ザガーロ 第3の発毛剤デュタステリドの効果は?

デュタステリド配合ザガーロ

日本で正式に認可された発毛効果のある成分はプロペシアの主成分「フィナステリド」と、リアップに配合される「ミノキシジル」の2つのみでした。

しかし2015年9月に第3の発毛剤となるデュタステリドを主成分とした「ザガーロ」が厚生労働省によって認可され、プロペシアなどのフィナステリド内服薬に大きな効果を感じなかった方の大きな希望となっています。

日本においてはフィナステリドならプロペシアやそのジェネリックのファイザー、サワイなど、ミノキシジルならリアップシリーズのみの認可となっており、これらは価格が大きなネックになっています。

そのため個人輸入でフィンペシアやカークランド、フォリックスといった海外のジェネリックを購入する動きが活発化しているものの、「信頼性」という面を重視するならやはり厚生労働省に認可された薬を選ぶべきでしょう。

そういった意味でもデュタステリドを主成分とする「ザガーロ」の存在は大きく、その効果からプロペシアに置き換わる可能性すら感じさせますの。ここでは期待の新星ザガーロについて徹底的に掘り下げてみたいと思います。

    目次
  1. ザガーロの主成分デュタステリドとは?
  2. ザガーロ(デュタステリド)の効果
  3. ザガーロの副作用
  4. ザガーロの問題点やデメリット
    1. 信頼性はフィナステリドに劣る?
    2. 価格が高い
  5. ザガーロを安く買う方法
  6. ザガーロジェネリックという選択肢
  7. ザガーロの総評・まとめ

ザガーロの主成分デュタステリドとは?

まず疑問に感じるのは第3の発毛剤であるザガーロの主成分「デュタステリド」はどういったものなのか?という点だと思います。

デュタステリドは名前の印象からも読み取れるように、プロペシアやフィンペシアの主成分で薄毛・ハゲ治療に効果がある発毛成分「フィナステリド」に近い働きをします。

その働きとは、代表的な男性ホルモンであるテストステロンを薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)に変えてしまう酵素「5αリダクターゼ」の働きを阻害するというもの。

この作用によってフィナステリドは世界中で薄毛治療薬として使われるようになったのですが、薄毛・ハゲの原因となる5αリダクターゼは「1型5α還元酵素」と「2型5α還元酵素」の2種類存在する事が分かっています。

2種類の5αリダクターゼ

フィナステリドが阻害できるのは「2型5αリダクターゼ」のみ。1型5αリダクターゼに対する阻害効果はなく、それが「フィナステリドはある程度の効果や現状維持は認められるものの劇的な発毛はない」と言われる所以でもありました。

そんな中登場したデュタステリドはフィナステリド同様2型リダクターゼの阻害作用はもちろん、1型リダクターゼを阻害する効果もあるため、フィナステリドを超える発毛剤として注目を集める事になります。

ザガーロ(デュタステリド)の効果

従来のフィナステリドより強い作用があるデュタステリドを配合したザガーロ。具体的にはどの程度の薄毛改善効果があるのでしょうか?

まずは国際的に行われたデュタステリドの臨床試験データを見てみましょう。

デュタステリドの効果

臨床試験はプロペシアの主成分フィナステリドとデュタステリド3種(0.02mg、0.1mg、0.5mg)、そしてプラセボ(偽薬)の5種を用いて行われました。このグラフでは0.02mgは除外しています。

デュタステリド0.1mg配合のザガーロがフィナステリド1mgとほぼ同等の効果、0.5mgに至ってはフィナステリドのおよそ1.5倍から1.6倍の効果を示す結果に。

男性型脱毛症(AGA)を引き起こす原因であるDHTの濃度に関しても、デュタステリド0.5mgを6ヶ月使用で血清中のDHT濃度は約90%減、頭皮中は約50%減少することを確認。

これらによりDHT濃度低下と発毛効果との関連性が見られたと結論付けています。

作用面、臨床試験結果からフィナステリドに対する優位性が示されたデュタステリドは、今後AGA治療の第一選択薬になっていくのかもしれません。

ザガーロの副作用

プロペシアの主成分であるフィナステリドに比べより高い効果を確認したザガーロ。しかしそれだけに副作用も心配になりますよね。

プロペシアといえば性欲減退や勃起障害といった性機能障害の副作用が出ることでも知られ、さらに効果を高めたザガーロに対しては強い副作用が懸念されます。

ザガーロの臨床試験においては当然ながら副作用や安全性に対するデータも取られています。ザガーロ承認時に販売元であるグラクソ・スミスクライン社が公表したデータがこちら。

