育毛剤イクオスには副作用があるのか?

新イクオス、チャップアップ、ブブカの比較

大人気の男性用育毛剤イクオスといえば、2016年9月の大幅リニューアルや同12月の定期コース大幅値下げなどを経て人気と実力を兼ね備えた商品になっていますが、育毛剤であるだけに副作用は気になるところです。

というのも、発毛剤や育毛剤といったいわゆる「毛生え薬」と副作用は切っても切れない関係にあり、中でも発毛剤として有名なプロペシアの主成分フィナステリドやリアップなどに配合されるミノキシジルは副作用のリスクがあることでも知られています。

「ハゲや薄毛はどうにかしたい…でも副作用は気になる」

そう感じている人も多いと思います。ここでは多くの人が使用、または使ってみたいと考えているであろう育毛剤イクオスの副作用について詳しく取り上げていきます。

発毛剤・育毛剤の主要な副作用

イクオスの副作用に触れる前に、まず発毛剤や育毛剤の使用で考えられる主な副作用について触れていきます。

■フィナステリド・デュタステリド

発毛剤や育毛剤の副作用としてまず考えられるのが、AGAクリニックなどで処方されるプロペシアの主成分フィナステリドやザガーロの主成分デュタステリドの性機能障害ではないでしょうか。

この2つはどちらも元々は前立腺肥大症の治療薬として開発されたもので、薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)を作り出す原因となる5αリダクターゼという酵素の働きを阻害する働きがあります。

しかしこのDHTは性欲や生殖器の発達などに影響する男性ホルモンとあって、フィナステリドやデュタステリドを服用すると性欲(リビドー)減退や勃起障害などの副作用が出る恐れが。

その頻度はザガーロの臨床試験データによって驚くべき数字が示されています。

発毛剤の副作用は?

フィナステリド、デュタステリド共に副作用の発現率は20%前後と決して低くはありません。性欲が減退したり勃起しなくなったりするのは男性としてはちょっと悲しいですよね。

男性機能の低下を逆手に取りオナ禁を試みることで、相乗効果によるさらなる発毛を目指すというポジティブな考えもありかもしれませんが…

彼女や奥さんがいないのであれば、持て余す性欲を抑えるという意味でフィナステリドやデュタステリドの副作用は有用かもしれませんが、パートナーがいる場合は関係悪化に繋がる恐れも。

まあ、仮にパートナーがいないとしても男性機能が衰えるというのは心情的に悲しいもの。まるで老化が進んでいる印象とでも言いますか…

そういった性機能障害が起きる可能性が20%もあるフィナステリドやデュタステリド。実感しないものまで含めれば副作用発現率はさらに高いと見るべきでしょう。

■ミノキシジル

リアップやロゲイン、ポラリスなどの外用薬はもちろんミノキシジルタブレットのような内服用そしても使われるミノキシジルは元々高血圧の人に向けた血管拡張剤であるため、それに起因した副作用が出る恐れがあります。

  • めまい
  • むくみ
  • 動悸
  • 低血圧
  • 心臓への負担

ミノキシジルは血管を広げ血圧を下げるほどの強い作用を持つ薬ですから当然血圧は下がります。健康な人がそれを使用すればめまいや動悸などが起きる可能性が。

特に怖いのが血圧低下を補おうと心臓が過度に動くことによる負担増。人間の心拍数はある程度の限界があり、早い人ほど短命という説もあることから、動悸や心臓の負担が体に良くないことは想像に難くありません。

有害事象が血液や血管、心臓に及ぶため副作用の質としてはフィナステリドやデュタステリドより怖いと言わざるを得ないでしょう。

これら発毛剤の副作用は、まったく成分が異なる育毛剤イクオスとは関係ないように感じるかもしれませんが、フィナステリドやデュタステリドと同じような効果がある成分も複数配合しているため必ずしも関係ないとは言い切れないのです。

イクオスの成分から考えられる副作用

イクオスに性機能障害の副作用?

