ボントレスローションの効果と信頼性は?

ボントレスローション

人気の育毛剤であるブブカやチャップアップに配合される育毛成分といえば「M-034」。しかしこれを遥かに上回る効果があるとして「キャピキシル」という成分が注目を集めています。

そこに目を付けフィンジアやボストンDeeper3Dなど続々とキャピキシル配合育毛剤が出現していますが、どれも価格が高く定期コースや多本数買いを駆使しても1本10,000円前後は当たり前の状況。

そんな中現れたのが海外製のキャピキシル育毛剤であるボントレスローション

これはオオサカ堂などの個人輸入代行業者から購入することができ、価格は1本5,000円程度と日本のキャピキシル育毛剤に比べ半額程度で買えるとあって注目されています。

キャピキシル育毛剤は高価なだけに安いボントレスローションで十分な効果が出ればこれに越したことはないため、当該育毛剤の効果や成分、メリットデメリットなど詳しく検証してみましょう。

    目次
  1. 【追記】ボントレスローションはボントレスヘアセラムへ
  2. ボントレスローションとヘアセラムの成分比較
  3. ボントレスローション(ヘアセラム)の主要成分
  4. ボントレスローションの製造国
  5. キャピキシル含有量は?
  6. ボントレスローション(ヘアセラム)の価格
  7. ボントレスローションはどういった人におすすめ?

【追記】ボントレスローションはボントレスヘアセラムへ

ボントレスローションからボントレスヘアセラムへ

日本のキャピキシル育毛剤に比べ半値程度で買えることから支持されていたボントレスローションでしたが、2017年に販売が終了。入れ替わるように「ボントレスヘアセラム」が発売されました。

この2つはメーカーが一緒ということもあって後継商品と見ることができるでしょう。変更点としては成分が若干変わったことと、価格が1,000円ほど安くなったことが挙げられます。

安いこともあってこれまでキャピキシル以外にこれといった成分は入っていませんでしたが、ボントレスヘアセラムになって育毛効果が期待できる成分がいくつか追加されているので、値下げと相まって魅力が増した印象。

旧製品となるボントレスローションはすでに手に入らない状況になっていますので、ここからはボントレスヘアセラムとの比較を交えながら書いていきたいと思います。

ボントレスローションとヘアセラムの成分比較

では旧製品であるボントレスローションと後継商品のボントレスヘアセラムの全成分を比較しつつ見てみましょう。

ボントレスローション ボントレスヘアセラム

キャピキシル
メチルグルセス-20
ヒドロキシエチルセルロース
グリセリン
プロピレングリコール
イソプロピルアルコール
ポリクオタニウム7
クエン酸
イミダゾリジニル尿素
メチルパラベン
プロピルパラベン


精製水
キャピキシル[BG、デキストラン、アセチルテトラペプチド-3、アカツメクサ花エキス]
アナゲイン[エンドウ芽エキス、フェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム]
ヘキサプラント・リヒター[アルコール、ウイキョウ、ホップ、メリッサ葉、セイヨウヤドリギ葉、カミツレ花、セイヨウノコギリソウエキス]
グリセリン
プロピレングリコール
ジアゾジニル尿素
安息香酸ナトリウム
ソルビン酸カリウム
PPG-1-PEG-9ラウリルグリコールエーテル
パンテニルコハク酸シリコーンクオタニウム-2
香料
エデト酸二ナトリウム
キサンタンガム
クエン酸一水和物

安いこともあってかこれまではキャピキシルに頼りきりだったボントレスローションでしたが、ボントレスヘアセラムになりアナゲインとヘキサプラント・リヒターという成分を追加しパワーアップしています。

