アスタリフト育毛剤の効果はいかほど?

アスタリフト育毛剤

アスタリフトといえば富士フイルムが販売する化粧品で、アスタキサンチンの名を世に広めたことでも知られるブランド。そんなアスタリフトには育毛剤も存在し近年注目を集めています。

その名を「アスタリフト スカルプフォーカス エッセンス」といい、化粧品同様アスタキサンチンを配合している点が大きな特徴となっています。

この商品、元々は化粧品という分野のスカルプエッセンスとして販売していましたが、信頼性と効果を高めるために成分を追加し、2017年3月に医薬部外品の育毛剤としてリニューアルしたという経緯があります。

そんなアスタリフトの育毛剤について、成分や予想される効果、価格に至るまで詳しく見ていきたいと思います。

薄毛に悩む女性は増えている

近年女性の薄毛は増加傾向にあり、特に更年期を迎える40代以降になるとそれは顕著になってきます。

その背景には女性の社会進出が進んだことによるストレスの増大や生活習慣の乱れに加え、独身女性が増えたことによって外食や弁当など栄養バランスに問題がありそうな食生活も背景として考えられます。

そして、これらが引き起こすのがホルモンバランスの乱れ

女性の薄毛は男性のそれとは仕組みが若干異なり、男性の場合ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが増えることによって薄毛になりますが、女性の場合は女性ホルモンが減少することによって薄毛になってしまいます。

ストレスや生活習慣の乱れは太く艶やかで美しい髪の毛の成長を促す女性ホルモン「エストロゲン」の分泌を抑制してしまいます。しかし最も憂慮すべきは女性であれば必ず直面する更年期。

女性ホルモンの減少による薄毛

女性ホルモンの分泌のピークは20代で、30代から徐々に減少し始め、40代になると急激に減っていきます。

働き盛りの30代40代は仕事や家事、育児などのストレスによるホルモンの減少が、そして40代以降は更年期による女性ホルモンの減少と、女性の髪の毛を取り巻く環境は厳しいものになっているのです。

当サイトに訪れた女性も日々仕事や家事を頑張っている中で薄毛に直面してしまったのではないでしょうか?

アスタリフト スカルプフォーカス エッセンスの成分

では具体的にアスタリフト スカルプフォーカス エッセンスの成分を見てみます。

アスタリフト スカルプフォーカス エッセンス
有効成分
β-グリチルレチン酸
パントテニルエチルエーテル
ニコチン酸アミド

その他の成分
コラーゲン・トリペプチド F
水溶性コラーゲン液
アスタキサンチン液
N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン
センブリエキス
ニンジンエキス
ビワ葉エキス
シャクヤクエキス
ホップエキス
ヒアルロン酸Na-2
リン酸L-アスコルビルマグネシウム
天然ビタミンE
大豆リン脂質
濃グリセリン
BG
N-ラウロイルサルコシンイソプロピル
N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル)
オレイルアルコール
2-デシルテトラデカノール
モノイソステアリン酸ポリグリセリル
モノオレイン酸ポリグリセリル
ショ糖脂肪酸エステル
POE水添ヒマシ油
グリセリン
安息香酸ナトリウム
フェノキシエタノール
メチルパラベン
精製水
pH調整剤

以前は化粧品であったため有効成分というくくりはなかったものの、医薬部外品の育毛剤を名乗るには厚生労働省に認可されている有効成分を一定量配合する必要があるため、リニューアルに際し「β-グリチルレチン酸」「パントテニルエチルエーテル」「ニコチン酸アミド」の3種を有効成分としています。

これら有効成分の特徴を簡単に見てみると…

■β-グリチルレチン酸

多くの育毛剤の有効成分として使用される「グリチルリチン酸ジカリウム」と同様に、漢方薬でも使用される甘草(カンゾウ)の根などから抽出される成分。

抗炎症作用や消炎作用に優れ、頭皮のフケやかゆみ、炎症による抜け毛を防ぐ効果が期待できます。

■パントテニルエチルエーテル

パントテニルエチルエーテルはビタミンB群のひとつで、抗炎症作用により頭皮環境を整える効果が期待できます。同じくビタミンBの1つであるパントテン酸と名前が似ていますが、まったく別の成分。