一方でイクオスの副作用はどうなのか?

イクオスはフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルなどの西洋医学の成分と違いほとんどが自然由来のものとなっているため、副作用のリスクはほとんどありません。

また、下図のように育毛剤とサプリメントで計107種と多くの成分を含有することで、あえて一つひとつの成分に特化することを避けてるため、特定の副作用が出る可能性は非常に低くなります。

育毛剤イクオス イクオスサプリEX

グリチルリチン酸ジカリウム
塩酸ジフェンヒドラミン
センブリエキス
精製水
海藻エキス(1)
海藻エキス(5)
ビワ葉エキス
オウゴンエキス
ボタンエキス
イエローヒマラヤンラズベリー根エキス
カンゾウ葉エキス
ニンジンエキス
シラカバエキス
クワエキス
コンフリーエキス
シナノキエキス
ヒキオコシエキス(1)
ヒオウギ抽出液
ドクダミエキス
クララエキス(1)
ベニバナエキス(1)
セージエキス
シャクヤクエキス
ジオウエキス
ダイズエキス
アシタバエキス
クロレラエキス
ローマカミツレエキス
アルニカエキス
オドリコソウエキス
オランダカラシエキス
ゴボウエキス
セイヨウキズタエキス
ニンニクエキス
マツエキス
ローズマリーエキス
サクラ葉抽出液
天然ビタミンE
グリシン
L-アルギニン
L-アラニン
L-セリン
L-バリン
L-プロリン
L-スレオニン
L-イソロイシン
L-ヒスチジン
L-フェニルアラニン
L-アスパラギン酸
L-メチオニン
クエン酸
クエン酸ナトリウム
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
塩酸リジン
L-ピロリドンカルボン酸
DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液
濃グリセリン
水酸化ナトリウム
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
ヒアルロン酸ナトリウム(2)
水溶性コラーゲン液(3)
1.3-ブチレングリコール
水素添加大豆リン脂質
ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液
乳酸ナトリウム液
ラウリルジメチルアミンオキシド液
フェノキシエタノール
D-パントテニルアルコール
無水エタノール
エタノール


ノコギリヤシ種子エキス末
亜鉛含有酵母
フィッシュコラーゲンペプチド
ダイズ抽出液(イソフラボン含有)
ヒハツエキス末
ミレットエキス末
イチョウ葉エキス末
L-リジン
L-バリン
L-ロイシン
L-イソロイシン
L-メチオニン
L-フェニルアラニン
L-トレオニン
L-トリプトファン
L-ヒスチジン
ビタミンA
ビタミンD
ビタミンE
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6
ビタミンB12
ナイアシン
パントテン酸
ビタミンC
葉酸
L- シスチン
ヒアルロン酸
フィーバーフュー乾燥エキス(ナツシロギク)
カプサイシン
L-アルギニン
高麗人参エキス
ガニアシ
ケラチン加水分解物
αリポ酸
生姜エキス
ヨモギエキス
根昆布末
食用酵母
コエンザイムQ10
結晶セルロース
サイクロデキストリン
ステアリン酸Ca
微粒二酸化ケイ素
糖転移ビタミンP

61種 46種

数多くの成分により上手に打ち消し合っているといえば分かりやすいか。

仮にこの中で副作用が考えられるとすれば、フィナステリドやデュタステリドと同じような働きをする成分でしょうか。

サプリメントに含まれる亜鉛やビタミンB群などの過剰摂取による副作用も考えられなくもありませんが、一つひとつの成分は1日に必要な量を確保しつつも1日の限度量よりはずっと少ない量に抑えているため、そういった心配はほとんど必要ありません。

やはり心配なのはフィナステリドに近い働きをする成分。フィナステリドと同じ働きをするなら性欲減退や勃起障害のようなものが出ないとも限りませんが…

イクオスでフィナステリドの働きに近い成分は?

