増毛やかつらと発毛剤・育毛剤の併用

増毛を考えているけど自分の髪も諦めたくない

髪の毛が薄くなってきて増毛やかつらを考えているものの、自分の髪も諦めたくないのでプロペシアやミノキシジルを用いた発毛や育毛も同時進行で行いたい。

可能であれば自分の髪の毛を少しでも維持、増加させたいと思うのは自然な事で、そういう場合にまず選択肢に入るのがプロペシアやミノキシジルを使ったリアップなどの発毛剤や育毛剤になりますが、これらが効果を表すまでには最低3~6ヶ月ほどかかり、また初期脱毛も起きる事から増毛やかつらで髪の毛を増やしつつ発毛に取り組みたいと考える方は少なくありません。

これであれば初期脱毛で髪の毛が抜けてしまう上に効果が出るまで時間がかかり、その間も薄毛が進行してしまう発毛や育毛をかつらや増毛で補う事ができ、またもし育毛の効果が出なかった場合の保険という意味でも賢い選択といえます。

しかしそこで特に気になるのは下記の2点だと思います。

  • ■増毛やかつらと、発毛・育毛の同時進行は可能なのか?
  • ■これら同時進行での金銭的負担

アデランスアートネイチャーに代表される増毛やかつらを使うにあたって頭皮や毛根へのダメージ、そして発毛や育毛の足を引っ張らないかは非常に気になるところです。

また発毛剤や育毛剤は思いのほか価格が高く、かつらや増毛もそれなりの出費を覚悟しなければならないとあって、これらの同時進行には金銭的負担をしっかり把握しておく必要がありますので、これらを中心に増毛やかつらと育毛・増毛の同時進行について詳しく見ていきたいと思います。

マープなど自毛に結ぶ増毛と発毛・育毛の同時進行

いくら育毛剤や発毛剤によって自毛を育てようとしても、かつらや増毛がそれを阻害してしまえば意味がありません。

この辺については別ページの「かつら・増毛による頭皮や髪の毛への悪影響は?」で詳しく書いていますのでここでは要点のみを書いて行きます。

まずアートネイチャーのマープ増毛法やアデランスのピンポイントシリーズに代表される自毛1本1本に人工毛などを結う増毛法は、結んだ髪の毛自体に若干の負担増は考えられるものの、それが健康な髪であれば万が一切れたり抜けたりしてもすぐに新たな髪が生えてきますし、薄毛の影響を受けた髪だった場合でも遅かれ早かれ抜けていたでしょうから大きな問題にはなりません。

無論、これらの増毛は頭皮自体にダメージを与えるものでもありませんので、こういった増毛を行いながら発毛や育毛を同時進行させるというのは、発毛の初期脱毛や効果が表れるまでに進行する薄毛を補うという意味でも理にかなっています。

そして半年ほどして発毛や育毛の効果が出てきたら増毛の本数を徐々に減らしてゆき、最終的には増毛から卒業し発毛や育毛にて髪の毛を維持すれば周囲に増毛がばれる事もなく自然に移行できます。

一度でも周囲に「あの人ハゲてる」という印象を与えてしまうと、その後発毛や増毛に成功したとしても「かつら被ってんじゃないの?」という穿った見方をされてしまう可能性もありますので、周囲に極力薄毛であるという認識を持たれないためにも発毛剤や育毛剤の効果が出るまで増毛で乗り切るという選択肢はありだと思います。

発毛、育毛を行いながらの増毛やかつら使用の中では、髪の毛1本1本に結ぶ増毛法は最善の選択と言えるでしょう。

■マープなど結ぶ増毛と発毛・育毛は相性が良い
■発毛効果が出始めたら増毛を減らす事で周囲に変化を悟られずに済む

接着式のかつらと発毛・育毛の同時進行は?

