ナノインパクト100の圧倒的な浸透力

ナノインパクト100

多くの育毛剤が氾濫する現在、当然ながらどの商品も声高に育毛、発毛促進効果を謳い、場合によっては薬機法で禁止されている発毛効果を匂わす表現も。

しかしそれは実験室などによって人為的に造られた環境で、抽出した毛包や毛母細胞などに育毛剤の成分を直接注入する方法で得た結果を“効果”として売りにしていることも多いのが実情です。

毛包や毛根に直接与えれば効果を示す育毛成分でも、実際に我々ハゲがそれを使う際には頭皮に塗布する必要があります。優れた育毛成分も頭皮に染み込まず乾燥してしまえば意味はありません。成分は毛根に届いてなんぼなのです。

そこに着目したのが「ナノインパクト100」。その効果や働きは有効成分を毛根や毛母細胞に届けなければ意味がないとの想いがひしひしと伝わってくる商品となっています。

圧倒的な浸透力が売りのナノインパクト100。その秘密に迫ってみたいともいます。

ナノインパクトプラスからナノインパクト100へ

ナノインパクト100は2016年まで「ナノインパクトプラス」の名で販売されていました。

しかしさらなる効果と浸透力を目標に成分を追加、自慢の浸透力もさらに向上させ、製造・販売しているホソカワミクロン創業100周年と100兆個の粒子数にちなんで「ナノインパクト100」と名前を変更しています。

ナノインパクトプラスからナノインパクト100へ

リニューアルに際して追加された成分は4つ。もともと成分数は39種と多かったためインパクトは少ないものの、数字に現れにくい浸透力もパワーアップさせ、かつ価格を据え置いている点は好感が持てます。

この記事は元々ナノインパクトプラスを紹介したものでしたが、ナノインパクト100に内容を変更し効果や成分、浸透力や価格など多岐にわたって購入・使用する価値があるか検証していきます。

ナノインパクト100の成分は?

まずはナノインパクト100の全成分を見てみましょう。(赤字は新規追加成分)

ナノインパクト100
成分
エチニルエストラジオール
トコフェロール酢酸エステル
センブリ抽出液
ペンチレングリコール
BG
POE・POPデシルテトラデシルエーテル
ヒノキチオール>
メンチルグリセリルエーテル
エタノール
ビワ葉エキス
ジオウエキス
サクラ葉抽出液
ヒオウギ抽出液
ダイズエキス
酵母エキス-1
キナエキス
クララエキス-1
チョウジエキス
アルニカエキス
オドリコソウエキス
オランダカラシエキス
ゴボウエキス
セイヨウキズタエキス
ニンニクエキス
マツエキス
ローズマリーエキス
ローマカミツレエキス
オウゴンエキス
ニンジンエキス
チンピエキス
ボタンエキス
シナノキエキス
ヒキオコシエキス-1
冬虫夏草エキス
ツバキエキス
ビルベリー葉エキス
セイヨウオオバコ種子エキス
アシタバエキス

メントール
キサンタンガム
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
トレハロース
乳酸・グリコール酸共重合体
テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル
ポリビニルアルコール
ステビアエキス
コメヌカスフィンゴ糖脂質
N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン
β-グリチルレチン酸
リン酸一水素ナトリウム
クエン酸
精製水
無水エタノール

ナノインパクト100の成分表に目を向けてみると、多くの育毛剤が採用している有効成分「センブリエキス」を始めとしてビワ葉エキスオウゴンエキス、ヒオウギ抽出液など聞きなれた名前が並んでいる。

一方、「ミノキシジルと同等の育毛効果」として人気のM-034や、「ミノキシジルの3倍の育毛効果」として注目を集めるキャピキシルは配合されていません。

しかしこれら流行の成分も、発毛効果が実証されているミノキシジルとの比較で“育毛効果”の比較をしている時点で違和感を感じるのも事実、。

そういったことを考えると、流行に乗らずスポットライトが当たることは少ないながらも実績のある成分をしっかりと配合し「浸透力」で勝負しているナノインパクト100にはある程度好感が持てます。

また、チャップアップの70種やイクオスの61種には敵わないものの、成分数は43種と育毛剤の中ではかなり多めの部類といっていいでしょう。

■ナノインパクトプラスから100になって新たに4つの成分を追加
■全成分量は43種で育毛剤の中ではかなり多め

ナノインパクト100の最大の強みは浸透力

ナノインパクト100の43種という成分数は魅力ではあるものの、M-034やキャピキシルなど目玉となる成分はなく一つひとつの成分は平凡なのも確か。ナノインパクト100の強みは成分というよりは100年に及ぶ技術開発に裏打ちされたナノ技術による浸透力で、以下のような特徴があります。