イクオスは育毛剤の中でも特に効果が期待されるとあって、フィナステリドやデュタステリド同様に5αリダクターゼの働きを阻害したりDHTの生成を抑制したりする成分が複数配合されています。

その成分は以下のものに。

  • オウゴンエキス
  • 大豆エキス
  • ビワ葉エキス
  • クララエキス
  • ヒオウギ抽出液

ただ、これらは他の育毛剤でもよく使用される定番の成分ですし、含有量は公表はされていないものの一つひとつの量自体はそれほど多くないでしょうから、フィナステリドのような副作用が出ることはないでしょう。

あえてイクオスの成分の中で副作用の可能性があるものを挙げるのなら、それは多くの人が利用する定期コースに付属するイクオスサプリEXに含まれるノコギリヤシでしょうか。

ノコギリヤシに副作用はあるのか?

イクオスのノコギリヤシに副作用は?

イクオスサプリEXに含まれるノコギリヤシは、同じく定期コースでサプリメントがセットになり、かつノコギリヤシが配合されているチャップアップやブブカと比べても圧倒的に多い300mg。

■ノコギリヤシとは

ノコギリヤシは主にアメリア南西部で採取されるヤシの一種で欧州では前立腺肥大症の治療薬として使用されています。

プロペシアなどの主成分フィナステリドやザガーロのデュタステリド同様5αリダクターゼを阻害する作用があり、薄毛やハゲにも効果を示すことから育毛分野でも活躍しています。

300mgというのはノコギリヤシ単体のサプリメントとしては標準的な量であるものの、様々な育毛成分が配合されるオールインワンの育毛サプリメントとしてはかなり多い部類に入ります。

基本的にノコギリヤシ300mgで副作用が出る可能性はほとんどありませんが、中には吐き気や下痢といったものを訴える人がいるという報告もありますので、100%安心とは言い切れないのかもしれません。

また稀ではあるものの性欲が弱くなるという話もあります。フィナステリドほど強烈な効き目ではないものの5αリダクターゼを阻害する点は同様であるため、一応そのあたりは留意する必要があるかも。

ただ、これらは必ずしも副作用とは限らない点も留意しておきたい。

たまたま体調不良が重なることも考えられますし、前述ザガーロの臨床データを見ても分かるようにプラセボ(偽薬)でも見られるような「思い込み」の可能性があるからです。勃起や性欲は精神状態が大きく左右しますからね。

ノコギリヤシで性機能障害の副作用が出る恐れがあるという話はたまに見聞きしますが、欧米で複数行われている臨床試験においてそういった副作用は確認されていません。つまり根拠はないのです。

仮に何かしらの副作用があったとしてもフィナステリドやデュタステリドより遥かに頻度は低く程度も軽い。性機能障害に関しては過度な心配により顕在してしまう可能性があるため、気にしないのが一番。

■吐き気、下痢、性欲減退などの副作用が出る可能性はゼロではない
■仮に副作用があったとしてもフィナステリドよりは遥かに少なく程度も軽い

イクオスサプリEXに含まれる亜鉛の副作用

イクオスサプリEXの亜鉛で副作用?

過剰摂取により副作用が生じる亜鉛についても一応触れておきましょう。

イクオスサプリEXには亜鉛が含まれており、これは毛母細胞や毛乳頭細胞の分裂や増殖を促進させるとともに、髪の毛の99%を占めるケラチンというたんぱく質の生成に欠かせない成分になっています。

この亜鉛、過剰摂取すると吐き気やめまい、頭痛、肝機能障害などが出る可能性がありますが、基本的に毒性の極めて弱い成分なので一度の相当な量摂取しないと副作用が出ることはありません。

平均的な日本人男性が1日に摂取する亜鉛の量は9mg弱とされている一方、1日の推奨摂取量は12mgとなっています。一方イクオスサプリEXに含まれる量は12mg。つまり誰でも推奨摂取量に届く量が配合されていることに。

