フィナステリドなど発毛剤の注意点やデメリット

プロペシアの注意点

薄毛が気になりだした際に強い味方となってくれるのが育毛剤。その育毛剤の中でもプロペシアに代表されるフィナステリドやリアップのミノキシジルは高い効果を望めますが、注意点やデメリットはないのか?

現在髪の毛が生える・発毛すると認められている医薬品の成分はフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの3つ。高い効果を示す反面副作用があることでも知られています。

しかしこれらのデメリットや注意点は副作用だけに留まりません。

これからプロペシアやザガーロ、リアップなどを使ってみようと考えている人に向け、これら発毛剤の注意点やデメリットの焦点を当て注意喚起を行っておきたいと思います。

    目次
  1. 発毛剤の副作用
  2. フィナステリドの副作用
  3. デュタステリドの副作用
  4. ミノキシジルの副作用
  5. プロペシアやミノキシジルには初期脱毛がある
  6. プロペシアやザガーロの使用を中止するとハゲる
  7. 育毛剤にはデメリットがないのか?

発毛剤の副作用

発毛効果があると認められている医薬品成分フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの3つには明確な副作用リスクが存在します。

それもそのはず、プロペシアやフィンペシアに代表されるフィナステリドや、ザガーロの主成分デュタステリドは元々前立腺肥大症の治療薬。ミノキシジルは血圧を下げるための血管拡張剤であるため、それに準じた副作用があるのです。

具体的に見てみると…

フィナステリドの副作用

フィナステリドを主成分とするプロペシアは日本で販売するにあたり、下記のような臨床データを公表しています。

副作用の種類/頻度 頻度不明 1~5%未満 1%未満
過敏症 痒痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む)
生殖器
性機能障害
睾丸痛、男性不妊症・精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等) リビドー減退 勃起機能不全、射精障害、精液量減少
肝機能 AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇
その他 乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい

副作用全体の発現率は5%で、最も多いのがリビドー減退(性欲減退)、次いで勃起障害(ED)と続いています。

フィナステリドはAGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンの一種を作り出す「5αリダクターゼ」という酵素の働きを阻害しDHTの生成を抑制する作用があるのですが、男性ホルモンの生成を抑制するだけに性欲や勃起といったものが弱くなる傾向があるのです。

また稀な例として肝機能障害などが出る可能性も否定できないため、フィナステリドを服用する際にはこれら副作用があることを理解しておく必要があるでしょう。

デュタステリドの副作用

2015年に認可されたデュタステリド内服薬「ザガーロ」の登場で、これまでプロペシアしかなかったAGA治療薬に選択肢が生まれました。

このデュタステリドはフィナステリド同様5αリダクターゼを阻害しDHT生成を抑制する効果があるのですが、2型の5αリダクターゼ阻害効果しかないフィナステリドに対し、デュタステリドは1型と2型双方を阻害するため、効果は1.5倍とも1.6倍とも言われています。

デュタステリドの効果

しかし、効果が大きいだけにフィナステリドに比べ副作用も強いのではないかという懸念が根強いのも事実。

日本でザガーロが認可された際の臨床データを見てみると…

デュタステリドの副作用

フィナステリドと同じ作用を持つデュタステリドですから、副作用は性欲減退や勃起不全などの性機能障害に集中しているのが見て取れます。

この試験ではザガーロ(デュタステリド)と併せてフィナステリドも使用しており、全体的な副作用発現率は約20%。プロペシアの5%に比べるとずいぶん多い印象を受けるでしょう。

しかし、ザガーロと聞かされるも実際は効果も副作用もない薬を飲むプラセボ群(偽薬群)で15%も副作用が出ていることを考えると、プラシーボ効果(思い込み効果)による副作用がかなりの量を占めていることが予想されるので、実際の薬の副作用発現率はプロペシアと同じ5%程度と見るべきか。

それでも副作用が存在することに違いはないので、デュタステリド服用の際は性機能障害を中心にした副作用が出る可能性は考慮しておく必要があります。

ミノキシジルの副作用

日本では大正製薬のリアップシリーズやアンファーのメディカルミノキ5に配合されていることで知られるミノキシジル。

このミノキシジルは発毛剤として開発されたわけではなく、元々は血圧を下げる血管拡張剤であるため、血圧などに関連した副作用が出る恐れがあります。

  • めまい
  • 動悸
  • 血圧低下
  • むくみ
  • 多毛症

具体的には上記のような副作用が出る可能性が。

ただしこれらは飲み薬であるミノキシジルタブレットのもので、外用薬であるリアップなどではエタノールの刺激による頭皮のかぶれやかゆみ程度がほとんど。

ミノキシジルの副作用

とはいえ上記リアップX5の副作用を調べた臨床データでの副作用発現率は約9%。それほど低い数字ではありません。

また、注意書きには胸痛や動悸などの循環器系、むくみなどの代謝系の副作用も示唆されていることから、必ずしも安全とは言い切れないのが痛いところ。


このように、高い発毛効果を示す医薬品にはそれ相応の副作用が存在します。効果の面では非常に魅力的なんですけどね。

プロペシアやミノキシジルには初期脱毛がある

男性型脱毛症(AGA)に大きな効果を発揮するプロペシアやフィンペシアなどのフィナステリド内服薬やザガーロのデュタステリド、リアップやロゲインなどに代表されるミノキシジル外用薬やミノキシジルタブレットなどのミノキシジル内服薬ですが、これらには必ず「初期脱毛」というデメリットがあります。