ザガーロの副作用

副作用発現率は約20%と比較的高い数字。ただ、同時に使用されたフィナステリドでも20%の人に何らかの副作用が出ていることから、プロペシアとザガーロの副作用発現率はほとんど変わらないという見方も。

また、プラセボ群(偽薬群)にも15%という高い副作用発現率が確認されていることから、今回の試験の副作用発現率はあまりあてにならない印象を受ける。

この試験は被験者も医師もどの薬を使用したか伏せて行われる二重盲検試験が採用されてはいるものの、性機能障害の副作用がある発毛剤の試験という先入観によってプラセボからデュタステリドまで広く副作用が確認された可能性があります。

性欲や勃起って心理状態がもろに影響しますからね。

思い込みによって15%もの人に副作用が出たことを差し引くと、フィナステリドやデュタステリドの副作用発現率は5%前後ということに。

プロペシア承認時の副作用発現率が5%程度だったことを鑑みるに、この数字には一定の説得力がある。純粋な薬の副作用というのはこの程度の数字に収まるのではないでしょうか。

ザガーロの問題点やデメリット

高い効果で大注目のザガーロ。2015年9月に厚生労働省に認可され同11月に発売予定でしたが、発売元であるグラクソ・スミスクライン社が「委託製造工場であるキャタレント社ベインハイム工場(フランス)において、フランス当局の指摘を受けたことにより、現在、新たな生産が停止している状況」として発売を延期

結局発売されたのは2016年6月。厚生労働省によって正式に認可された発毛剤とはいえ、品質に不安を残す船出となりました。

信頼性はフィナステリドに劣る?

デュタステリドを主成分とするザガーロはイギリスに本社があるグラクソ・スミスクライン社製。ザガーロ発売以前からデュタステリドは前立腺肥大症の治療薬としてアボダート(日本名:アボルブ)という名で販売されていたことから、信頼性に問題はありません。

ただ、発毛剤としての実績やデータはフィナステリドに及ばないのも事実。

多くの国で臨床試験が行われ発毛剤として認可されているフィナステリドに対し、デュタステリドの目立った臨床試験は数えるほど。また発毛剤として認可しているんは現段階で日本と韓国のみというのもやや不安が残ります。

発毛剤や育毛剤の本場でもあるアメリカの食品医療品局(FDA)では様々な理由によりデュタステリドを発毛成分として認めていません。認められているのはフィナステリド内服薬とミノキシジル外用薬のみ。

ザガーロの臨床試験は国際的な枠組みに日本も参加するという形で行われたため信頼性は高いものの、新しいこともあり実績や信頼性でフィナステリドに劣るのは間違いないでしょう。

価格が高い

また価格面にも懸念が。

1ヶ月分で7,000円前後の費用が必要になるプロペシアの1.5~1.6倍の効果があるとされるザガーロは、発売前から「1ヶ月10,000円くらいになるのでは?」と見られていました。

で、発売後の価格は大方の予想通りの9,000~10,000円

発毛剤や育毛剤は効果が現れるまでに最低3ヶ月はかかり、かつ効果を維持するためには使用し続ける必要があります。また、ミノキシジルや育毛剤などの外用薬と併用している人も多く、ザガーロの1ヶ月1万円は正直厳しい。

信頼性、価格面で不利なザガーロは、発売から数年が経過している現在においても、プロペシアが効かなかった場合の代替薬という位置づけに甘んじています。

実績は着々と積み上げているのでしょうが、価格がなぁ…

ザガーロを安く買う方法

AGAクリニックや皮膚科で処方してもらえば1ヶ月分9,000~10,000円するザガーロ。どうにか安く購入する方法はないのでしょうか?

