
また、ストレス原因の多くは自分で意識することによりコントロール出来るので、「最近強いストレスで薄毛になっている気がする」と感じている方は今一度日常生活や食生活といった事を見直してみて下さい。
もっとも怖いのは過度のストレスによって薄毛になってしまった結果、それがさらなるストレスの原因になってしまう悪循環。
ストレスのコントロールが自分で行い、結果それが薄毛の改善に繋がるのであればそれに越したことはありません。しかしそれが難しい場合は自力にこだわらず育毛剤などの使用も検討するようにして下さい。
ストレスというのは難しいもので、自分では解消しているつもりでも逆に溜まっていた…なんてこともままあるから怖い。
薄毛改善はそれ専用のものに任せることで負担を軽減できることができるという点にも着目し、育毛グッズを上手に活用するようにしましょう。…まあ安いものではないので、使わずに済むならそれに越したことはありませんが。
効果の大きいおすすめ育毛剤は?
数ある女性用育毛剤の中において現在最もおすすめできるのが「ルルシア ルフレ」です。
約45種の成分が配合された育毛剤に加え40種の栄養素が凝縮された育毛サプリメントがセットになった女性用育毛剤初の商品。
体の内外からの育毛が期待できる点に加え、サプリメントが付いてなお他の女性用育毛剤と同レベルの価格を実現しているとあって登場以来高い人気を獲得しています。
初めて育毛剤を使う人はもちろん、他の育毛剤で効果を感じることができなかった人まで、薄毛に悩む女性すべてに使ってほしいと思える育毛剤、それがルルシア ルフレです。
返金保証 | 90日 | 初回価格 | 1,078円 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
単品購入 | 10,956円 | 定期コース | 5,478円 |
返金保証 | 180日 | 初回価格 | 980円 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
単品購入 | 5,195円 | 定期コース | 4,557円 |
あわせて読みたい関連記事
女性が使える効果の大きい発毛・育毛剤といえばミノキシジルタブレットとルグゼバイブが真っ先に挙げられます。この2つは共に世界で使われる内服薬とあってどちらも薄毛治療において非常に有用ですが、比べてみると一長一短であることが分かってきます。どっちがおすすめなのか…続きを読む
美しいスタイルを保つ事、手に入れる事は女性の悲願であり多くの女性が大なり小なりダイエットの取り組んでいると思います。しかし無理なダイエットは薄毛を引き起こします。ハゲずリバウンドしないダイエット法とは…続きを読む
最近自分が太ってきたせいもあってデブとハゲの関連性が気になっています。周囲を見渡すと男女問わず太った方に薄毛が多い印象を受け、実際デブは頭皮環境や栄養バランス、ホルモンバランスや糖尿病など髪の毛に様々な悪影響があります…続きを読む
女性用育毛剤の中でも特に人気のマイナチュレとベルタ育毛剤。薄毛に悩む女性の中にはこの2つの育毛剤のどちらを使おうか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?そんな人のためにマイナチュレとベルタ育毛剤を徹底的に比較してみたいと思います…続きを読む
男性の薄毛治療で真っ先に思い浮かぶのがプロペシア。男性の場合はAGAクリニックの第一選択薬になるほどポピュラーな発毛剤ですが、女性が使用しても問題なのでしょうか?答えはNOで、そこには女性が使ってはならない明確な理由があります…続きを読む
男性は女性の薄毛をどのくらい気にするのか?女性から見た男性の薄毛を調査した記事は多くありますが、逆の視点のものはほとんど目にしません。なので実際に私の周囲の男性に「薄毛の女性をどう思うか」聞いてみました…続きを読む
「最強の発毛剤」ともいわれるミノキシジルタブレット。男性には愛用者の多い発毛剤ですが、これは女性にも使えるのでしょうか?結論としては「使えなくはない」となるものの、効き目が強く女性には特に効果が顕著に出るとあって副作用など注意する点がいくつかあります…続きを読む
世界的に効果を認められた女性用育毛剤パントガールをさらに進化させたルグゼバイブ。パントガールとまったく同じ成分に加え高価な馬プラセンタとコロストラムを配合し、しかも価格はほぼ変わらないため高い注目を集めています。果たしてどれほどの効果が期待できるのか?…続きを読む
昔は「ハゲない」と思われていた女性も近年は薄毛が増えています。男性の場合薄毛の原因は遺伝によるものが大きいですが、女性はどうなのでしょうか?男性とは違う遺伝の仕組みから女性への薄毛の遺伝有無、対処法などを詳しく解説していきます…続きを読む
薄毛が気になり育毛剤を始めた、もしくはこれから始めようと考えている女性は「いつまで育毛剤を続ければいいんだろう?」と不安になっている方も多いと思います。治れば止めていいのか?使い続けなければならないのか?そんな女性の方々の育毛剤に対する不安を解消します…続きを読む
プロペシアを始めとしたフィナステリド内服薬やザガーロなどデュタステリド内服薬を使えない女性にとってミノキシジルは医学的に効果が実証されている発毛剤の中で唯一使えるものになります。日本ではリアップが有名ですが、効果や副作用はどうなのでしょうか?…続きを読む