若年層に多いAGA(男性型脱毛症)の原因や特徴

若い方の薄毛・ハゲの多くはAGA(男性型脱毛症)

加齢により人は体の様々な所が老化し、それは毛髪も例外ではありません。

個人差はあるものの40代を過ぎればハゲてはいなくてもある程度髪は細くなり本数も減ってくるものです。

しかし40代どころか30代、20代、早ければ10台後半にも薄毛の兆候が見られる方が存在し、実際私が高校生の頃の同級生に「ちょっと髪の毛やヤバイんだよね」と言っていた友人がいたのですが、30歳を前にして頭頂部の髪の毛がほとんど抜け落ちていました。

周りを見渡しても20代で薄くなりだしている方も散見され、明らかに加齢による薄毛とは違う事が伺われます。

薄毛に悩む日本人の多くは前のページでも取り上げた「加齢による薄毛」とAGA(男性型脱毛症)が原因で、ここではAGAについて詳しく取り上げていきます。

    目次
  1. AGAが引き起こされる原因
  2. AGAを引き起こす5αリダクターゼの発生原因は?
  3. DHTが増える理由は5αリダクターゼだけではない
  4. 喫煙
  5. 加齢によるテストステロンの減少
  6. AGAと他の薄毛を見分ける方法
  7. AGA以外の薄毛は?
  8. AGAの治療法は?
  9. 発毛剤以外の治療法は?
  10. 若い人の薄毛・ハゲの多くはAGA

AGAが引き起こされる原因

AGA(男性型脱毛症)は加齢による薄毛と混同されがちですが、AGAは「若年性脱毛症」とも呼ばれ加齢による薄毛とは原因からして異なります。

加齢による薄毛やハゲが年齢からくる毛根などの衰えによるものなのに対し、AGAは象徴的な男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結び付く事によって生まれるジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンが毛乳頭にあるアンドロゲンレセプターという受容体と結合し脱毛を引き起こす「TGF-β」が増え発毛が阻害されてしまう事が原因とされています。

…なんだかややこしいですね。

要はAGAを引き起こす最大の要因は発毛を阻害するジヒドロテストステロン(DHT)が生み出される事であり、AGAの治療はDHTを生み出す5αリダクターゼの発生を抑える事が発毛を促進するという考え方になります。

AGAを引き起こす5αリダクターゼの発生原因は?

ではこの憎憎しい5αリダクターゼ、どういった原因で発生するのでしょう?

一説には食生活や生活の乱れ、過度なストレスといったものが原因で5αリダクターゼの分泌が促進されるとも言われていますが、実際にはハッキリとした原因は分かっておらず「食生活、ストレスが原因かも」というレベルのようです。

一方で5αリダクターゼの分泌量は遺伝的な要因が強い事は分かっておりますが、「遺伝だから」と言われてしまうと手の打ちようがありません。

ただ現在はこの5αリダクターゼの働きを抑制する研究も盛んに行われており、「プロペシア」に代表される効果の実証された医薬品も出てきております。

AGAの詳しい治療法はこちらで詳しく紹介していますので、興味のある方は覗いてみて下さい。

DHTが増える理由は5αリダクターゼだけではない

男性の代表的な薄毛であるAGAは5αリダクターゼとテストステロンが結びついて生み出されるDHTが主な原因であるため、医学的にはこの5αリダクターゼの働きを阻害するのが治療のスタンダードになっています。

しかし、DHTが生み出される原因は他にも考えられます。

喫煙

薄毛の要因として生活習慣などが取りざたされることも多いですが、その中でも直接AGAに関わりがあるとされるのがタバコです。

以前発表された米ハーバード大学での1000人超を対象にした研究では、タバコを吸う人と吸わない人の体内のDHT量を調べた結果、喫煙者はそうでない人に比べDHT濃度が平均13%も高かったことが示されています。

なぜタバコを吸うとAGAの原因であるDHTが増えてしまうのか、そのメカニズムを解明するまでには至っていないものの、確実なのは喫煙が薄毛を誘発するという事実。

5αリダクターゼが増えるとか活発になるとかではなく、直接的な原因であるDHTが増えるというあたりにタバコの恐ろしさを感じます。

加齢によるテストステロンの減少

薄毛の原因は男性ホルモンであるテストステロンが関わっていると思っている人は多数いると思われ、そう書いているサイトなども散見されます。しかしテストステロンは薄毛を引き起こすどころか、むしろ男性らしい太く丈夫な髪の毛を作り出しているとされます。

このテストステロンは20代をピークに減少に転じるため、加齢とともに髪の毛がやせ細っていく一因なのではないかという見方があります。

また、加齢によって減少を続ける男性ホルモンを補うために、AGAの原因である男性ホルモンDHTの生成が促され、結果髪の毛が薄くなってしまうのではないかという説も。

今のところこの考えに医学的な根拠はないものの、加齢によって髪の毛が薄くなる一方でヒゲや体毛が濃くなるという一連の現象を考えると、体毛を濃くする作用や髪の毛の成長を阻害する作用があるDHTが増えていると考えるのが自然です。

仮にDHTの量は増えなくても、テストステロンの量が減れば相対的にDHTの割合が増えハゲる…そういう考え方もできるかと。


医学的に証明されたわけではないものの、上記以外にもDHTを増やす要因は食生活の乱れなど生活習慣にも潜んでいる可能性は十分にあると推測されます。

規則正しい生活、バランスの取れた食生活が良いことは誰しもが理解しているとは思いますが…これを実践するのは至難の業でもあるんですよね…

AGAと他の薄毛を見分ける方法

薄毛と一口に言っても男性型脱毛症(AGA)とその他のものが存在しますが、これを見分ける方法はあるのでしょうか?