  • 毛穴の200万分の1である140nmという極細粒子が頭皮および毛根へ浸透
  • 1日あたりの使用量で100兆個の粒子が発毛促進
  • 12時間以上にわたって持続する発毛促進効果

イクオスポリピュアEXなどナノ技術による浸透力を売りにする育毛剤は数多く存在するものの、どちらかというとそれは補助的なもの。具体的な技術や作用には触れられていないことも多く、効果には疑問を抱かざるを得ないケースも。

一方ナノインパクト100は商品名もさることながら「ホソカワミクロン化粧品株式会社」という社名からもナノ技術に絶対的な自信があることが伺えます。それもそのはず、ホソカワミクロンは大企業が名を連ねる東証1部に株式を上場しているナノテクノロジーを得意とした企業だから。

そんなホソカワミクロンの技術がつまったナノインパクト100の浸透力を象徴する技術を2つ見てみましょう。

100兆の浸透力

ナノテクノロジーを使用することで「PLGAナノ粒子」を作り出し、毛根まで成分を届けるのがナノインパクト100の特徴。そのPLGAナノ粒子は1日分の使用量で実に100兆個に及びます。

ナノインパクト100、100兆の浸透力

何度も書くようですが、どんなに効果の高い成分でも毛根に届かなければ意味はありません。しかし現実的には毛根まで届かない育毛剤の多いこと多いこと。

その点ナノインパクト100はナノ技術に定評のあるホソカワミクロン社製ですから浸透力に対する信頼性は抜群。

ただ、上図を見るとちょっと気になる点も。

毛穴の皮脂を突き抜け毛根へ浸透」と書いているすぐ横に「※角質層まで」と書いている。角質層というのは肌の表面にある0.02mmのごく薄い層のことで、分子量500個程度の極めて小さい成分しか浸透できないとされています。

0.02mmの角質層までしか浸透しないものが、ずっと奥の真皮にある毛根まで届くはずねぇだろ!」と感じる人もいるかもしれませんが、実は薬機法(旧薬事法)において化粧品や医薬部外品の浸透力に関しては角質層までとしか表現できないという事情があります。

そのため「毛根へ浸透」と書いているすぐ横に「※角質層まで」という注意書きを書くという何とも変な状況に。

まあ、現実的には角質層を突破できるかどうかまでは分からないものの、一定量は毛穴の中に入り毛根まで届くと見ていいのかもしれません。

100兆の持続力

ナノインパクト100は浸透力もさることながら、長時間にわたってじわじわと効いてくるのも大きな特徴になっています。

ナノインパクト100、100兆の持続力

近年はリポソームという極小のカプセルを幾重にも重ねる技術などによって長時間にわたって効果を発揮し続ける化粧品や育毛剤が登場してきており、ナノインパクト100もその類なのかもしれません。

ナノインパクト100以外では、ミノキシジルを最大16%配合するなど最強の外用薬と名高いフォリックスシリーズがこのリポソームの技術を採用しています。

ちなみにここでも「※角質層まで」。薬機法的に仕方ないのかもしれませんが、考えようによってはメーカー側の逃げ道になっている感も否めません。

ナノインパクト100の副作用

育毛剤といえば気になるのが副作用。

ナノインパクト100の公式サイトでは副作用について一切言及しておらず、有無の確認はできないというのが実情。

ただ、成分的に育毛剤定番のもので固められており、これら成分を使用している商品に目立った副作用は確認されていないことから、ナノインパクト100に副作用はないと見ていいと思います。

しかし、それはあくまでもプロペシア(成分名:フィナステリド)の性機能障害やミノキシジルの血圧降下のような体の内部からの副作用がないという話。

育毛剤に副作用の心配はほとんどないとはいえエタノールを使っている以上アレルギー反応を示す可能性はゼロではなく、かゆみや炎症を起こす可能性もあります。

これはナノインパクト100に限ったことではありませんが、「100%異常は出ない」と言い切れないのは間違いないので、そこは留意しておいてください。

ナノ技術を売りにした育毛剤で価格を比較

ナノインパクト100の価格

育毛剤は短期間では効果が出ず、ヘアサイクルを考えればどんなに早くても3ヶ月~の時間がかかるという事もあって毎月かかる費用は非常に気になるところです。

そこでいくつかの人気の育毛剤を比較してみたいのですが、育毛剤自体膨大な数が存在するのでここでは上記のナノ技術を売りにしているイクオスポリピュアEX、あとはネット販売育毛剤で1、2を争う人気のチャップアップで比較してみます。