一方で注意が必要になるのがかつらと発毛・育毛の同時進行です。

現在主流となっているかつらは特殊な接着剤や粘着剤を用い頭皮に密着させるもので、アデランスのヘアパーフェクトやアートネイチャーのヘアフォーライフがこれにあたります。

これらは人工毛を植え付けた0.1mm前後の非常に薄いベースを頭皮に貼り付けるのでずれたり外れたりする心配がなく見た目も自然で自毛に近い感覚で扱えるという利点があります。

一方で、細かい網目状にする事で通気性を確保しているとはいえ何も付けていない状態に比べれば蒸れやすく、また接着剤を用いる事もあって毛穴は詰まる傾向にありますし、メンテナンス時の脱着で髪の毛が抜けてしまう心配もあります。

つまり、こういったかつらと発毛・育毛の同時進行では、せっかく生えてきた髪の毛をかつらが押さえつけてしまう可能性が十分に考えられ、また脱着時に発毛によって生え始めた産毛を抜いてしまう恐れもあるのです。

基本的にずっと付けっぱなしの接着式かつらは、洗髪によってその下の頭皮を清潔に保つ事が難しくなり、これらのかつらと育毛の同時進行は育毛にとってマイナス材料が目立ってしまいます。

当然頭皮に接着しているのでミノキシジル外用薬をはじめとした頭皮に塗布する様々な育毛剤は使えず、使用できるものはプロペシアやミノキシジルタブレットのような内服薬に限られてしまうというのもマイナスです。

「自毛はもう諦めている」というレベルまで薄毛やハゲが進行しているのであればまだしも、まだまだ自分の毛も諦めたくはないという場合には接着剤を用いたかつらの使用は避けるべきでしょう。

■接着式のかつらは毛穴を塞ぎ蒸れやすく洗いづらく、頭皮の環境は悪くなる
■発毛剤や育毛剤は頭皮に塗布する外用薬は使えず内服薬しか使えない
■接着式かつらと育毛・発毛の同時進行は避けるべき

発毛・育毛と相性のよいかつらは編み込み式

接着剤や粘着剤をもちいた密着式のかつらが発毛や育毛と相性が悪いのは疑いようがありませんが、では育毛と併用できるかつらは存在しないのか?

例えば昔から使われており世間一般の「かつら」の認識に一致するであろう簡単に取り外しができるタイプのかつらなら発毛や育毛の邪魔をしないのではないか?

これは頭皮に直接触れるベースの部分によってその見解は異なり、通気性や髪の毛の成長を阻害しそうな頭皮を覆ってしまうタイプのかつらはNGですし、一方で大きな網目で自毛を通して馴染ませるタイプであれば頭皮への悪影響は少なく育毛と併用しても問題ないでしょう。

ただ、こういったウィッグも安物であれば網目状で通気性はある程度確保されていてもベース部分がプラスチックなど硬質なものも多く、擦れたりする事で頭皮にダメージを与え脱毛を進行させる可能性も否定できませんし、何らかのきっかけによるずれや外れの可能性も否定できず「外れるのでは…」という恐怖から行動範囲も狭まりがちです。

そういったネガティブな要素を可能な限り消してくれるのがスヴェンソンに代表される編み込み式のかつらです。

例えばスヴェンソンのかつらであれば下図のように薄毛の影響が出ない側頭部や後頭部の髪の毛を使用し複数の糸でベースを作り、そこに非常に網目が大きく通気性のよい布製ベースのかつらを糸で固定していきます。

スヴェンソン式増毛法

固定部分は薄毛の心配がない側頭部や後頭部なので頭頂部にダメージを与える事はなく、下図赤丸の部分に悪影響を与えたくない、もしくは髪の毛が無い場合でもU字のベースによりフォローできます。

かつら部分の網目は非常に大きいため通気性も良く頭皮も洗えますし、糸で固定しているため外れる心配も無く、また自毛の成育の邪魔をする事もないため発毛や育毛との相性も非常によいかつらとなっています。

費用面でも密着式のかつらよりリーズナブルなので、費用がかさみがちになる発毛剤や育毛剤との併用も行いやすくなるでしょう。

■スヴェンソンなどの編みこみ式のかつらは頭皮や自毛への悪影響は少ない
■費用は接着式のかつらに比べリーズナブルに収まる場合が多い

かつらや増毛と育毛剤の併用にかかる費用は?

