フィナステリドやデュタステリドの外用は効く?

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フィナステリドやデュタステリドの外用薬の効果は?

男性用の発毛剤としてミノキシジルと並んで高い効果を示すのがプロペシアに代表される「フィナステリド」という成分。5αリダクターゼの働きを阻害し薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制する効果があります。

また2016年3月に日本でザガーロが発売されたようにフィナステリド同様5αリダクターゼの阻害効果があり効果は1.5倍とされる「デュタステリド」が用いられた発毛剤も注目を集めています。

しかしフィナステリドもデュタステリドも内服薬として使用する場合がほとんどであり、内服薬・外用薬両方で活躍しているミノキシジルとは一線を画しています。

しかし、フィナステリドもデュタステリドも一定の副作用リスクが存在するため、そういったリスクがほとんどない外用薬で十分な効果が出るなら、それに越したことはない気もしますよね。

フィナステリドやデュタステリドの外用薬が少ない理由、そして数少ないフィナ・デュタ外用薬の効果はいかほどのものなのか解説していきたいと思います。

フィナステリドやデュタステリド外用薬が少ない理由

ミノキシジルはリアップやロゲイン、カークランドなど発毛剤分野では外用薬として知られ、さらなる効果を求める人にはミノキシジル本来の用途である内服薬(ミノキシジルタブレット)での使用も積極的に行われています。

ミノキシジルの場合、効果はほどほどだが副作用の心配がほとんどない外用薬と、効果は抜群だが副作用への覚悟が必要な内服薬という棲み分けができていますが、フィナステリドやデュタステリドに関してはほぼ内服薬一本で外用薬は数える程度しかありません。

なぜフィナステリドやデュタステリドの外用薬は少ないのか?

これには諸説ありますが、少ない理由として考えられるものは…

  • フィナステリドやデュタステリドは頭皮に吸収されにくい
  • 作用の問題から外用には向かない
  • これまで製薬会社が本腰を入れて外用薬の研究開発をしなかった
  • 女性や子供への危険性を考えて

このあたりでしょうか。

少ないとはいえフィナステリドやデュタステリドの外用薬が存在するのも確か。育毛剤の選択肢の幅を広げるためにも、これらをもう少し突き詰めていきましょう。

フィナステリドやデュタステリドは頭皮に吸収される

フィナステリドやデュタステリドは吸収される

まずもっとも安易に考えられる理由である「フィナステリドやデュタステリドは頭皮に吸収されにくいのではないか?」という問題です。頭皮に染み込まないのであれば確かに意味はありませんよね。

フィナステリドやデュタステリドの浸透に関して考える時、ひとつ思い出されるのが「妊婦はプロペシアを飲むどころか触れることも禁忌」という点です。

これは妊婦がフィナステリドやデュタステリドを体内に取り込むと男児の生殖器の成長を阻害する恐れがあるためで、妊娠している女性はもちろん小さな子供も触れるべきではないとされています。

なぜ触れてはいけないのか?それは皮膚から吸収されるからです

コーティングされたものであれば一応大丈夫ではあるものの、分割などしてコーティングがない部分は触るだけで肌に吸収される可能性が。それはつまり「フィナステリドやデュタステリドは頭皮に吸収されにくい」という疑念を晴らすものでもあります。

吸収される分子量の条件を満たしている

フィナステリドやデュタステリドが経皮吸収されるという説は分子量を見ても説得力があります。

というのも、皮膚を守る角質層は非常に優秀なバリア層で、ここからさらに奥に浸透するには健康な肌の場合分子量500以下という条件を満たす必要があり、フィナステリドやデュタステリドは条件を満たしているのです。

分子量
フィナステリド 372.55
デュタステリド 528.53

まあ厳密にはデュタステリドは微妙なところなんですけどね。ただ、ザガーロやアボルブなどデュタステリド製剤の注意書きには「本剤は経皮吸収される」とハッキリ書いていることから、頭皮にも吸収されると見ていいかと。

ちなみにミノキシジルの分子量は209。外用の発毛剤として名をはせるだけのことはある。

錠剤の状態でもコーティングが剥がれれば肌に吸収されるため、ローションやクリームなどより浸透しやすいよう作られている外用薬であれば、それなりの吸収が見込めるのは間違いないでしょう。

■妊婦は触ることすら禁止されるフィナステリドやデュタステリド
■錠剤でも肌に吸収されるのだからローションが頭皮に吸収されないわけない

作用として外用薬では効果を発揮しない?