亜鉛の平均的な量を食事で摂り、かつイクオスサプリEXを飲めば計21mgとなりますが、男性の1日の限度量は40~45mgとかなり余裕があります。これは大きめの牡蠣を1日15個以上食べないと摂取できないほどの量。

万が一1日の限度量を上回ったとしても短期間で問題が出る可能性は低く、長期間それを継続してはじめて副作用が出る可能性が出てくる…亜鉛の毒性はその程度。イクオスサプリEXに含まれる12mgはまったく問題ない量となります。

■イクオスサプリEXに含まれる亜鉛は12mg
■亜鉛の1日の限度量40~45mgを継続摂取しないと副作用は出ない

イクオスに初期脱毛はあるの?

イクオスの初期脱毛

副作用とはちょっと毛色が異なるものの、イクオスには高い育毛効果があるだけに初期脱毛に関しても気になるところではないでしょうか。

■初期脱毛とは

薄毛は髪の毛の成長サイクル…いわゆるヘアサイクルが乱れることによって引き起こされます。成長期が短くなり休止期が長くなる結果、抜け毛が増え徐々に薄くなる仕組み。

その状態から強力な育毛剤を使用すると、毛根が活性化し現在生えている不健康な髪の毛を押し出し新たに健康な髪の毛を生やそうという力が働くのです。

結果、育毛剤使用初期は抜け毛が増える。これが初期脱毛

フィナステリドやミノキシジルなどの発毛剤においては高確率で起こるほか、効果が高い育毛剤でも確認されています。

結論から言えばイクオスを使用することで初期脱毛が起きる可能性は否定できません。イクオスとイクオスサプリEXのセットはそれだけ効果が大きいのです。

一般的に初期脱毛は使用後2週間ほどで始まり、それが2週間~1ヶ月ほど続きます。その間は普段より抜け毛が増えることになるでしょう。

しかし、初期脱毛というのは我々ハゲを不安に陥れますが、これは育毛剤が効いている証。毛根が活性化した結果の現象ですからね。初期脱毛が終わった後は健康的な毛が生えてくることを意味しているのです。

イクオスを使って抜け毛が増えたと早合点し、使用を中止するようなことは絶対に避けてください。じゃないと抜け損になってしまいます。

フィナステリドやミノキシジルと違いイクオスはマイルドに効いてくるため、初期脱毛の頻度は発毛剤ほど高くありません。それでも無いとは言い切れない。

仮に初期脱毛が見られた場合は「育毛剤が効いている」とポジティブに受け止め、しっかりと経過観察するようにしましょう。

イクオスの副作用に関する総評・まとめ

基本的にイクオスは有害物質無添加を貫いており、サプリメントも様々な育毛成分を配合しつつも健康食品の域を出ない程度に抑えているため、副作用が出る可能性はほとんどありません。

それでもセットで高い育毛効果を発揮するだけに、「副作用は絶対に出ない」とは言い切れません。

とはいえフィナステリドやミノキシジルのような強めの副作用が出ることはまずありません。あえて挙げるなら最も可能性が高いのはノコギリヤシによるものになるでしょうか。しかし臨床試験において否定されいるため、心配には及びません。

ただし、様々な成分を含む液体を頭皮に塗るという性質上「かゆみ」などが出る可能性もないとは言い切れません。アルコールにアレルギーがある人は頭皮の発疹やかゆみがごく稀に発生する恐れも。

とはいえ、サプリメントには様々なビタミンやミネラル、アミノ酸が配合されており、副作用以上に健康への好影響が期待できることも忘れてはなりません。

イクオスは育毛剤もサプリメントも副作用の恐れはほとんどないため、これまでプロペシアやミノキシジルで副作用が出た、もしくは勃起障害や心臓への負担が怖いという方にぜひ使ってみてほしい育毛剤と言えます。

無添加育毛剤イクオスの詳細


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