キャピキシル同様複数の成分で構成されるこの2つによって育毛効果が高まったのは間違いないでしょうし、その上価格が安くなったのであれば文句のつけようもありません。

ただ、アナゲインといいヘキサプラント・リヒターといい聞いたことがない成分なので、いまいち効果が見えてこないのも事実情だったりします。

ボントレスローション(ヘアセラム)の主要成分

海外製だからか聞き慣れない成分が配合されているボントレスヘアセラム。

とはいえ「全然分かりません」というわけにはいかないので、ボントレスローションおよびヘアセラムの主要成分を可能な限り紹介していきます。

キャピキシル

もはや育毛剤の主流になりつつあるキャピキシルはボントレスローション、ヘアセラム共に配合されています。これはアカツメクサ花エキスとアセチルテトラペプチド-3で構成される成分。

ミノキシジルの3倍の効果があるキャピキシル

上のグラフが示すように発毛成分であるミノキシジルの3倍の育毛効果が確認されており、副作用がないことからもこれからの育毛剤の主流になる可能性を秘めています。

人間に使用した試験においても成長期の髪の毛が13%増えたのに対し休止期の髪は29%減少するなど、良好な成績を収めているキャピキシル。

ただ、日本のキャピキシル育毛剤は1万円を超えるものも多く手が出せないと感じている人も多いでしょう。その点をクリアしているのがボントレスローションや後継のボントレスヘアセラムなのです。

アナゲイン

ボントレスヘアセラムになって新たに配合された成分で、えんどう豆の新芽から抽出されるエキスが主要な成分になっています。

毛根を刺激することによって髪の毛の成長を促進させる効果によってヘアサイクルの正常化が期待できるとされています。

これを紹介しているメーカーによると「3ヶ月で密度の高い髪質へ改善する効果が期待できる」としている。これが本当なら大いに期待したいところですが、あまりにも情報が不足しているのも事実。

そのためキャピキシルの補助的な成分と見ておくべきしょう。

ヘキサプラント・リヒター

アナゲイン以上に謎の成分がヘキサプラント・リヒター。調べてもまったく情報が出てきません。

効果を予想するため構成成分を見てみると…

  • アルコール
  • ウイキョウ
  • ホップ
  • メリッサ葉
  • セイヨウヤドリギ葉
  • カミツレ花
  • セイヨウノコギリソウエキス

構成成分を見てみると、育毛剤でたびたび見かける成分が入っていることが分かります。中でも注目したいのがホップでしょうか。

ホップエキスはイソフラボン同様女性ホルモン「エストロゲン」に近い働きをすることで知られています。

このエストロゲンは男性型脱毛症(AGA)の原因となる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成を抑制することで知られ、髪の毛の成長に欠かせないホルモンとなっています。

また、ヘキサプラント・リヒターに配合されているカミツレはカモミールとも呼ばれるハーブの一種で、抗炎症作用や血行促進効果があります。

ヘキサプラント・リヒターの具体的な効果や作用は分からないものの、構成を見るに複数の育毛成分によって髪の毛の成長を促すものと見ていいでしょう。

ボントレスローションの製造国

格安のキャピキシル育毛剤であるボントレスローション。それだけに製造国は気になりますよね。

ボントレスローションおよびボントレスヘアセラムを製造しているメーカーはインドとなっています。インドといえばプロペシアのジェネリックであるフィンペシアなどで有名なジェネリック大国です。

しかし「大国」とはいっても特許の切れていないプロペシアを特許関係に緩いお国柄であるがゆえに同成分のフィンペシアを作ってしまったりと、若干不安が残るのも事実だったりします。

ただ、フィンペシアを製造するシプラ社は世界中にジェネリック医薬品を流通させる大手製薬会社ですし、ボントレスローションを製造するグレンマーク社も同様。

インド製のジェネリック医薬品が多くの支持を集めている事実を見ても過度に懸念を抱く必要はないでしょう。しかし日本製のものに比べれば大きく劣るのも確かと言わざるを得ません。

キャピキシル含有量は?

ミノキシジルの3倍の効果があるとされるキャピキシルの最もスタンダードな含有量は5%。同成分を用いた日本の育毛剤もすべて5%となっています。

で、ボントレスローションやヘアセラムは?