フィナステリドやデュタステリドがある程度頭皮に吸収されるのは間違いないとして、問題は吸収された成分が発毛に結びつくかどうかです。

外用薬として多く用いられるミノキシジルはそもそもが高血圧患者向けの血管拡張薬で、その効果による血流の改善に加え副作用の1つである多毛症と相まって発毛するとされています。

一方のフィナステリド・デュタステリドは、男性型脱毛症(AGA)の原因物質ジヒドロテストステロン(DHT)を作り出す原因である5αリダクターゼを阻害するもの。ミノキシジルとは「発毛剤」というくくりでは一緒でも、作用という面ではまったく異なります。

薄毛の原因となるDHTを生成する5αリダクターゼは全身から分泌されるものの、特に前頭部から頭頂部にかけてや前立腺周辺に多いため、この働きを阻害する成分を頭皮に吸収させれば一定の効果を示しそうな気もしますが…

妊婦の手などから吸収されたフィナステリドが胎児の生殖器に悪影響を与える恐れがあることを考えると、フィナステリドやデュタステリドの外用薬には一定の発毛効果が望めるのではないでしょうか。

ただし、この2つの発毛剤の効果に関しては世界中に有効性を示す試験データが存在しますが、外用薬としての試験データはほとんど存在しないのが実情。

理屈の上では効果がありそうだが、それに対する保証はないと言わざるを得ない。

なぜ製薬会社は外用薬を積極的に製造しないのか?

フィナステリド外用薬が作られない理由

妊婦が触ることすら禁止されている事実などからフィナ・デュタの外用薬には一定の効果が望めそうなもの。しかしミノキシジル外用薬を作る会社は世界中にあれどフィナステリド外用薬を作る会社はほとんど存在しません。

存在してもほとんどは発毛剤先進国であるアメリカのメーカーで、世界的に作られているとは言い難い状況。フィナステリドやデュタステリドを開発したメーカーは外用薬を作ろうともしない。

なぜ製薬会社はフィナステリド外用薬を作らないのか?

考えられる線は「検証・試験をしてみたものの思うような効果が出なかった」「コスト・費用対効果の面でうまみがなかった」あたりになるでしょうか。

発毛剤として比較的新しいデュタステリドならまだしも、長年使われてきて実績も十分なフィナステリドの外用薬を製薬会社が検討しないのは考えにくい。

実際、血圧を下げる血管拡張剤としてミノキシジルを開発したメーカーは、後に「ロゲイン」という外用の発毛剤を発売していますしね。

一方、フィナステリドやデュタステリドを開発したメーカーから外用薬は登場しておらず、作っているのはごく一部の他メーカーなのですから“商品化するに値しない大きな理由”があると考えるのが自然でしょうか。

それが効果面なのかコスト面なのかは、はたまたその両方なのか…

フィナステリド外用薬のリスク

フィナステリドやデュタステリドを用いた外用薬がほとんど作られない理由として、発毛効果うんぬんの前に「危険」という判断がある可能性も。

フィナステリドを用いたプロペシアやフィンペシアなどは錠剤がコーティングされており、デュタステリドが主成分のザガーロなどはカプセルになっています。

妊婦や授乳婦が触れるのは危険だが、常識的な使い方をしていればこれら女性がフィナステリドやデュタステリドに触れるケースは考えづらいといえます。仮に錠剤に触ってもコーティングされているから問題ない。

しかしこれが外用薬だとどうか?

頭皮に吸収させる必要がある外用薬の場合、使用するため容器から出せば成分はむき出しである。それが飛散する可能性がありますし、塗った後で妊婦や子供が使用者の髪の毛に触れることだって考えられます。

塗布から一定時間が経ち乾燥することで成分が飛び散る可能性も否定できません。

そう、妊婦や子供は触れるべきではないフィナステリドやデュタステリドの外用薬というのは、家族がいる家庭において危険である可能性があるのです。

これら成分の開発メーカーが外用薬を作らなかった理由は「効果が期待できないから作らない」ではなく、周囲の人間に対するリスクを考えてのものなのかもしれません。そう考えると外用薬に期待もできるか。

当然ながら一人暮らしや子供がない家庭、妊娠の恐れがない女性との同居であれば、こういったリスクを心配する必要はありません。

フィナステリド・デュタステリド外用の副作用

フィナステリド外用薬の副作用

フィナステリドやデュタステリドは男性ホルモンであり、AGAの原因でもあるDHTの生成を強力に抑制するため、性欲減退や勃起障害といった副作用が出ることが知られています。

しかしそれはあくまでも内服薬での話。フィナステリドやデュタステリドといえど外用薬であれば副作用のリスクはかなり低くなると見ていいでしょう。

ただ、同成分を外用薬として使用した臨床試験を行っていないため、どの程度の副作用発現率なのか厳密に答えることはできません。

しかし、服用するとめまいや動悸、低血圧などの副作用リスクがあるミノキシジルですら、外用薬での使用ではっ仮に副作用があったとしても塗布部分のかゆみや炎症といった軽度のものばかり。

そういった事実を勘案するに、フィナステリドやデュタステリドの外用薬は内服薬に比べ安全なのは間違いないと考えます。

とはいえ、妊婦や授乳婦への影響が懸念されていることから、「副作用は絶対にない」とは言い切れないのが辛いところ。…まあ、それはすべての育毛剤に言えることですが。

フィナステリド・デュタステリド外用薬の効果は?

