ボストンスカルプエッセンスに効果なし?

ボストンスカルプエッセンス

ブブカやチャップアップ、イクオスなど人気の育毛剤に広く使われ、もはや育毛剤の定番成分という感すらあるミツイシコンブ抽出の「M-034」という成分。

これは「ミノキシジルと同等の育毛効果」として一気に人気が出た成分で、現在の育毛剤成分の主流と言っても過言ではないでしょう。しかし近年になって「M-034はもう古い」とばかりに急激に注目を集めている成分があります。

それが育毛剤「BOSTON(ボストン)スカルプエッセンス」の主成分にもなっているキャピキシルで、その育毛効果は発毛剤であるミノキシジルの3倍に上るという。加えてボストンにはピディオキシジルというミノキシジルそっくりな分子構造を持つ成分も配合。

最近では大幅な値下げに踏み切るなどますます使いやすくなったボストンスカルプエッセンス。しかし以前は高価なこともあって「効果なし」とする意見が散見されたのも事実。

実際に効果があるのか?それとも効果がないのか?成分や効果、価格などに加え、デメリットにも鋭く切り込んでいきたいと思います。

    目次
  1. キャピキシルって何だ?
  2. ピディオキシジルに効果はあるのか?
  3. 高い抗酸化力を持つフラーレン
  4. ミノキシジルと同等の効果があるプロキャピル
  5. ボストンスカルプエッセンスはM字ハゲに効く?
  6. 副作用の有無
  7. BOSTON スカルプエッセンスの価格
  8. ボストンの返金保証の適用期間は180日間だが…
  9. 【追記】全額返金保証が45日間に変更
  10. ボストンスカルプエッセンスの総評

キャピキシルって何だ?

ボストンスカルプエッセンスの主要成分といえばキャピキシル。この成分はミノキシジルに比べ3倍の効果があるという実験結果が出るなど注目されている成分ながら、若干の胡散臭さを感じるのも事実。

3倍ってホントかよ?

誰しもがこう呟いてしまうであろう謳い文句。この成分はカナダの化学原料製造販売会社Lucas Meyer Cosmetics社(ルーカスマイヤーコスメティック社)がまつげを太く長く育てるために開発した成分でしたが、その「毛を育てる」という作用に注目し育毛剤に転用する動きが広がっているのです。

アカツメクサ主成分のキャピキシル

ちなみにこのキャピキシル、アカツメクサという植物の花エキスとアセチルテトラペピチド-3で構成されております。ちなみにアカツメクサってその辺の原っぱに生えているアレ。

「ちょ、ちょっとアカツメクサ摘んでくる」

…と野原に駆け出しそうになるのを抑えつつ、キャピキシルの働きを解説します。

キャピキシルの効果は?

「ミノキシジルの3倍の育毛効果」とミノキシジルを引き合いに出している事から作用もミノキシジルに近いのかと感じますが、実際は5αリダクターゼの働きを抑制し薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害するという、プロペシアなどの主成分であるフィナステリドに近い働きとなっています。

ちなみにミノキシジルの3倍とされる根拠は下のグラフ。

ミノキシジルの3倍の効果があるキャピキシル

培養した細胞を用いた試験において髪の毛の成長率がミノキシジルの3倍という結果が出たと、開発会社であるカナダの化粧品メーカーが謳っています。

また実際の人間に用いた臨床試験も行なわれています。

キャピキシルの効き目

上図はキャピキシルとプラセボ(偽薬)を4ヶ月用い成長期の髪の毛と休止期の髪の毛の増減を示したもの。左が成長期の髪の毛、右が休止期の髪の毛のデータになります。

これを見ると、キャピキシルは成長期の髪の毛が13%増えた一方で休止期の髪の毛は29%減ったことが分かります。プラセボは成長期の髪の毛が減り休止期の髪の毛が増えていることを考えてもキャピキシルには十分な効果があると見ていいでしょう。

とはいえあくまでも自社データですし、まだ育毛剤に使われだしてから日が浅いため、本当にミノキシジルの3倍の効果があるのかなど未知数の部分も。育毛剤を販売する会社が開発し明確な根拠もないまま自社の都合の良いように宣伝しているわけではないのである程度の信用は置けると思われますが…

ピディオキシジルに効果はあるのか?

