薄毛が気になる女性の正しいシャンプーの選び方

シャンプーの選び方

「あれ、最近髪の毛が薄くなってきた?」

男性のものと思われがちな薄毛ですが、近年は女性の社会進出により生活習慣や食生活が乱れ、それらに伴って女性の薄毛が急増しています。

特に女性ホルモンが減少しだす30代以降は薄毛が増加する傾向にあり、更年期を迎える40代になると顕著になってきます。まだまだ若いと思われる30代40代の女性が薄毛に悩むケースが非常に増えているのです。

そういった場合、可能であれば生活習慣を見直すことがベストですが、忙しい現代の女性ではなかなかそうもいきません。であれば育毛剤の使用が最も手っ取り早いものの、価格や敷居の高さから「だからといって育毛剤はちょっと…」と敬遠してしまう方も多いでしょう。

そうなると毛髪ケアとして最も身近で、かつ費用も抑えられるシャンプーを見直すことが育毛への第一歩となるでしょう。ここでは薄毛に悩む女性に知っておいて欲しい正しいシャンプーの選び方を取り上げてみたいと思います。

間違ったシャンプー選びが薄毛を進行させる?

シャンプー選び…とはいっても、多くの女性はドラッグストアやスーパーなどで売られている市販の有名なシャンプーを使っていることでしょう。ラックスやエッセンシャル、パンテーンなどがそれにあたります。

TVでCMをバンバン流し雑誌などでも大きく紹介されている有名シャンプーは髪や頭皮に良さそうな印象を与えますが、現実はそうではありません。

多大な広告費を使っているにも関わらず数百円で買えるそれらのシャンプーの中身は非常に安価に作られており、そのほとんどは石油系(高級アルコール系)の洗浄成分とシリコンを使い、添加物もてんこ盛りです。

特に石油系の洗浄成分は強すぎる洗浄力により頭皮の保護を担っている皮脂を過剰に取り去ってしまい、頭皮環境を悪化させます。

また、強い洗浄効果がある石油系の界面活性剤は髪の毛にキシキシゴワゴワ感を与えます。それを隠しサラサラ感を演出するために配合されるのがシリコン。

シリコンは髪の毛のボリュームを抑えサラッとした指通りを実現しますが、薄毛女性にとっては髪の毛の薄さを際立たせてしまう結果に。またシリコンは毛穴を塞ぎ髪の毛の成長を阻害する懸念も存在するなどデメリットも多くなっています。

女性の薄毛は生活習慣の乱れなどによってホルモンバランスが崩れたり頭皮環境が悪化したりして引き起こされ、男性に比べ皮脂の分泌量が少ない女性の頭皮環境の悪化は思った以上に深刻。

それだけに薄毛に悩む女性のシャンプー選びは慎重に行う必要があるのです。薄毛の改善を考えるなら正しいシャンプーの選び方を身に付けておくべきでしょう。

■市販のシャンプーの多くは石油系洗浄成分でシリコンなどの添加物が多い
■頭皮環境が悪化しやすい女性は特にシャンプー選びの注意する

薄毛改善にどんなシャンプーを選べばいいのか

シャンプーの選び方

では、薄毛に悩む女性は具体的にどういった基準でシャンプーを選べばいいのか?

薄毛や頭皮環境の改善を第一に考えた場合、シャンプー選びの基本は「アミノ酸系洗浄成分」と「ノンシリコン」です。

ただし、育毛シャンプーとして考えるとそれは最低条件であると心得てください。本当に髪の毛のことを考えたシャンプーには多くのスカルプケア成分や天然由来成分が配合されているからです。

  • アミノ酸系洗浄成分
  • ノンシリコン
  • スカルプケア成分

育毛を考えた場合、この3つが重要になってきます。

特にスカルプケア成分は商品によって大きく異なり、多いものは育毛剤にも使われるような成分を20種以上配合していることも。シャンプーの性格を決める上で特に重要な要素なのです。

