女性がM字ハゲ? 原因と対処法を探る
女性の社会進出が増えたことによって強いストレスに晒されるとともに、生活習慣や食生活が乱れることによる薄毛が増加していますが、女性の場合男性のようなM字ハゲにはならないと思っていませんか?
実はそんなことはなく女性もM字ハゲになるんです。
女性の場合男性のように「M字から」「頭頂部から」といったような特定の部分から集中的にはげる薄毛ではなく、全体的に薄くなる「びまん性脱毛症」が一般的となっています。
しかし中には男性のようにM字部分や生え際からハゲていく場合も。
男性のハゲの象徴でもあるM字ハゲがなぜ女性にも起こるのか?その詳しい原因と治療法に迫ってみたいと思います。
女性がM字ハゲになる原因は?
なぜ女性が男性のようなM字ハゲになってしまうのか?
それは男性型脱毛症(AGA)と同じように男性ホルモンが影響する「女性男性型脱毛症(FAGA)」による薄毛というのが大きな理由。
前述したように女性の薄毛は全体的に薄くなるびまん性脱毛症がほとんどで、M字ハゲになることはあまりない考えられています。にもかかわらずM字ハゲになる原因として考えられる要素というのは…
■女性ホルモンの極端な減少と男性ホルモンの増加
男性ホルモンの増加や影響によって薄毛になるFAGAは女性の薄毛の中では少数派…と思いきや、実は女性の薄毛の中で最も多いことが分かっています。
女性の典型的な薄毛であるFAGAはホルモンバランスの乱れなどによって女性ホルモンであるエストロゲンが減少、相対的に男性ホルモンが増えることによって引き起こされます。
多くの場合髪の毛全体が薄くなる「びまん性脱毛症」になるものの、薄毛の原因となる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」が多く、かつエストロゲンが極端に少ないとM字ハゲになりやすいと考えられます。
M字ハゲの割合が最も多い男性のAGAと同様に、DHTによる影響が強まれば女性でもM字部分が薄くなるのは自然なことなのかもしれません。
■遺伝
薄毛の原因となるDHTは男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼという還元酵素が結びついて生成されます。
この5αリダクターゼの分泌量や感受性は遺伝によって決まるとされ、男性に比べれば少ないながら女性もテストステロンを分泌しているため、遺伝により5αリダクターゼが多かったり感受性が高かったりするとM字ハゲになる可能性が高まります。
髪を太く美しく成長させるエストロゲンにはDHTの生成を抑制する作用もあるため、エストロゲンが豊富に分泌されていれば影響は少なくなるはず。
しかし何らかの理由でホルモンバランスが乱れ女性ホルモンの分泌が減るとエストロゲンに対し相対的にDHTが増えることになりM字や生え際が薄くなりやすくなります。
こういった状況の中で遺伝的に5αリダクターゼの分泌量が多い、男性ホルモン受容体の感受性が高いと女性でもM字ハゲになりやすいと考えらえます。
■牽引性脱毛症
長い髪というのは女性の美しさを際立たせるものですが、スポーツや仕事では邪魔になるので後ろで縛ることが多くなるもの。
日常的かつ長時間髪の毛を縛っていると生え際に強いストレスがかかり続けることに。結果M字部分や生え際の抜け毛が増え薄くなってしまう「牽引性脱毛症」になってしまうことも。
可愛らしいという理由から行っていることも多いお団子ヘアも牽引性脱毛症に繋がることがありますので注意が必要です。
■日常的に髪を縛っている場合注意が必要
女性のM字ハゲを誘発するホルモンバランスの乱れ
女性の薄毛のもっとも大きな要因は美しい髪を作り出す女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が減少してしまうことです。
というのも、男性ホルモン「テストステロン」が多く女性ホルモンが少ない男性は薄毛の原因DHTを作り出す5αリダクターゼの分泌量やDHTの感受性の影響をもろに受けます。
しかし男性ホルモンが少ない女性はエストロゲンが豊富に分泌されていれば数の限られるDHTの影響は軽微ですし、エストロゲンの作用によりDHTそのものの生成も抑制できるため一石二鳥。
とはいえ女性ホルモンというのは加齢によって確実に減少していくもの。女性ホルモンの分泌は20代をピークに減少し、特に更年期にさしかかる40代以降は激減してしまうのです。
上で「ホルモンバランスが乱れると男性ホルモンが相対的に増え薄毛になる」と書きましたが、もう少し分かりやすく説明すると男性ホルモンの割合が増えるということになります。
簡単な例を挙げてみましょう。仮に男性ホルモンを100持っている女性がいたとして、女性ホルモンの分泌量が変化すると…
- 女性ホルモン1000÷男性ホルモン100=男性ホルモンの比率1割
- 女性ホルモン500÷男性ホルモン100=男性ホルモンの比率2割
薄毛の原因となる男性ホルモンDHTの数は変わらずとも女性モルモンが減れば男性ホルモンの比率は相対的に増えることになりますよね。エストロゲンの作用が弱まることでDHTの影響を受けやすくなってしまうのです。
女性の男性ホルモンの分泌量は個人差があり、平均より分泌が多い女性のうち遺伝的に5αリダクターゼの分泌量や感受性が高い場合、ホルモンバランスの乱れによってM字ハゲになると考えられます。
男性ホルモンや5αリダクターゼの分泌は遺伝によるものが大きく、自分の力で同行できる問題ではありません。ゆえにエストロゲンの分泌量をいかに維持するかがM字ハゲ予防にとって重要になってくるのです。
ホルモンバランスが乱れる原因と対処法