これは薬の効果によって力強い発毛が始まり現在の成長が止まっている不健康な毛を押し出してしまう事が原因と言われており、フィナステリドやミノキシジルを使う以上は避けられないと思って間違いありません。

気になる初期脱毛の期間ですが、早ければ使用を開始してから1~2週間で毛が抜け始め、使用1ヶ月でほとんどの方に初期脱毛が表れますが、使用から2ヶ月もすれば初期脱毛はほとんど治まります。

薄毛・ハゲに悩む方にとって脱毛が加速しさらに毛が薄くなる初期脱毛は恐怖以外の何者でもありませんが、多くの場合初期脱毛が終わればそれを補って余りあるほどの発毛が始まりますから、間違っても初期脱毛で狼狽し使用を止めてしまう事はせず「初期脱毛は発毛が始まる兆候」と考え長い目で見るようにしましょう。

勘違いして欲しくないのは、初期脱毛は一連の発毛剤のみならず効果の高い育毛剤にも見られる現象であるため、結局は「発毛させるために初期脱毛は避けられない」という点。

チャップアップやイクオスといった育毛サプリメントも付属する高い効果の育毛剤を使う場合、ある程度の初期脱毛は覚悟しておく必要があります。

ただ、辛い初期脱毛期間を過ぎれば正常なヘアサイクルを持った健康な髪の毛が生えてきますので、抜け毛が増えたことに恐怖し「ハゲが加速した!」と使用を止めないようお願いしたいと思います。

そして次はフィナステリドやミノキシジルを使うにあたって一番気をつけて欲しい事、一番気になるであろうデメリットを取り上げます。

プロペシアやフィンペシア、ミノキシジルタブレットなどで薄毛・ハゲの治療を行う際誰もが気になるのが「髪の毛が順調に増え満足のいくレベルに達したら薬は止めてもいいのか?」という点だと思います。

私もプロペシアやミノキシジルの事を詳しく知らなかった頃は漠然と「髪の毛がしっかり生えてきたら止めてもいいんだろう」と考えていたのですが、現実はそう甘くありませんでした。

プロペシアやザガーロの使用を中止するとハゲる

プロペシア使用中止でハゲる

高い発毛効果があるフィナステリド内服薬やミノキシジルですが、これらを使用しAGAが改善し劇的に毛髪が増えたとしても、何らかの理由で使用を中止すれば再び薄毛に逆戻りすることになります。

まあ、発毛剤の使用を中止すれば再びハゲになってしまうのは想像に難くないでしょう。問題は「どの程度抜け落ちるのか?」です。

例えばプロペシアやミノキシジルの治療を始める前の薄毛に悩んでいた時点での毛髪の量を5万本とし、それが治療を始めて順調に増え1年後には7万本まで回復したとしましょう。

一方、もし治療をせずに放置していたらAGAは進行し5万本あった毛髪は1年後に4万本にまで減っていたとします。

話は戻って、プロペシアやミノキシジルの効果のお陰で5万本しかなかった髪の毛が1年で7万本まで増え、毛髪量的に十分に満足のいくレベルに到達したものの、そこからは横ばいでこれ以上の増加は見込めず、薬の費用なども馬鹿にならないためここで一旦使用を中止したとします。

そうしたら毛髪の量はどうなるのか?

4万本になります。

いくら髪の毛が増えようとも、それはフィナステリドやミノキシジルの効果で増えているに過ぎません。髪の毛が生えてくれば「自分の発毛力が戻った」と錯覚してしまうものですが、それは大きな勘違いです。

フィナステリドやミノキシジルを止めサポートを失った毛根は急速に元の状態に戻り、薄毛治療していた期間1年間に本来なら失っていたであろう1万本という利子を伴ってすべて持っていってしまうのです。

つまりプロペシアやミノキシジルの使用期間が長くなれば長くなるほど止めたときの反動も多大なものになるため、これらの治療を始めるなら可能な限り…ともすれば一生それを続ける覚悟が必要となります。

薬である以上多かれ少なかれ副作用はありますし、長く続ければ続けるほど副作用が体を蝕んでいくかもしれません。

プロペシアやリアップなどのミノキシジルを用いた薄毛・ハゲ治療を行うのであれば、こういった事を理解した上で使用するようにして下さい。

育毛剤にはデメリットがないのか?

ここまでフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった発毛成分の注意点やデメリットを書いてきましたが、では市販の育毛剤であればこういったリスクはないのでしょうか?

他の育毛サイトを見るとチャップアップなどの育毛剤には副作用などのデメリットがほとんど存在しないようなことを書いている場合もあります。しかし必ずしもそうとは言い切れません。

基本的に副作用がほとんど存在しない育毛剤でも頭皮のかゆみくらいなら出てくる可能性がありますし、効果が高いものであればある程度の初期脱毛の可能性も。

使用を止めればこれまで育毛剤の効果で育毛していた部分の抜け毛が増えてしまうことも予想されるなど、育毛剤だから都合の悪いことが起こらないとは言い切れないのです。

ただ“程度”という点で言えば医薬品である発毛剤の方がよりリスクが高いというだけの話になります。

高い効果が望める反面、副作用は初期脱毛、使用を中止した際の脱毛といったリスクが付きまとう発毛剤。これらを理解した上でプロペシアやザガーロなどを使うか、全体的にマイルドな育毛剤を使うか判断するようにして下さい。

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