その他にBOSTONに使われている注目成分として「ピディオキシジル」があります。これは名前からも連想されるようにミノキシジルと非常に似た分子構造を持っているため、ミノキシジルと同様の効果があるのではないかとされています。

ピディオキシジルとミノキシジルの分子構造 右図を見ても分かるように確かに似ている。丸で囲った部分以外はまったく同じ。

構造が似ている成分が同じような働きをするケースは多いので、これを見る限りミノキシジルと同等の効果が期待できそうではあります。

ただし、分子構造が近いだけで目に見えた根拠に乏しいのも事実。特にこれといったデータが無いので、このへんは今後の動きに期待といったところでしょうか。

とはいえ同じくピディオキシジルを配合したフィンジアが人気の育毛剤になっていることを考えると、ある程度の効果が期待でき宇野は間違いないと思われます。

高い抗酸化力を持つフラーレン

ボストンスカルプエッセンスには育毛剤としては珍しくフラーレンという成分が配合されています。

この成分はビタミンCの200倍ともされる高い抗酸化力を持つとあって近年注目を集めており、女性向けの化粧品に数多く配合されています。

抗酸化作用とは活性酸素にって細胞が酸化・老化してしまうのを防ぐもの。髪の毛の成長をつかさどる毛乳頭細胞や毛母細胞の老化を抑え活性化させる効果があると考えれば育毛に役立つのは当然か。

同じく高い抗酸化作用を持つアスタキサンチンを配合した育毛剤も登場していますし、フラーレンに限らずこれからは抗酸化力が育毛のカギになっていくのかもしれません。

ミノキシジルと同等の効果があるプロキャピル

もう一つ注目したいのがプロキャピルを配合していること。

プロキャピルというと海外の育毛剤において活発に使用される成分で、これを配合している育毛剤でパッと思いつくのはミノキシジルを最大16%配合しているフォリックスあたりになるでしょうか。

このプロキャピルは複数の成分で構成され、特に以下の3つが重要になります。

  • オレアノール酸
  • アピゲニン
  • ビオチノイルトリペプチド-1

中でもオレアノール酸は薄毛の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンを作り出す5αリダクターゼを阻害することで知られています。

5αリダクターゼ阻害効果というとプロペシアに代表されるフィナステリドが思い浮かびますが、フィナステリドが阻害するのは2型の5αリダクターゼのみ。一方オレアノール酸は1型と2型療法の阻害効果が。

これは2015年に認可された最新の発毛剤ザガーロの主成分である「デュタステリド」と同じ効果。プロキャピルが海外で育毛剤に使用されるのも頷けます。

ボストンスカルプエッセンスはM字ハゲに効く?

ボストンはM字ハゲに効く?

男性の薄毛の9割を占めるとされる男性型脱毛症(AGA)で最も多いハゲ方は生え際やそり込み部分から薄くなっていく、通称「M字ハゲ」。

このM字ハゲ、「かっぱ」「ザビエル」と揶揄されがちな頭頂部のハゲに比べれば見た目の印象的にましというメリットがあるものの、育毛剤や発毛剤が効きづらいという説も存在します。

特にプロペシアのようなフィナステリド内服薬はM字ハゲに対してあまり効果を発揮しないという意見も多いのが実情。それだけにボストンスカルプエッセンスがM字ハゲに効果があるのか気になるところですよね。

M字ハゲに十分な効果を発揮するボストン

プロペシアに代表されるフィナステリドがM字ハゲにあまり効果がないと囁かれる一方で、頭皮に塗布するミノキシジル外用薬は頭頂部にもM字部分、生え際にも効果的とされます。

そのミノキシジルの3倍の育毛効果があるとされるキャピキシルと、ほとんど同じ分子構造を持ち「ミノキシジル誘導体」との異名を持つピディオキシジルを配合するボストンスカルプエッセンスですから、M字ハゲにも十分な効果が期待できるとみていいでしょう。

実際、キャピキシルを配合した育毛剤をM字に塗った結果産毛が生えてきたり、毛が濃くなったりといった報告が多く上がってきています。

個人差があるため「絶対に効果がある」とは言い切れないものの、高い確率で効く…それが結論になるでしょうか。

副作用の有無

ボストンスカルプエッセンスの副作用

育毛剤や発毛剤は薄毛という現象に立ち向かうほどの力を持っているがゆえに、副作用のリスクを無視することはできません。

中でも問題になるのがプロペシアに代表される成分フィナステリドやザガーロに使用されるデュタステリド、ミノキシジルなど医薬品の発毛剤。

これらは医療機関でも処方されるほど信頼性が高い成分である一方で副作用も確実に存在。フィナステリドやデュタステリドは性欲が減退したり勃起障害を起こす可能性があり、ミノキシジルは本来が血圧を下げるための血管拡張剤ということもあって低血圧や心臓への負担が懸念されます。

一方でボストンスカルプエッセンスはどうなのか?