これらを踏まえ、一つずつ掘り下げて解説してみましょう。

アミノ酸系洗浄成分は絶対条件

アミノ酸系洗浄成分のシャンプーがおすすめ

アミノ酸系の洗浄成分は石油系や高級アルコール系とは異なり洗浄力がマイルドで、頭皮の皮脂を過剰に取り去ってしまうことを防ぎます。

つい一昔前までは頭皮の皮脂というのは悪者でした。皮脂が毛穴を塞ぐことによって抜け毛が増えたり髪の毛が細くなってしまったりすると考えられていたから。

しかしそういった考えは間違いであった…というのが分かってきます。

頭皮に限らず皮膚というのは表面に厚さ約0.02mmの角質層があり、これが外部からの刺激や細菌の侵入などを防ぐと共に、肌内部の水分の蒸発も防いでいます。そしてそういった働きに欠かせないのが皮脂なのです。

頭皮から皮脂を取り去ってしまうとバリアとしての機能が弱まり、頭皮の炎症やかゆみを引き起こすと共に、真皮の水分も蒸発しやすくなりさらなる乾燥を招いてしまいます。

髪の毛の土台となる頭皮の環境悪化は髪にも悪影響を及ぼすのは想像に難くありませんよね。

界面活性剤が頭皮の状況を決める

頭皮に取って最低限の量が必要な皮脂。これを奪い去ってしまう状況というのが入浴時などの洗髪。頭皮環境維持のために2~3日に1回しか頭を洗わない人も散見されるくらいですからね。

前述した通り数百円で購入できる市販のシャンプーは「ラウリル硫酸Na」や「ラウレス硫酸Na」といった洗浄力が強い高級アルコール系(石油系)界面活性剤(洗浄成分)を使用しており、皮脂を過剰に奪ってしまいます。

一方、アミノ酸系の界面活性剤はマイルドな洗い上がりで皮脂をある程度残すのが特徴。人によってはさっぱり感に欠けるという印象を持つ場合もありますが、頭皮や髪にとってはこれが理想なのです。

また、アミノ酸は髪や頭皮はもちろん人間の体を作っているたんぱく質の元となる成分のため肌との親和性が高く、そういった面でも頭皮や髪に優しい洗浄成分。

アミノ酸系の界面活性剤は高価であることから安価なシャンプーに配合することは難しいものの、安さを追求しないある程度の価格以上のシャンプーは髪や頭皮のことを考えアミノ酸系洗浄成分を採用しています。

シリコンは悪者なのか?

ノンシリコンシャンプーを選ぶ

そして何かと悪者にされがちな「シリコン」について。

シリコンがシャンプーに入っていると髪がコーティングされ“きしみ”や“ごわつき”を抑えてくれるので、強すぎる洗浄力で髪や頭皮を傷める石油系洗浄成分の粗を隠すのに役立っています。

たまに「ノンシリコン」だけを売りにして洗浄成分は石油系のシャンプーなどがあります。そういったシャンプーが洗い上がりにゴワゴワすると言われる理由はそこにあるのです。

そう、シリコンは髪の毛がツヤツヤサラサラにする成分であるため、ボリュームやダメージに悩む女性にとってはありがたいもの。

しかし、シリコンは頭皮に残りやすい特徴があり、それがフケやかゆみなど頭皮環境の悪化に繋がる場合があるのです。

理想はシリコンを使わず、かつ髪の毛がキシキシゴワゴワしないこと。その条件として挙げられるのがマイルドな洗浄成分…つまりアミノ酸系洗浄成分に繋がってきます。>頭皮や髪を第一に考えたシャンプーはここにこだわって作られています。

アミノ酸系洗浄成分が使われているシャンプーのほとんどはノンシリコンであるため、アミノ酸系のシャンプーを選ぶのであればシリコンについては特に心配する必要はないでしょう。

