花粉症と薄毛の関係 症状放置でハゲる可能性

花粉症でハゲる?

花粉症でハゲるという噂をご存知ですか?

大量の鼻水やくしゃみ、目のかゆみなど非常に辛い花粉症。その花粉症がさらに薄毛を引き起こすと聞けば心穏やかではいられません。

「いやいや、全然関係ないだろ」と感じる方も多いと思いますが、実は花粉症と薄毛の関係は昔から指摘されていました。

一見なんの関係もなさそうな花粉症と薄毛。意外なその組み合わせと、なぜハゲの原因になりうるのか取り上げていきたいと思います。

花粉症による頭皮と炎症で痒みでハゲる

昔から花粉症と薄毛を関連付けていた理由の多くはアレルギーによって頭皮が炎症を起こし、これがハゲの原因になるというもの。

花粉症は体の免疫が花粉を異物と判断し過剰反応するアレルギー症状である事は広く知られており、これが鼻の中や目などに炎症を起こし痒みや鼻水、くしゃみなどの辛い症状引き起こします。

また花粉症は皮膚に炎症を起こす場合もあり、これが頭皮に広がると薄毛の原因になりうるのです。

育毛剤には様々な抗炎症作用を持った成分が含まれている事からも分かるように、頭皮の炎症というのは髪の毛の成長を阻害しますし、フケやかゆみの原因にもなります。

炎症に加えこの「痒み」も厄介。多くの人はかゆいと感じたら爪などを立てて掻きむしってしまうと思いますが、これは皮膚にダメージを与える事になるのです。

「髪の毛を洗う際は爪を立てずに指の腹で」なんて言われているように頭皮は非常に傷つきやすいもの。花粉症による炎症やかゆみによって爪を立て頭皮を掻いてしまうと、それでなくても炎症で弱っている頭皮をさらに傷つける事になり抜け毛の原因になってしまいます。

ですから、もし花粉症によって頭皮がかゆくなってもできるだけかきむしらず、どうしても我慢できない場合は指の腹でこするようにしてください。

■花粉症は頭皮に炎症を起こす場合があり頭皮環境を悪化させる
■炎症による痒みでかきむしってしまうと頭皮が傷付きさらにハゲる原因に

花粉症によって副腎機能が落ちてハゲる

今まで花粉症による薄毛の原因は上記の頭皮のアレルギー炎症によるものだと思われていたのですが、最近になってまた別の見方も出てきました。

それは花粉症によって副腎機能が低下し薄毛を引き起こすというもの。

元々副腎機能が弱い方、弱っている方は花粉症になりやすいといわれています。アレルギーなど過剰な免疫反応で炎症を起こした場合に、それを抑制するため副腎から分泌される「コルチゾール」などの副腎皮質ホルモンが関連するとも。

皮膚科で炎症を抑える薬を処方してもらうと、多くの場合「副腎皮質ホルモン」と書いてあると思います。それがまさにコルチゾールといったものなのです。

副腎機能が低下するとこのコルチゾールの分泌が減るので花粉症になりやすくなるのですが、実は花粉症によって鼻や喉に慢性的な炎症があると過剰なコルチゾールの分泌により副腎の機能が弱り分泌が落ちてしまうというのです。

コルチゾールは炎症を抑える効果の他にストレスをコントロールする効果もあり、副腎の機能が低下するとストレスから身を守るコルチゾールの分泌が減り薄毛の原因になってしまいます。

これに上記の頭皮の炎症も加われば決して無視できない問題と言えるでしょう。

■花粉症などによる炎症は副腎から分泌されるコルチゾールが抑えてくれる
■花粉症による鼻や喉の慢性的炎症は副腎機能を低下させストレスに弱くなる

AGAに直接的な影響はない

花粉症とAGAは関係ない

花粉症によって薄毛が引き起こされる可能性があるものの、男性の薄毛の9割を占めるとされる男性型脱毛症(AGA)にも影響するのでしょうか?

結論から言えば「関係ない」となります。

AGAはジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンの影響で発症します。そしてこのDHTは、代表的な男性ホルモンであるテストステロンと、5αリダクターゼという酵素が結合して生み出されるもの。

このDHTはアレルギー症状との関連性はないため、花粉症によってAGAが引き起こされることも悪化することもありません。そういった意味では安心できるのではないでしょうか。

対応によってはAGAが悪化する場合も

とはいえ、注意してほしい点も。

確かに花粉症とAGAに関連性はありません。花粉症がどんなに悪化してもAGAによる薄毛が進行したり発症したりすることはないでしょう。

ただし、アレルギーによって頭皮の炎症が悪化したり、かきむしったりすれば抜け毛が増える恐れはあります。

もちろんそれはAGAによる抜け毛ではないものの、花粉症を放置したり、何も考えず頭を掻いたりすることで、結果的に「悪化した」と感じるかもしれません。

花粉症とAGAは関係とはいえ、花粉症をしっかりと治療することが抜け毛予防に繋がる可能性があるのです。今ある髪の毛をできるだけ長生きさせたいのであれば、不安材料を減らしておくことも大事です。

花粉症でハゲないための対策

花粉症は頭皮の炎症や痒みに加え副腎機能の低下によってコルチゾールの分泌が減りストレスに弱くなってしまったりと薄毛の原因になりうるものです。

それを防ぐためには医療機関などで処方される花粉症対策の薬を飲み花粉症による炎症を抑える事が第一になります。

同時に家や部屋をしっかり掃除したり、毎日ちゃんと入浴し頭もしっかり洗うなど出来るだけ身の回りの花粉を減らす努力も必要になるでしょう。

市販薬でもアレグラなどが発売されていますが、市販薬や処方薬はどちらも60mgとなっている一方、個人輸入を用いると120mgのものが日本の60mgよりずっと安価に買えたりするので、これを知っている人、症状が酷い人の多くはこちらを利用しています。

抗炎症作用の成分が多く配合されている育毛剤の使用も非常に効果的なので、薄毛に悩んでいる方は花粉症による炎症を抑えるためにも育毛剤を使ってみるという手もあります。

それでなくても辛い花粉症。鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどに加えハゲてしまったらシャレにならないので、面倒くさがらずしっかり対処するようにして下さい。

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