残念ながらザガーロには正式なジェネリックが存在しません。また、まったく同じ成分の前立腺肥大症治療薬アボルブを処方するクリニックも存在しますが、価格は8,000~9,000円。それほど安くはなりません。

となると、考えられるのは個人輸入になります。

先述した通りザガーロとアボルブは、発毛剤と前立腺肥大症治療薬という違いはあるものの、成分はどちらもデュタステリド0.5mg。製造メーカーも共にグラクソ・スミスクライン社と同一。違いは名前とパッケージ、カプセルのデザインだけ。

そんなこともあり、ザガーロ発売前はアボルブを処方するAGAクリニックも散見されました。今でもザガーロより少し安いデュタステリド内服薬として処方する場合も。

前立腺肥大症の治療薬であるこのアボルブ、海外では「アボダート」という名で販売されており、これを個人輸入で購入することができます。

ザガーロと同じアボダート

パッケージの左下を見てもグラクソ・スミスクライン社製であることが分かりますよね。その価格はというと…

商品名 内容量 価格 1錠の単価
アボダート 30錠 3,400円 約113円
アボルブ処方 30錠 8,000~9,000円 約270円
ザガーロ処方 30錠 9,000~10,000円 約300円

圧倒的に安いのが見て取れます。

後述しますが、ザガーロジェネリックにはアボダートより安いものが存在します。しかしそれは特許に緩いインドなどが半ば勝手に作ったもの。信頼性という面で劣るのは間違いありません。

しかしアボダートはザガーロと同じグラクソ・スミスクライン社製の正規品。アボルブとの違いは、海外で売られているか、日本で売られているかのみ。

ザガーロは高くて使えないが、信頼性や安全性も重視したい。そういった人にとってアボダートほど適した発毛剤は存在しないでしょう。

アボダートの詳細

ザガーロジェネリックという選択肢

個人輸入を用いれば正規品にもかかわらずザガーロの3分の1の価格で使用できるアボダート。しかし価格を重視するならもっと安いザガーロジェネリックが存在します。

それは主にインド製。なんとなく怪しい雰囲気が漂ってきますが、プロペシアジェネリックとして大人気のフィンペシアもインドの大手製薬会社製。

これらジェネリックは基本的に世界中にジェネリック医薬品を流通させている大手製薬会社が製造しているため、品質に問題はありません。先入観を捨てられれば…ですが。

複数存在するザガーロジェネリックの中で最も安く人気なのがベルトリド。

ザガーロジェネリック「ベルトリド」

インドのインタス社が製造・販売するデュタステリド内服薬で、複数個同時に購入することで大きな割引が適用されるのも人気のポイント。

商品名 内容量 価格 1錠の単価
ベルトリド1箱 100錠 4,938円 49.4円
ベルトリド2箱 100錠×2 7,837円 39.2円
ベルトリド3箱 100錠×3 10,749円 35.8円

1箱のみの購入でもアボダートの半分以下、3箱同時購入すると3分の1以下になるという圧倒的な安さ。ザガーロと比べようものなら9分の1ほど。

長期間使用が前提の発毛剤だけに、この安さは非常にありがたい。

インド製のジェネリックに抵抗がなく、かつ費用をできるだけ抑えたい人はベルトリドを選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。

ベルトリド0.5mgの詳細

ザガーロの総評・まとめ

ハゲの救世主といえるプロペシアやリアップも、明らかな薄毛がフサフサにになるような劇的な効果を発揮することは少なく、効果に不満を感じていた人もいるのではないでしょうか。

そういった人達にとってザガーロの登場は新たな可能性を感じるでしょうし、また選択肢が広るのは単純に喜ばしいこと。

ただ、価格が高いのは如何ともしがたい。

心情的には日本のザガーロを使用したいというのが大多数の意見でしょうが、1ヶ月1万円ともなるとおいそれと手が出せない。

その結果、プロペシアと同様に海外製の安いジェネリックに流れてしまう…近々デュタステリド内服薬の使用を考えている私も、ザガーロを選択することなく、アボダートやベルトリドを使用することでしょう。

また、デュタステリドに限らず発毛剤にはそれなりの副作用リスクがあるのも忘れてはなりません。

これから育毛剤や発毛剤を使おうと考えている人は、副作用リスクがほとんどなく、かつ育毛サプリメントがセットになったチャップアップイクオスを使用し、それでも効果が見られなかった場合において発毛剤を検討すればいいのではないでしょうか。

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