ポラリスと7HP/5HP 効果が大きいのはどっち?

ポラリスと7HP・5HPどっちが良い?

プロペシアやリアップなどクッソ高い日本の発毛剤の価格に辟易し個人輸入で海外製の安い発毛剤を使用している人にはおなじみのポラリスシリーズ。

ミノキシジルを16%配合してみたり、フィナステリドを外用薬に使ってみたりと最強外用薬の名に恥じないぶっ飛びっぷりがステキな同商品ですが、最近になってルグゼバイブなどを販売しているドクターゼロから5HP/7HPという2つの発毛剤が発売されました。

この2つ、ミノキシジル自体の濃度は5%および7%とポラリスのNR-10やNR-09に比べれば控えめながら、デュタステリドを配合してみたり、高濃度の馬プラセンタを配合したりと中々面白い商品。

フィナステリドの1.5倍の発毛効果があるデュタステリドを配合した外用発毛剤は私が知る限りこれだけですし、実際かなり売れているようでオオサカ堂のレビューがすごい勢いで増えています。

気になっている人も多いと思いますので、ここではポラリスと5HP/7HPを徹底的に比較してみたいと思います。

ポラリスと5HP/7HPの成分は?

では比較するにあたり、まずはポラリスと5HP/7HPの中で育毛・発毛に効果があるとされる成分を抜き出して見てみましょう。

NR-07・08 NR-09 NR-10 NR-11 5HP/7HP

ミノキシジル 5%/7%
アゼライク酸
プロシアニジンB2
アデノシン
オレアノール酸
ビオチン


ミノキシジル 15%
プロシアニジンB2
アデノシン
アゼライク酸
βシトステロール
アピゲニン
オレアノール酸


ミノキシジル 16%
フィナステリド 0.1%
プロシアニジンB2
銅ペプチド
VEGF(成長因子)
アラントイン


ミノキシジル 12%
フィナステリド 0.1%
αトラジオール 0.1%


ミノキシジル 5%/7%
馬プラセンタ 1.67%
デュタステリド 0.1%
オキシトシン 0.1%


NR-07~09と5HP/7HPを比較した場合

ミノキシジル濃度でいえばポラリスNR-07、08と5HP、7HPは同じということになりますが、豊富なアミノ酸やビタミン、各種成長因子を含有し高価な馬プラセンタを1.67%…1000mgという高濃度で配合、加えてデュタステリドもある5HPや7HPの方が期待値は高くなります。

NR-07と08には資生堂のアデノバイタルやアデノゲンに配合されるアデノシンという有効成分が配合されていますが、含有量が表示されていないということはかなり少ないと思われ、効果は限定的と考えられます。

NR-09は07や08のミノキシジル濃度を2~3倍にあたる15%に高めたもので、その他の成分の弱さをミノキシジルの濃さで補っています。

ミノキシジルと相性が良い場合はNR-09のほうが良いと思う一方、これまでミノキシジルを使って効果の限界を感じている場合は7HPを使ってみるべきか。

比較対象はNR-10、NR-11あたりか

5HPや7HPに馬プラセンタが1.67%、デュタステリドが0.1%配合されていることを考えればフィナステリドが0.1%配合されるNR-10やNR-11あたりが比較対象としてもっとも適切になるでしょうか。

ミノキシジル濃度こそポラリスのほうが圧倒しておりますが、例えばミノキシジルが倍の濃度だからといって効果は倍になりません。

一方で、デュタステリドはフィナステリドの1.5倍の効果があるとされていますし、ミノキシジル濃度がもっとも高いNR-10にはVEGFという成長因子が配合されているものの、5HPや7HPに含まれる馬プラセンタは高濃度な上に様々な成長因子を含有しているため、こちらの方が明らかに勝っています。

唯一NR-11に配合されているアルファトラジオールは女性用育毛剤パントスチンの主成分として使われているもので、フィナステリド同様DHT生成を抑制する効果があり、1本5,000円以上するパントスチンですら0.25%しか配合されていないことを考えると0.1%はなかなかの濃度になるでしょうか。

どれも一長一短で判断に迷うところではあるものの、初めてミノキシジル外用薬を使うという人は、ミノキシジルが自分にどの程度合うのかなどを見極めるためにポラリスを、ミノキシジルに限界を感じている人は5HPや7HP、NR-11あたりを使うと良いでしょう。

ポラリスと5HP/7HPの副作用は?