ネット上では5%とする書き込みもありますが、製品を見ても配合されている成分は載っていても含有量までは掲載しておりません。

キャピキシルの正式エンブレム キャピキシルを配合した日本の育毛剤の多くはキャピキシル製造メーカーであるカナダのルーカス・マイヤー・コスメティックス社が3%以上のキャピキシルを配合する商品のみに付与する事を許されるエンブレムを使用しています。(右図参照)

しかしボントレスローションにはこのエンブレムが付与されておらず、製造国もインドとあって「勝手に作って勝手に売っているのかな?」と勘ぐってしまいます。

もし製造メーカーの許可を得ているのであれば推奨される3%以上を配合するでしょう。となれば許可を得ないまま使用している可能性が高い気がします。インドですしね。

そうなると含有量は完全に不明。製造元なり輸入代行業者なりがこういったところをクリアにしてくれれば…と感じますが、このへんのいい加減さがあるからこその格安価格なのかもしれません。

一般的な5%を配合していればセールスポイントとしてキャピキシルの含有量を明記すると思われます。そう考えるとボントレスローションおよびヘアセラムのキャピキシル含有量は多くないと見ておくべきなのではないでしょうか。

ボントレスローション(ヘアセラム)の価格

ではボントレスローションやボントレスヘアセラムの最大の強みである価格について見ていきましょう。

ちなみに輸入代行業者を利用した購入になるため日本の育毛剤のように定期コースなどはない一方で、複数買いで割引率が高くなっています。旧製品であるボントレスローションと後継商品ボントレスヘアセラムの価格は以下のとおり。

ボントレスローション ボントレスヘアセラム
1本 5,649円 4,037円
2本 9,088円 6,545円
3本 12,404円 8,858円

ボントレスローションは販売中止前の価格になります。これを見てもボントレスヘアセラムになって大きく値下げされたことが見て取れるかと。

3本まとめて買うと1本あたりの単価は3,000円弱と日本のキャピキシル配合育毛剤に比べ3分の1から4分の1程度の値段になります。

たしかに若干の胡散臭さはあるもののこの価格は非常に魅力的。とはいえ海外製ということもあってリスクも考えられるため、そのへんを考慮してどういった方にボントレスローションがおすすめなのか考えてみましょう。

ボントレスローションはどういった人におすすめ?

まず、今まで発毛剤や育毛剤を一度も使った事がない人には絶対にボントレスローションはおすすめしません。

理由は単純明快、育毛剤自体が合うかどうかも分からない人が海外製の若干怪しいボントレスローションやヘアセラムを使うなどもってのほかだからです。

これまで育毛剤を使ったことがない人は素直に医療機関に行きプロペシアを処方してもらい、必要に応じてリアップX5プラスを使うなど、まずは信頼できる国産品を使うべきです。

ボントレスローションやボントレスヘアセラムを使うのであれば多くの育毛剤を試し良し悪しが分かる玄人や、プロペシアやミノキシジルをすでに使っていてさらなる効果を求めるために新成分を追加したい人あたりでしょうか。

あとは、月々の育毛剤に使えるお小遣いが5,000円程度だが、どうしてもキャピキシルを試してみたい人など。

基本的に「圧倒的な安さ」という面以外日本のキャピキシル育毛剤に勝っている点はほとんどありませんので、少しでも品質に不安を感じるのであれば「フィンジア」「ボストン」や「Deeper3D」あたりを使った方がいいと思います。

日本製であれば万が一の時に助かる全額返金保証の制度もあり、また近年はフィンジアやバイタルウェーブなど1万円を切るものが出てきたりボストンスカルプエッセンスが大幅値下げしたりと価格面のネガティブな部分は解消されつつある。

ボントレスローションやヘアセラムのキャピキシル濃度が5%であれば、評価もまた違ってくるんですけどね。

ボントレスヘアセラムの詳細

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