毛母細胞を活性化し髪の毛の成長を促す効果もあります。

■ニコチン酸アミド

ニコチン酸アミドはパントテニルエチルエーテル同様ビタミンB群の一種で、B3のナイアシンの1つ。タバコに含まれるニコチンとは関係ありません。

育毛剤としての歴史は比較的古いこともあって多くの育毛剤に使用されている実績のある成分のひとつ。主な作用として血行促進効果が挙げられ、酸素や栄養を頭皮に届ける効果が期待できます。


育毛剤の核ともいえる3種の有効成分に関してはこんな感じです。

基本的には抗炎症作用や血行促進など、髪の毛を成長させる上で重要になる土台としての頭皮の環境を改善するものと思っておけば間違いないでしょう。

アスタリフト育毛剤のその他の成分

アスタリフト スカルプフォーカスエッセンスの成分

基本的に有効成分は数十種程度から選ぶことになるので、どの育毛剤も似たり寄ったりになる傾向があります。そのため各社が力を入れる「その他の成分」は商品の特徴を反映する重要な要素。

アスタリフト スカルプフォーカス エッセンスのその他の成分の中で特に注目したい成分をいくつかピックアップし紹介しましょう。

■アスタキサンチン

アスタリフトといえば「アスタキサンチン」。スキンケア用の化粧品同様アスタリフト スカルプフォーカス エッセンスにはアスタキサンチンが含まれています。

顔の肌はもちろん頭皮や髪の毛など全身に至るまで、人間の体というのは細胞で構成されています。その細胞を酸化・変質させてしまうのが「活性酸素」で、その活性酸素を除去する力に優れるのがアスタキサンチンです。

人間の体では常に活性酸素が作られていて、当たり前のように行っている呼吸で取り込む酸素の2%程度は活性酸素になるとされています。

この活性酸素は適量であれば体に入ってくる細菌などを除去する免疫機能を担うものの、増えすぎると正常な細胞を酸化させ老化を促進させてしまいます。

これを防いでくれるのがビタミンCやビタミンE、リコピン、βカロテンなどの抗酸化物質で、その中でも最強の力を持っているのがアスタキサンチンなのです。

活性酸素は全身の細胞に影響を及ぼすため、髪の毛の元となる毛乳頭細胞や毛母細胞にもダメージを与え薄毛を引き起こすと考えられています。

紅鮭のようにアスタキサンチンを豊富に含む食品を食べることも効果的ですが、経口摂取では頭皮に作用する量は限られてしまうため、育毛剤によって直接頭皮の活性酸素を除去し薄毛を改善させようという考えは理にかなっています。

今現在アスタキサンチンを配合した育毛剤は私が知る限りアスタリフト スカルプフォーカス エッセンスのみ。そういった意味でも貴重な存在。

また、アスタリフトのアスタキサンチンは富士フイルムの技術によりナノ化しているため、浸透力も抜群という特徴もあります。

■コラーゲン・トリペプチドF

コラーゲンは化粧品に多く使用されるたんぱく質の1種で、高い保湿効果が期待できるものですが、分子量約10万と大きく浸透しにくいという特徴もあります。

それを小さく分解し浸透しやすくものがコラーゲントリペプチド。角質層の奥まで浸透することによってしっかりとした保湿効果が期待できます。

■天然ビタミンE

ビタミンEはアスタキサンチン同様抗酸化作用を持つ成分とあって、育毛剤や化粧品にも広く使用されています。

しかし、育毛剤に使われるビタミンEは「酢酸DL-α-トコフェロール」という合成ビタミンE。これはいわゆる「旧表示指定成分」であるため毒性に不安を抱いている人も少なくありません。

結論から言えば酢酸DL-α-トコフェロールに懸念されるような毒性はありませんが、天然のビタミンEとどちらが良いかと問われれば、やっぱり天然になりますよね。

どれほどの育毛効果が期待できる?

アスタキサンチンが多くな特徴のアスタリフト スカルプフォーカス エッセンスですが、具体的に女性の薄毛にどの程度の効果が見込めるのでしょうか?