前述のようにフィナステリドやデュタステリドを使った外用薬は数少ないものの、いくつかは存在しています。

有名なのはミノキシジルの圧倒的な含有量で知られる「フォリックス」。ミノキシジルを16%配合する「FR16」やミノキシジル12%配合の「FR12」にはフィナステリドが配合されています。

また、ドクターゼロの「5HP」や「7HP」にはそれぞれミノキシジル5%、7%のほかにデュタステリドが配合されており、私が知る限りでは今現在デュタステリドを配合した外用薬はこれ以外知りません。

いずれも日本で有名なリアップX5プラスと同等以上のミノキシジルをメインとした上でフィナステリドやデュタステリドを配合していることから、あくまでも補助的な成分という位置付け。ただ、肌への吸収や胎児への影響が懸念されていることから多少の効果は期待できると考えます。

フォリックスなどはミノキシジルが十二分に配合されているためフィナ・デュタの効果を単体で抜き出すことは困難と言わざるを得ません。

しかし、かつて存在した純粋なフィナステリド外用薬「ジェンヘアー フィナステリド0.25%ローション」や、現在販売しているリグロースラボFIN25が一定の評価を得ていることを考えれば、これらの外用薬も一定の効果はあると見るべき。

多くの男性に効果があるとされているプロペシアやミノキシジルでさえ「効く人もいれば効かない人もいる」という個人差があるように、フィナステリドやデュタステリド外用薬の効果にも個人差があると思われます。

とはいえ、現状の薄毛治療に限界を感じている人はフィナ・デュタの外用薬を試してみるという選択肢もあるのではないでしょうか。

フィナステリド・デュタステリド配合発毛剤

最後に、下図は少ないながら販売されているフィナステリド・デュタステリド配合の発毛剤を紹介しておきます。妊婦や授乳婦がいない家庭の男性は使用を検討してみてください。

フォリックスFR16

フォリックスFR16のフィナステリド フィナステリドを配合した外用薬としてのみならず、すべての外用発毛剤で最も効果が高いと断言できるのがフォリックスFR16です。

大正製薬のリアップX5プラスの3倍以上となるミノキシジル16%に加え、フィナステリド、アデノシンなど発毛効果が認められた成分を配合する最強発毛剤。これが効かなければ外用薬は諦めたほうがいい。

こういった外用薬としては珍しいクリームタイプであるため、M字ハゲや生え際の薄毛にも垂れずに塗ることができるのも強み。それでいてリアップX5プラスより2,000円以上安いなど圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。

何を使ってもいまいちだったという人はフォリックスFR16を試してみてはいかがでしょうか。

フォリックスFR16の詳細

リグロースラボFIN25

フィナステリド主成分リグロースラボFIN25 リグロースラボFIN25は唯一と言っていいであろうフィナステリドが主成分の外用薬。

名前の通りフィナステリドを0.25%配合しており、それ以外の成分は一切配合しないという潔い育毛剤。

他の発毛剤と違いミノキシジルを配合していないため、どこまで効果があるのか未知数な部分は多いものの、他のフィナステリドを配合した商品より濃度が高いことから、ミノキシジルに効果を感じない人にはおすすめ。

また、フィナステリドだけしか配合していないからなのか、2,000円強で購入できるリーズナブルさも嬉しいところ。

リグロースラボFIN25の詳細

7HP・5HP

デュタステリド配合外用薬7HP 私が知る限り唯一デュタステリドを配合する外用薬となる7HP。濃度は0.1%。ただし、7HPの主成分はあくまでも7%のミノキシジル。

定評のあるミノキシジルを7%というやや高い濃度で配合し、それをサポートするデュタステリドや馬プラセンタという構図。ミノキシジルが主成分である分、一定の発毛効果は担保されていると見て間違いないでしょう。

ちなみにミノキシジル5%とデュタステリド0.1%の5HPもありますので、どちらを使うかはお好みで。

デュタステリドやフィナステリド内服薬を使いたいが副作用が気になっている人は、そういったリスクがほとんどない7HPを使ってみてはいかがでしょうか。

5HP/7HPの詳細

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