結論から言えば薄毛に知識のない人でもほぼ見分けることが可能。「100%判別できる」とまでは言い切れませんが、AGAのハゲ方には大きな特徴があるからです。

AGAの特徴

AGAの場合、額の生え際や剃り込み部分から薄毛になるケースが最も多く、正面から見るとM字のようにハゲていくことから「M字ハゲ」とも呼ばれます。ドラゴンボールのベジータを想像してもらえば分かりやすいか。

次いで多いのが頭頂部から薄毛なっていくパターン。正面から見るとハゲていないのに、つむじ周辺やその少し上あたりの髪の毛が薄くなるため気付きにくいという特徴も。

「O字ハゲ」「てっぺんハゲ」「つむじハゲ」なんて呼ばれ方と共に、陰では「かっぱ」「ザビエル」と陰口を叩かれかねない、ちょっと悲しいやつです。

AGAは基本的にこのどちらかである場合がほとんど。女性のびまん性脱毛症のように髪の毛全体が満遍なく薄くなっていくというケースは稀なので、生え際や頭頂部から薄くなっていればAGAと思って間違いありません。

AGA以外の薄毛は?

AGA以外の薄毛として考えられるのは「円形脱毛症」や「脂漏性皮膚炎」による脱毛あたりが有力になるでしょうか。

円形脱毛症はその名の通り局所的に丸く髪の毛が抜けることが多く、大抵は10円玉、500円玉大くらいの大きさの範囲で綺麗に抜け、悪化するケースだとその範囲が広がったり複数できたりすることも。

そういったケースでは場所を選ばずまだらに、そして比較的短期間でごっそりと抜けるため、AGAとの違いは一目瞭然のはず。

一方で脂漏性皮膚炎など皮膚のトラブルで髪の毛が抜けてしまう場合、炎症がかなり悪化していると思われますので、頭皮の状態を見ればすぐにそれと分かるはず。

こちらもAGAと違い場所を選ばず症状が出る上に、多くの場合多量のフケなども確認できますので判別は容易かと。

男性の薄毛の9割はAGAといわれており、かつ特徴的なハゲ方をするので、異常を感じるほどの薄毛でない限りAGAと見るべきでしょう。

たまに生え際から頭頂部にかけて満遍なく抜けていく場合もありますが、AGAの影響は側頭部や後頭部の下の方の髪の毛には及びませんので、側頭部や後頭部の髪の毛の状態も判別の基準になります。

AGAの治療法は?

冒頭の方でも書いたようにAGAの治療はある程度確立されており、医療機関であればプロペシア(成分:フィナステリド)やザガーロ(成分:デュタステリド)という発毛剤が処方されます。

この2つは薄毛の原因であるDHTを作り出す5αリダクターゼの働きを阻害することによって薄毛の進行を食い止めたり、新たな髪の毛を生やしたりする効果が認められるもので、医療機関で正式に処方されるものはこの2つ以外に存在しません。

AGAを治療する強い効果がある一方で、男性ホルモンであるDHTを減少させるため性欲減退や勃起障害、射精障害などの副作用が出る可能性があるのは男性として気になるところではあるかと。

プロペシアとザガーロの効き目を比べると、より新しいザガーロの方が効果が期待できるものの、副作用も強めに出るという報告がある点も留意しておきましょう。

発毛剤以外の治療法は?

副作用のリスクがある発毛剤のを避けたい場合、まず選択肢に入るのが育毛剤

医薬部外品である育毛剤には医薬品であるプロペシアやザガーロのような副作用はなく、比較的緩やかに効いてくるという特徴があります。

かつて育毛剤というと胡散臭いイメージがありましたが、近年の育毛剤の進化は目覚ましく、リアップに使用される発毛成分ミノキシジルに匹敵するようなものも多数出てきています。

また、チャップアップイクオスのように高機能な育毛サプリメントもセットになっているものもあり、選択肢が非常に多いのも特徴。

単純な効き目という点においてはプロペシアやザガーロの方が実績やデータが揃ってはいるものの、副作用の心配をせず安全に使用したいのであれば、まずは育毛剤を使ってみて経過を観察するほうが良いのではないでしょうか。

若い人の薄毛・ハゲの多くはAGA(男性型脱毛症)

加齢とともに体が衰えるのと同様に、年を重ねれば髪の毛が細くなったり薄くなったりするのはある程度仕方がないもの。しかし20代30代で薄毛の兆候が現れるケースではAGAの可能性が非常に高くなります。

フケが多量に出る、頭皮に炎症を起こしている、10円玉大で局所的などの症状がない薄毛の場合、まずAGAと思って間違いないありません。進行を食い止める改善させるにはいち早い治療や対策が必要になります。

一応最後にAGAの原因や特徴をまとめますと…

  • ■AGAを引き起こす原因はジヒドロテストステロン(DHT)
  • ■ジヒドロテストステロン(DHT)を生み出すのが5αリダクターゼ
  • ■AGAは遺伝的な要素が強い
  • ■生え際もしくは頭頂部から薄毛になる
  • ■医学的にある程度治療法が確立されている

AGAは加齢による薄毛に比べ対処法や治療法がある程度確立されていますから、予算や生活などに合わせて適切な治療・対策を行いましょう。

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