まずはローション単品から。

商品名 成分量 使用期間 価格
ナノインパクト100 43種 1ヶ月 7,560円(税込)
イクオス 61種 1ヶ月 9,350円(税込)
チャップアップ 70種 1ヶ月 7,400円(税込)
ポリピュアEX 12種 2ヶ月 7,800円(税込)

イクオス以外は価格面でほぼ横並びとなっておりますが、ポリピュアEXは1本でおよそ2ヶ月使えると謳っているため、それが事実なら実質半額程度となります。

ただポリピュアEXの内容量はイクオスやチャップアップと同じ120mlと2ヶ月使えるのか疑問である上、成分量は12種と明らかに少なく効果の面でも心もとないと言わざるを得ません。

一方で定期コースはというと…

商品名 初回限定 2回目以降
ナノインパクト100定期コース 3,780円 7,560円
イクオス定期コース(サプリメント付) 7,538円
チャップアップ定期コース(サプリメント付) 9,090円 9,090円
ポリピュア定期コース 6,800円 6,800円

ナノインパクト100の定期購入は初回が半額になる程度でこれといった特典はなく、一方でイクオスやチャップアップはノコギリヤシや亜鉛が含有されるサプリメントが付いてくるのでお徳感がある。

現在ナノインパクト100を購入すると初回に限りナノインパクトドリンクが1本無料で付いてきます。ただ、育毛とは関係のない栄養ドリンクである上、基本的に毎日飲むものという位置づけであるため、あくまでも「お試し」。ちなみに1本400円相当とお得感はあまりありません。

特にイクオスは2016年9月に行われたリニューアルで育毛剤・サプリメント双方に大幅な成分追加が行われているので魅力的に映ります。しかも価格はナノインパクト100とほぼ同じ…ちょっと分が悪いのは確か。

これだけで比較するとナノインパクト100は特に安い訳ではありませんが、価格面だけで計れないのが育毛剤ですから、とりあえず全額返金保証である30日間試してみるという軽い気持ちで使ってみるのも手だと思います。

ナノインパクト100の全額返金保証の内容は?

ナノインパクト100の全額返金保証は30日となっており標準的な期間といえますが、同じ期間でも育毛剤によっては返金保証適用時に事務手数料を差し引いたり、商品発送分の送料を差し引いたりと条件は様々なので、ナノインパクト100の全額返金保証の条件についても触れておきます。

まず詳しい条件は以下のようになります。

  • 全額返金保証の対象は初回お届け分のみ
  • 適用期間は商品到着後から30日以内
  • 返品時の送料は客負担
  • 返金の際の振込み手数料は客負担
  • 使用途中のボトルと納品書を送付する

ちょっと詳細が確認できなかったのですが、おそらく全額返金保証の対象になるのは定期購入のみと思われます。

定期購入であれば初回は3,780円に送料、代引手数料無料となっているにもかかわらず、全額返金保証の適用時に商品お届け時の送料と代引手数料を差し引かないというのはかなり良心的といえます。

つまり全額返金保証を適用する際にかかる費用は送り返す際の送料と、向こうから返金される際の振り込み手数料のみとなりますので1,000円前後といったところでしょうか。

育毛剤の効果を実感するにはヘアサイクルの関係上最低3ヶ月は必要。30日間では効果を確かめるにはいたらないでしょうが、肌に合うかどうかや匂い、使用感などは確認できるので、気になる方は全額返金保証前提で試してみるのもいいでしょう。

ナノインパクト100は使う価値があるか?

育毛剤の市場は定期コースでサプリメントが付属するチャップアップ、ブブカ、イクオスが高い人気を誇っています。

2016年9月のイクオスリニューアルでは成分量が31種から61種へ、これまで弱点だったサプリメントも15種の成分追加がなされた上で内容量を3倍以上増やすなど他を引き離しにかかっており、それに比べるとナノインパクト100は成分的にも価格的にも控えめと言わざるを得ません。

しかしナノインパクト100の最大の強みは他の育毛剤の追随を許さない圧倒的な浸透力にあり、成分量のみで勝負する他の育毛剤とは一線を画します。

そもそものアプローチが異なるため従来の育毛剤が効かなかった方にも効果は十分期待できる…それがナノインパクト100の持ち味と考えます。

成分量や価格などを総合的に判断すれば現状でイクオスチャップアップをおすすめせざるを得ませんが、もしイクオスやチャップアップの効果に限界を感じているのであれば、ぜひ一度ナノインパクト100を手に取ってみて下さい。

ナノインパクト100の詳細

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