■シリコンが演出するツヤツヤサラサラは“まやかし”
■薄毛改善に繋がるシャンプーの最低条件はアミノ酸系とノンシリコン

理想は多くの育毛成分を配合したシャンプー

育毛シャンプーのスカルプケア成分

スカルプケアシャンプーにとってアミノ酸系洗浄成分とノンシリコンは最低条件。そのうえで商品の性格を決めるのが配合されているスカルプケア成分です。

市販の安いシャンプーに比べれば、アミノ酸系洗浄成分とノンシリコンにより頭皮環境は概ね守られますが、スカルプケア成分が入っていることでさらなる相乗効果が望めます。

とはいえ一口にスカルプケア成分といって種類は豊富で効果も様々。代表的なものを挙げると多くの育毛剤に使われているグリチルリチン酸ジカリウムやセンブリエキス、ニンジンエキスなどが挙げられるでしょうか。

保湿効果、抗炎症作用、抗菌作用、血行促進作用などを持つ成分が多く、頭皮環境のさらなる改善に寄与してくれるはず。中にはキャピキシルやリデンシルといった強力な育毛効果を持つ成分を配合したものも存在します。

どういった成分がどう良いのかについては説明しきれないので、それぞれの公式サイトなどで確認してみてください。

おすすめのシャンプー「育毛特化編」

アミノ酸系洗浄成分とノンシリコンのシャンプーは様々あり、それぞれが色々な特徴を備えていますが、それらをいくつも紹介すると長くなってしまうので、ここでは「育毛特化」と「価格特化」に絞り2つのシャンプーを紹介します。

haru kurokamiスカルプ まずは育毛に特化したシャンプーである「haru kurokamiスカルプ」。

haru kurokamiスカルプはアミノ酸系洗浄成分とノンシリコンという最低条件に加え、20種以上の天然由来スカルプケア成分が配合されているのが特徴。

しかもその中には発毛成分として世界中で認可・使用されているミノキシジルの3倍の育毛効果があるとして一躍有名になったキャピキシルも含まれています。

加えて内容量400mlで2,880円という価格は育毛シャンプーとしては安価。さらにオールインワンシャンプーということでリンスやコンディショナーいらず。

キャピキシル配合であるうえにコストパフォーマンス抜群とあって、女性用にもかかわらず薄毛に悩む男性にも人気となっています。

シャンプー選びに迷ったらとりあえずこれを使っておけば間違いありません。

haru kurokamiスカルプの詳細

おすすめのシャンプー「価格特化編」

ラフィーの詰め替え用 一方、アミノ酸系洗浄成分とノンシリコンのシャンプーを安く使いたいという場合のおすすめは「ラフィーシャンプー」。

これは詰め替え用がメインの商品となっており、単品での購入で1000mlが4,800円。トリートメントとのセットであればシャンプー1000mlとトリートメント1000mlで7,200円で1つあたりの単価は3,600円に。

上で紹介したコストパフォーマンスに優れるharu kurokamiスカルプ、マイナチュレシャンプーですら4000mlで3,000円近くすることを考えれば、ラフィーの安さを実感してもらえると思います。

一般的なアミノ酸系ノンシリコンのシャンプーでも300~400mlで3,000~4,000円しますから、半額以下で使えるといった印象でしょうか。

1000mlあれば試用期間は4~6ヶ月。一応ボトル入り(300ml)も売られていますが明らかに割高になってしまうため、適当なシャンプーの空き容器や100円均一のボトルなどを利用し詰め替え用を購入するべき。

ただし、ラフィーシャンプーは確かにアミノ酸系洗浄成分とノンシリコンではあるものの、それ以外のスカルプケア成分に関しては他の商品に劣るのも確か。

髪の毛や頭皮に良いシャンプーの最低条件をクリアしたものを安く使いたいという人向けの商品になるでしょうか。薄毛具合によっては他の育毛シャンプーを検討してください。

ラフィーシャンプーの詳細

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