女性は男性と違いエストロゲンがしっかりと分泌されていれば薄毛になることはもちろんM字ハゲになることはそうそうないので、いかにホルモンバランスを正常な状態に保つかが重要になってきます。
ホルモンバランスを乱す原因、そしてその対処法はというと…
■食生活の乱れ
人間の体は食事によって作られているといっても過言ではなく、それだけに食生活の乱れはホルモンバランスの乱れに直結します。
- ファストフードやラーメンなどジャンクフードが多い
- 朝食を食べない
- 肉中心で野菜や魚をあまり食べない
こういったことが典型で、どれも独り暮らしの女性が陥りがちといえます。
■食生活の乱れへの対処法
食生活が乱れることによってホルモンバランスが崩れてしまう対処法は、月並みならが栄養バランスの取れた食事を3食しっかり摂るということに尽きます。
女性ホルモンの分泌にはビタミンB群などビタミンが欠かせず、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンの摂取も積極的におこなうべき。
またホルモンバランスからは少し外れますが、アミノ酸や亜鉛などのミネラルは髪の毛を作る上で必要になるので、様々な面でバランスの良い食事というのは重要になります。
■ストレス
ストレスは様々な病気の原因になり、それはホルモンバランスにも大きな影響を与えます。
一般的に言われる「ストレスでハゲる」はストレスが直接的な原因になっているわけではなく、強いストレスで自律神経の交感神経が優位になったりホルモンバランスが乱れたりして起こるのです。
■ストレスへの対処法
どんなことがストレス解消になるかは人のよって異なるものの、趣味があればそれに割く時間を増やす、リラックスタイムを作るなどが代表的。
気の置けない友達と遊んだりするのはストレス解消になりますが、気を使う相手だと逆効果になりますので注意が必要です。
仕事や嫌なことを忘れるくらい没頭できる、楽しめることをするのがストレス解消の近道といえるでしょう。
■ダイエット
肥満は薄毛の大敵ですし、細めのシルエットは女性であれば誰しも憧れるものですが、間違ったダイエットはホルモンバランスを乱れさせます。
食事を抜いたり食べるものが偏るとホルモンや髪の毛に必要な栄養素が不足しますしストレスも溜まりがち。過度なダイエットはM字ハゲの可能性を高めてしまうと思ってください。
■ダイエットによる薄毛リスクへの対処法
ダイエットも正しく行えば体にはむしろプラスになります。
正しいダイエットというのはしっかりとカロリー計算し、栄養バランスも考慮した食事を心がけることで、これを行えば薄毛を回避することはもちろん美しい女性に一歩近づくでしょう。
理想は1ヶ月に1kgほどのペースで脂肪を落としていくこと。これであれば1日の摂取カロリーを消費カロリーが200~300kcal上回るだけで達成できるため無理がありません。
当然ながら痩せすぎはNGです。
他にも睡眠不足や運動不足など挙げだしたらきりがありません。ただすべてに共通することは健康的な生活を送れば多くは回避できるということ。
理想的で健康的な生活を送ることはなかなか難しいものの、心がけでどうかなることも多いので、「あ、あの人ハゲてる」と思われないためにも、そして男性のようなM字ハゲにならないためにもホルモンバランスには気を使うようにして下さい。
女性のM字ハゲのまとめ
女性がM字ハゲになってしまう原因…それは女性ホルモンであるエストロゲンの減少と男性ホルモンの量にあります。
男性ホルモンの分泌量やDHTの量に関しては自力でどうにかできる問題ではないため、M字ハゲの対策として重要になるのは「いかに女性ホルモンを維持するか」にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
上記のような生活習慣の改善に加え、エストロゲンに近い働きをするイソフラボンを豊富に含有する豆腐や納豆を積極的に摂取するのもおすすめ。女性を意識した生活により女性ホルモンの分泌を促す方法も。
体型やオシャレを意識する…要はいくつになっても女性らしさを失わないことがM字ハゲ防止にとって重要なのかもしれません。
女性のM字ハゲにおすすめの育毛剤
M字ハゲに限らず女性の薄毛を改善するのに最も適しているのは育毛剤です。薄毛の原因に関わらずその強力な発毛促進力により髪の毛の成長を促すからです。
とはいえエストロゲンの減少が大きな要因のM字ハゲの場合、女性ホルモンも補っておきたいところ。そんな人におすすめしたいのがルルシア ルフレです。
ルルシアルフレは40種を超える成分の育毛剤に加え、イソフラボンを含有するダイズエキスをはじめ様々な成分や栄養素を配合した育毛サプリメントがセットになった初めての女性用育毛剤。
しかも価格は女性用育毛剤として人気があるマイナチュレやベルタ育毛剤などと同等の4,980円とあって、発売以来一気に人気商品に。
自力ではなかなか改善しないM字ハゲ。より早くより確実に育毛させたいのであれば、ルルシアルフレを試してみてください。
効果の大きいおすすめ育毛剤は?
数ある女性用育毛剤の中において現在最もおすすめできるのが「ルルシア ルフレ」です。
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体の内外からの育毛が期待できる点に加え、サプリメントが付いてなお他の女性用育毛剤と同レベルの価格を実現しているとあって登場以来高い人気を獲得しています。
初めて育毛剤を使う人はもちろん、他の育毛剤で効果を感じることができなかった人まで、薄毛に悩む女性すべてに使ってほしいと思える育毛剤、それがルルシア ルフレです。
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