そうは言っても先立つものがないと…という事で、増毛やかつらと育毛・発毛を同時に行った場合にかかる費用を考えていきます。

まずマープやピンポイントシリーズに代表される自毛1本1本に人工毛などを結ぶ増毛法の場合、増やす本数や施術する業者にもよりますが一般的な量となる2000~4000本の増毛で10~20万円くらいの初期費用がかかります。

それに加えメンテナンスの費用が月に1~2万円というのが相場になります。

一方のかつらはというと、アデランスの密着式かつらであるヘアパーフェクトやスヴェンソンの編み込み式かつらで定額制を選べば年間の費用でおよそ50万円前後、アートネイチャーのヘアフォーライフあたりだと年間100万円ほどかかる事もあります。

これらをおおよその額で月額換算すると…

月額
マープやピンポイントシリーズなど結ぶタイプ 2~3万円
ヘアパーフェクトやスヴェンソン式かつらの定額制 4~5万円
アートネイチャーのヘアフォーライフ 7~8万円
(2015年10月現在)    

一方、育毛剤や発毛剤はというと、信頼性の非常に高い日本製にこだわるのであれば医療機関で処方されるプロペシアと大正製薬のリアップX5の組み合わせがベストとなり、この二つの併用は診療費込みでおおよそ月15,000円くらいになります。

一方、個人輸入などを駆使し海外の安いジェネリックなどを使うのであればフィンペシアフィンカーポラリスミノキシジルタブレットの組み合わせで月々の出費は月3,000~5,000円程度で済みます。

つまり、自毛1本1本に結ぶタイプの増毛を選択しつつ本数はある程度抑え、発毛剤は個人輸入により格安かつ効果の高いフィンカーやポラリス、ミノキシジルタブレットを使えば費用は両方合わせて月3万円以内に収まるでしょう。

あまり薄毛が進行していない場合これが一番現実的かつ無駄のない選択に。

もう少し薄毛やハゲが進行し結ぶタイプの増毛を行うほど自毛が残っていない場合などはスヴェンソンの編み込み式かつらと発毛剤の併用が考えられ、こちらであれば個人輸入を使って月5万円、日本製のプロペシアとリアップX5使用で月6万円といったところでしょうか。

密着式のかつらになるともう少し出費がかさみますが、発毛剤や育毛剤との併用を考えるのであればこれらは選択するべきではないので除外してよいと判断します。

■現実的な選択となる結ぶ増毛と個人輸入の発毛剤、育毛剤の併用で月3万円
■編み込み式のかつらと育毛剤の併用なら月5~6万円

増毛やかつらと発毛・育毛の同時進行のまとめ

これまで長々と書いてきましたが、私なりの結論としてはかつらや増毛と育毛を同時進行するのであればマープやピンポイントシリーズのような増毛に個人輸入でフィナステリド内服薬とミノキシジルを買って使うのがベストとなります。

これですら月3万円ほどしてしまう事から決して安いとは言えませんが、もしあなたが結婚しているのであればまだしも、独身であればこちらの「女性は男性のハゲをどこまで気にするのか?」のデータでも示すとおり薄毛が今後の人生を大きく左右する可能性もあります。

薄毛やハゲは見た目で損をすると同時にコンプレックスで自信を喪失する事により卑屈になったりして男性の魅力を大きく損ねます。

これから育毛や増毛に取り組もうとしているのであれば、育毛剤や発毛剤の効果により1年後くらいには自毛が増えている事も期待され、そうすれば一番お金がかかる増毛を止める事も出来ます。

また今はフサフサまで回復とはいかない発毛剤や育毛剤も、近い将来大きな効果のあるものが出てくるかもしれませんから、それまで少しでも毛根や髪の毛、そして見た目を維持しておくという考え方をする方もいらっしゃいます。

これも自分への投資の一環と考え、取り返しが付かない状態になる前に適切な判断をするようにして下さい。

■男としての自信を失うくらいなら、すぐにでも増毛や発毛に取り組むべき
■増毛や育毛は自分の将来への投資と考える

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