ポラリスや5HP/7HPの成分の中で副作用が出る可能性があるのはミノキシジルとフィナステリド、デュタステリドになります。

NR-11に配合されるアルファトラジオールもフィナ・デュタ同様DHT生成の抑制効果があるものの、基本は女性向けとあって効き目はマイルドで副作用の心配もほとんどありません。

一方、ミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドには下記のような副作用リスクが存在します。

ミノキシジル フィナステリド デュタステリド
副作用
めまい
むくみ
低血圧
顔の潮紅
多毛症


性欲減退
勃起障害
射精障害


性欲減退
勃起障害
射精障害
乳房障害

ただしこれらは内服薬として服用した場合のもので、外用薬として頭皮に塗る程度ではこれら副作用が出る心配はほとんどなく、内服薬の副作用試験においてもプラセボ(偽薬)でかなりの副作用が出ているため、「副作用が出るかも…」と自身に暗示をかけないことが大事か。

フィナステリド・デュタステリドの副作用

ただ、かゆみやかぶれといった皮膚の症状が出る可能性は否定できず、5HP/7HPに比べベタベタ感や乾燥後のバリバリ感、そして臭いがやや強めのポラリスのほうがそういった症状が出やすい傾向にあります。

この辺は相性もあるので使ってみないと分からないですけどね。

ポラリスシリーズと5HP/7HPの価格

次に価格面でポラリスシリーズとドクターゼロ5HP/7HPを比較してみます。

商品名 内容量 価格
NR-07 60ml 4,075円(税込)
NR-08 60ml 4,482円(税込)
NR-09 60ml 4,940円(税込)
NR-10 60ml 5,180円(税込)
NR-11 60ml 5,180円(税込)
5HP 60ml 4,980円(税込)
7HP 60ml 5,500円(税込)
(2017年3月現在)  

5HP/7HPに比べ全体的にポラリスの方がやや安い傾向にあり、ミノキシジル15%のNR-09で4,940円、ミノキシジル12%、16%に加えフィナステリドを0.1%配合しているNR-10、11が5,180円なのに対し、ミノキシジル7%の7HPが5,500円というのは少し高いというのが率直な感想。

ただ、デュタステリド0.1%に加え高価な馬プラセンタを高濃度で配合していることを考えると致し方ないのかな~という気がします。

それでもミノキシジル5%以外大したものが入っていない日本のリアップX5プラスが7,600円くらいすることを考えれば十分安いですけどね。

ポラリス、5HP/7HPは価格的に似たようなものなので、あとは相性や好み次第ということになりますか。

5HP/7HPとポラリス、結局どっちが良いの?

長々と書いてきてポラリスと5HP/7HPのどちらが良いのか?

まず間違いなく言えるのは5HP/7HPと同じミノキシジル濃度のポラリスNR-07、08を比べた場合、価格面ではNR-07、08が若干優れているものの、効果面や期待感は5HP/7HPが上回ることで、これらの比較においては後者を強くおすすめします。

判断に迷うのはミノキシジル濃度の高いNR-09~11と比較した場合で、これに関しては上でも書いたようにミノキシジルとの相性によって変わってくるでしょうか。

発毛剤といってもすべての人に毛が生えるわけではなく、またミノキシジルが合う人もいればフィナステリドやデュタステリドが合う人もいるため、こればかりは使ってみないと分からないのです。

上でも書きましたが、ミノキシジルが自分にどの程度効くかを見極めたい人や、これまでミノキシジル外用薬を使っていて十分な効果を得られていた人はポラリスを、逆にミノキシジルにイマイチ効果を感じなかった人、デュタステリドを使ってみたいが副作用が心配、もしくは高濃度馬プラセンタに興味がある人などは5HP/7HPが良いでしょう。

使用感に関しては臭いやベタベタ・ガビガビ感があるポラリスに対しベタベタ感が少なくメントールによる爽快感がある5HP/7HPと、明らかに後者に軍配が上がります。この辺は新しい分洗練されているということでしょうか。

7HPの詳細

【追記】ポラリス販売終了でフォリックスへ

他の追随を許さないミノキシジル濃度によって人気を集めたポラリスシリーズですが、商品の確保が難しいとのことで2017年8月から取り扱う個人輸入業者が減少してきました。

今後はほぼ同成分である「フォリックスシリーズ」に移行することが発表されており、これからはこちらが主流になりそうです。

フォリックスシリーズはポラリスシリーズとほぼ同じ成分を使用し、高い浸透力を実現する「リポスフィアテクノロジー」もポラリス同様に採用していることから、何らかの繋がりがある企業と推測されます。

ポラリスと違い商品名の数字はミノキシジル濃度を示すようになり、気になる価格も完全同価格での提供になりますので、今後はこちらを使用していただければと存じます。

7HPの詳細 フォリックスFR12の詳細

フォリックスFR15の詳細 フォリックスFR16の詳細

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