まず、誤解なきよう最初に書いておきますが、育毛剤というのは「強力に髪の毛を生やす」という性質のものではなく、自身の髪の毛を生やそうとする力をサポートするという性格のものです。

そのため「絶対に効果がある」とは口が裂けても言えず、薄毛が改善する人が大勢いる一方で「効果がない」という人も存在するなど、個人差が大きくなります。

それを踏まえてアスタリフト育毛剤を評価するなら、「やや異質ながらアスタキサンチンの効果に期待したい育毛剤」といったところでしょうか。

というのも、このアスタリフト スカルプフォーカス エッセンス、女性用育毛剤として絶大な人気を誇るマイナチュレベルタ育毛剤に比べると成分の数が明確に少ないのです。

成分の数が多いほうが良いとは必ずしも言えないものの、万人に対する効果を考えるのであれば成分は多いほうが良いと考えられます。

ただ、ナノ化したアスタキサンチンを配合している育毛剤はアスタリフト以外に見当たらないという唯一無二の存在で、化粧品での実績も考慮すると大化けする可能性も十分あります。

育毛剤としてリニューアルしてまだ日が浅いこともあり、十分な口コミや実績が集まっておらず未知数な部分も多いながら、「育毛剤にアスタキサンチン」という新しいトレンドを作り出す可能性を秘めています。

アスタキサンチンの強力な抗酸化作用が活性酸素の除去に大きく貢献することを考えると、以下のような生活習慣があり活性酸素が増えている可能性のある人により効果的と考えられます。

  • 過度なストレスを感じている
  • 野菜や果物などの摂取が不足気味
  • タバコを吸う
  • そこそこお酒を飲む
  • 外での活動が多く紫外線を浴びている時間が長い
  • 比較的激しい運動をしている

こういった点に当てはまる人はアスタリフトの育毛剤の使用を検討してみてもいいのではないでしょうか。

副作用の心配はないのか?

アスタリフト育毛剤の副作用

育毛剤を使う上でどうしても気になるのが副作用。アスタリフト スカルプフォーカス エッセンスの副作用に懸念を抱いている人もいるのではないでしょうか?

基本的に医薬部外品というのは医薬品と異なり副作用のリスクはほとんどなく、アスタリフトの育毛剤も例外ではありません。

成分的にも自然由来のものが多く、ましてやスキンケア商品として定評のあるアスタリフトブランドですから、副作用のリスクは化粧品とほぼ同等とみていいでしょう。

ただ、肌が敏感な人などはかゆみやかぶれといった何らかの症状が出る可能性もゼロではありません。この辺も化粧品と同じですね。

残念なのはこういった相性の問題が発生した時に全額返金保証が存在しないことでしょうか。これについては後述します。

アスタリフト スカルプフォーカス エッセンスの価格

次に、多くの人が気になっているであろう価格について触れておきます。

アスタリフト スカルプフォーカス エッセンスには単品購入と定期コースが存在し、それぞれの価格は以下のようになっています。すべて税込。

商品名 送料 価格
単品購入 無料 6,156円
定期購入 無料 5,540円
(2019年1月現在)  

価格的にはマイナチュレやベルタ育毛剤より少し高いものの、アスタリフトの場合内容量が150mlと多めとあって2ヶ月間使えるという大きなメリットがあります。

マイナチュレが1本約1ヶ月、ベルタ育毛剤は約2週間という点を考慮すると、アスタリフトの価格は実質半額のようなもの。これは非常に大きな意味を持ちます。

ちょっとお高めなイメージのあるアスタリフトにおいて1ヶ月3,000円程度で使用できるというのは魅力的と感じる私は貧乏性だから?

ただし、多めとはいってもアスタリフト スカルプフォーカス エッセンスが150mlなのに対し一般的な育毛剤は100~120ml。使い方次第ではあるものの2ヶ月使用するにはちびちび使う必要があるのも確か。

全額返金保証がないのはマイナス点

一方、他の育毛剤に比べアスタリフト スカルプフォーカス エッセンスの明確なマイナス点として挙げられるのが「全額返金保証が無い」という点。

この全額返金保証とはネットを中心に販売している育毛剤のほとんどに設定されているもので、一般的に30~60日の間であれば理由にかかわらず商品代金を返金するという制度。

育毛剤は最低3ヶ月は使い続けないと効果が実感できないため、この期間で効果の有無を判断することはできないものの、前述のように肌に合わないなどのトラブルがあった場合の強い味方になってくれます。

アスタリフトにきこれがないのは非常に痛い。

というのも、女性用育毛剤は男性用に比べ返金保証を長めに設定する傾向にあり、中でも屈指の人気を誇るマイナチュレは180日間で最大6本を対象に全額返金保証に応じるという超太っ腹な制度を敷いているから。