頭皮に塗布する外用薬であるため副作用のリスクは低そうですが、ミノキシジルの3倍の育毛効果を持つキャピキシルやミノキシジルと分子構想が近似しているキャピキシルの存在など懸念もあるはず。

結論から書けばキャピキシルやピディオキシジルに目立った副作用は報告されていません。ただ、強い育毛効果を持つだけに「100%ない」と言い切れないのもまた事実だと感じています。

とはいえ、キャピキシルやピディオキシジルの効果を検証する試験で副作用は確認されておりませんので、ミノキシジルやフィナステリドに比べれば遥かに軽微であることは間違いないでしょう。

エタノールアレルギーには注意も

ボストンスカルプエッセンスに限らず、ほぼすべての外用育毛剤や発毛剤にはエタノールが含まれています。

様座ざまな成分を配合する上でエタノールは欠かせないものながら、ごく一部にはこのエタノールにアレルギー反応を示す人が存在。これを塗布することで頭皮のかゆみや炎症を引き起こす場合も。

ゆえにこれまで育毛剤を使ったことがないという人は育毛剤に含まれるエタノールで頭皮へのトラブルが出てしまう可能性はゼロではありません。

ただ、このアレルギーを持っているケースは稀ですし、すでに他の育毛剤を使ったことがある人であればボストンスカルプエッセンスで頭皮トラブルに見舞われる可能性はまずないでしょう。

そもそもこういったアレルギーは「副作用」と呼ぶべきものではないため、ボストンスカルプエッセンスに副作用はないと見ていいと考えます。

BOSTON スカルプエッセンスの価格

複数の注目成分を配合したボストンスカルプエッセンス。気になる価格はどうなっているのでしょう?

ハッキリ書いてしまうと、ボストンスカルプエッセンスは他の育毛剤に比べ高い部類に入ります…というか相当高い。お得な定期コースでも税込13,824円というのは同じキャピキシル配合の育毛剤Deeper3Dに匹敵する高さ。

しかし2017年の年末になってボストンスカルプエッセンスは下記のような大幅な値引きに踏み切りました。

商品名 単品購入 定期購入 3本セット
旧価格 14,800円 12,800円 29,800円
新価格 9,800円 8,800円 19,800円

単品購入で5,000円、定期購入で4,000円の大幅値下げ。最もお得になる3本セットにいたっては1本あたりの単価に直すと驚きの6,600円になります。これはチャップアップやイクオスといった従来の育毛剤より安いことに。

この値下げを踏まえ他の主要なキャピキシル育毛剤と税込価格で比べてみると…

商品名 単品購入 定期コース
ボストン 10,584円 9,504円
バイタルウェーブ 11,800円 8,200円
フィンジア 12,800円 9,980円
ザスカルプ5.0C 15,000円 10,000円
Deeper3D 14,100円 14,100円

これまでキャピキシル育毛剤の中で最高値付近だったボストンは値下げによって単品価格では最安値、定期コースでもバイタルウェーブに次ぐ安さになっています。

ボストンはキャピキシルとピディオキシジルを配合しているという点でフィンジアに近い成分ながら、ピディオキシジルにおいてはボストン1.5%に対しフィンジアは2%と若干劣っているため、そのあたりも考慮してこの価格にしたのかも。

主要な育毛剤と比較すると?

ではキャピキシル育毛剤にとらわれず人気の育毛剤と比較するとどうなのか?

商品名 単品購入 定期コース
ボストン 10,584円 9,504円
イクオス 9,350円 7,538円
チャップアップ 7,400円 9,090円
ブブカ 12,800円 11,664円

うーん、さすがにちょっと厳しいか。

ブブカに比べればボストンスカルプエッセンスは単品、定期コース共に安いものの、ブブカは定期コースだと育毛サプリメントが付いてくるので、それを踏まえれば実質ボストンの方が高いという見方も。

ブブカと同じく定期コースで育毛サプリメントが付くイクオスやチャップアップにいたっては単品購入でも定期コースでもボストンより安いという状況に。

大幅な値下げに踏み切ったことでキャピキシル育毛剤の中ではかなり安い部類になったものの、チャップアップやイクオスに比べてしまうと値段の高さが気になるのも事実です。

従来の育毛剤に入っていないキャピキシルやピディオキシジルに価値を見いだせるかどうかで値段への評価が変わってくるといったところでしょうか。

ただ、3本セットで買うなら1本あたりの単価はイクオスやチャップアップに比べても引けを取らない価格にまで下がりますので、ボストンスカルプエッセンスを購入する場合は定期コースより3本セットでの購入をおすすめします。

ボストンの返金保証の適用期間は180日間だが…

多くの育毛剤の返金保証は30日程度ですが、ボストンスカルプエッセンスの返金保証は180日間と非常に長くなっています。

ボストンスカルプエッセンスの180日間全額返金保証

ただし注意も必要。180日間と聞くと「1ヶ月1本として、定期コースなどで6ヶ月6本使ってみて気に入らなかったら返金してもらえるのかな?」と思いがちですが、実は全然違います。

まず180日間全額返金保証を使えるのは1本のみの購入に限られ、3本セットや定期コースでは適用できず、「ならば1本1本購入して6ヶ月使う分にはいいのかな?」と思いきや、これも違います。

以下BOSTONの返金保証適用の条件。

  • 返金保証の対象は初回購入者のみ
  • 以前サプリメント等のBOSTON商品を購入していると2回目扱いで返金保証外
  • 1人1回1本目のみ返金対象
  • セット・定期商品は保証外
  • 適用期間は商品到着から180日以内
  • 事前の電話連絡が必要
  • 使用途中の容器と納品書、返金手続き書類を送付する
  • 返品時の送料は客負担
  • 返金制度を利用した場合、以後BOSTONスカルプエッセンスを購入できない

まさかの1本のみ。

なぜ1ヶ月で使い切る商品を初回の1本のみしか適用できないのに180日の期間が必要なのか非常に疑問。公式サイトでは「約半年のあいだ、じっくりとご使用頂くことができます」とありますが、1本を半年に渡ってチビチビ使って何が分かると?

どんなに良い商品でもこういうことをやられると「上っ面の180日間返金保証という言葉だけで安心感を与えて買わせる商法なのかな」と悪い印象を与えますから、潔く30日とか45日にすればいいのに…と思ってしまいます。

ただ商品自体は期待できるますので、返金保証には期待せず使ってみるべきかと。

【追記】全額返金保証が45日間に変更

これまで180日間という長期間の返金保証制度を採用していたボストンスカルプエッセンス。しかし2017年12月21日購入分からその期間は45日間に短縮されました。

ボストンスカルプエッセンスの全額返金保証期間短縮

この大幅な期間短縮は上でも書いた大幅値下げと時期を同じくしていることから、全額返金保証の期間短縮と値下げはセットで行われたと見るべきでしょうか。

180日間から45日間というと4分の1に短縮したことになりますから、私達消費者にとっては悪いニュースながら、そもそも180日間あっても対象本数は1本のみで、しかも定期コースには適用されなかったため影響はほとんどないと考えられます。

それより大幅な値下げのほうがよっぽど嬉しいですよね。

形骸化していた感のある180日間全額返金保証の変更より、ここは素直に大幅値下げを喜んでおきましょう。

ボストンスカルプエッセンスの総評

インターネットを中心に販売する育毛剤の中でも特に人気のあるチャップアップやイクオス、ブブカといった商品は成分が非常に似通っています。これは3つとも天真堂のソヴール08がベースになっているから。

ゆえに、これらのどれか1つ使ってみて効果がないならそれ以外の育毛剤を使用しても無意味な可能性が高くなります。対してボストンスカルプエッセンスはこれらと全く違う成分構成にんっていますので、チャップアップやイクオスで効果が出なかったという方は一度試してみてほしいと感じます。

ただ、ボストンスカルプエッセンスに使われているキャピキシルとピディオキシジルは、メーカーによる試験などがしっかり行われ期待が持てる成分である一方で、データが少ないのも事実。これらがもう少し出揃ったらまた情報を追記したいと思います。

2017年に行われた大幅値下げによって購入へのハードルはずいぶん下がったため、「キャピキシル育毛剤に興味はあるけど高くて買えない…」と感じていた人はこれを機に試してみてはいかがでしょうか。

なお、BOSTONにはスカルプエッセンスと最高の相性を誇るBOSTONサプリメントもありますので、重ねて紹介しておきます。


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