アスタリフトの最大のライバルになるであろうマイナチュレとこれだけ差が開いているというのは大きなマイナスと言わざるを得ません。

肌に合わなかった人のために、せめて30日間でも設定してくれたら…

アスタキサンチンに実績がない点に注意

アスタリフト スカルプフォーカス エッセンスの売りであるアスタキサンチンに育毛や発毛実績が一切存在しない点も気になります。

アスタキサンチンは最強レベルの抗酸化物質である点は疑いようがないものの、それで薄毛が改善するかどうかはまったくの別問題なのです。

というのも、ビタミンCやビタミンE、リコピンやβカロテンなど抗酸化作用を持つ物質は数あれど、そういったものをっ頭皮に塗って髪の毛が生えたというデータは一切存在しません。当然ながらアスタキサンチンも同様。

紫外線などによって活性酸素が生み出され、それが確実に悪影響を及ぼす肌に対してならアスタキサンチンは効果的でしょうが、活性酸素が薄毛を引き起こすというデータや根拠はないため抗酸化物質の髪への効果は未知数なのです。

なんというか…「高い抗酸化力を持つアスタキサンチンは薄毛にも効果がありそう」という雰囲気だけで配合している感は否めません。

女性の薄毛の原因は女性ホルモンの減少や、それによって相対的に増える男性ホルモンが原因である場合がほとんど。アスタキサンチンがホルモンに影響をあたることはないことを考えると、過度な期待は禁物なのかもしれません。

マイナチュレと比べてどっちが良い?

アスタリフトとマイナチュレ

ここまで富士フイルムのアスタリフトについて様々な視点から見てきましたが、「ぶっちゃけマイナチュレと比べてどっちが良いの?」と思っている女性も多いのでは?

ハッキリ言ってしまえばサービス面でアスタリフトがマイナチュレに勝っている点はほとんどありません。価格しかり全額返金保証しかり。あえて言うならマイナチュレ120mlに対してアスタリフト150mlという内容量と、2ヶ月使用できるという点くらいか。

育毛剤としての実績に関してもマイナチュレの方が遥かに上。目に見える形としてはアスタリフトのほうが劣っていると言わざるを得ないでしょう。

要は「アスタキサンチンにどれほどの価値を見出せるか」にかかっている。

もし私が「どっち使う?」と問われれば、「まずはマイナチュレを使って、あまり効果を感じなかったらアスタリフトに乗り換える」と答えます。

まずは実績があってサービスが充実しているものから使用するのが鉄則であり、それでダメだったら革新的なものを検討するというのが理に適っているのではないでしょうか。

アスタリフト育毛剤の総評・まとめ

アスタリフト スカルプフォーカス エッセンスについて長々と書いてきましたが、どういった商品か何となく掴んでいただけたでしょうか?

強力な抗酸化作用を持つアスタキサンチンを配合した稀有な育毛剤で、他の商品とは違うアプローチで薄毛に働きかけるという特徴を持ち、1本で2ヶ月使えるのも大きなメリットです。

一方で成分の数が少なかったり全額返金保証が設定されていなかったり、またアスタキサンチンが育毛剤としての実績に乏しかったりとそれなりのデメリットが存在するのも事実。

今現在化粧品のアスタリフトを使っているという人であれば、肌に合わないなどのトラブルが出る可能性は低くなりますから安心して使用できますが、アスタリフト関連の商品を使用したことがなく育毛剤も初めてという場合は少し注意が必要かもしれません。

育毛剤入門としては価格が安く全額返金保証も充実しているマイナチュレの方が適している気もしなくはないですが、アスタリフトというブランドやアスタキサンチンは大きな魅力ですよね。

アスタキサンチンの作用が大きな特徴と従来の育毛剤とはアプローチが異なるため、他の育毛剤で効果が出なかったという人は使用を検討してもいいかも。

ただし、前述したようにアスタキサンチンが育毛に効果があるという根拠が皆無なのも確か。

現在は育毛根拠がしっかりしているリデンシルを配合した女性用育毛剤リジュンや、育毛サプリメントが付いているルルシアが登場し、アスタリフトの革新性は薄れている印象が強い。

アスタリフト スカルプフォーカス エッセンスはアスタキサンチンに強い思い入れがある人向けの商品ということになるでしょうか。

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