ロゲインとカークランドの効果や価格の比較

ロゲインとカークランド

日本ではミノキシジルを5%配合した外用薬といえば「リアップX5」ですが、その先駆けとなったのはアメリカ製の「ロゲイン」というミノキシジル外用薬で、これもリアップ同様ミノキシジル5%配合となっています。

そしてロゲインのジェネリック医薬品として作られたのが「カークランド」で、アメリカの大型倉庫型スーパー「コストコ」のプライベートブランドとして販売されています。

これらはすべてミノキシジルを5%配合しており、製造国以外に大きな違いはないように感じますが、これらにはどういった特徴があるのでしょうか?

日本のリアップX5プラスを引き合いに出しつつ、ロゲインとカークランドについて詳しく紹介していきたいと思います。

    目次
  1. ロゲインとカークランドとは?
  2. リアップX5、ロゲイン、カークランドの違い
  3. ロゲインとカークランドの効果
  4. 副作用について
  5. ロゲインとカークランドの価格は?
  6. べたつきなど使用感には大きな違いも
  7. ロゲインとカークランドの総評

ロゲインとカークランドとは?

日本においてミノキシジルを配合した発毛剤は大正製薬のリアップシリーズとアンファーのメディカルミノキ5しか存在しませんが、海外には多くの製品が存在します。

しかし、その元祖ともいえるのがアメリカの「ロゲイン」という商品。

1960年代に高血圧患者向けの降圧剤として開発されたミノキシジルに全身の毛が濃くなってしまう「多毛症」の副作用が確認され、それを主作用とし降圧剤としての副作用を抑えるため頭皮に塗布する外用薬として売り出したのがロゲインです。

そのロゲインの特許が切れた後、倉庫型の大型スーパーで知られるコストコのプライベートブランドである「カークランド」から発毛剤として販売されるようになったのがカークランドということになります。

このカークランドという名はブランド名なので、厳密にはカークランドブランドのミノキシジルローションと言うべきでしょうか。面倒なので以下カークランドで表記しますが。

特許の切れていないプロペシアを特許に疎いインドが勝手に作ったジェネリック“もどき”のフィンペシアなどと違い、カークランドはアメリカの企業がロゲインの特許切れを待って正式なジェネリックとして作った信頼性の高いもの。

ロゲインとカークランドの違いに関しては製造会社と名前、価格くらいで溶剤を含めた成分は同一なため値段の安いカークランドは個人輸入を用いてミノキシジル外用薬を購入する人達の間で人気の商品となっています。

リアップX5、ロゲイン、カークランドの違い

では日本のリアップX5とアメリカ製のロゲイン・カークランドの具体的な違いってなんなのでしょうか?

成分

どれもミノキシジル濃度は5%と同一で、ハッキリ言ってほぼ一緒。

ただ、リアップX5は2015年10月のリニューアルに際し補助成分として以下の3つを新たに配合し「リアップX5プラス」に名前を変更しています。

  • ピリドキシン塩酸塩
  • トコフェロール酢酸エステル
  • l-メントール

ただ、ピリドキシン塩酸塩はビタミンB6、トコフェロール酢酸エステルはビタミンE誘導体、そしてメントールはその名とおりスッとするあの成分なので、発毛や育毛効果のための配合というよりは「頭皮環境の改善に若干役立つかな?」程度の成分になります。

発毛を担うのはあくまでもミノキシジルであるため、リアップX5プラスとロゲイン、カークランドに効果的な違いはないとみていいでしょう。

製造国

気にする人は気にする製造国については前述のようにリアップは日本製、ロゲインとカークランドはアメリカ製となっています。日本人からしてみればMade in Japanに勝るものはないでしょう。

ただ、ミノキシジル外用薬の本家本元はアメリカであり、フィンペシアベルトリドのような若干の怪しさ漂うインド製とはわけが違います。

そのインド製のジェネリックでさえ世界的な大手製薬メーカーが作っているのですから、本家のロゲインやカークランドの信頼性を疑うのは神経質すぎると言っても過言ではないかもしれません。

価格

下で詳しく取り上げますが、値段の高さはリアップX5がぶっちぎりで、ロゲインがまあまあ安い、カークランドは非常に安いといった感じになるでしょうか。

アメリカ製が安いというよりは日本製が高すぎる。

ロゲインとカークランドの効果

続いてロゲインとカークランドの効果について見ていきます。

後発薬は先発薬のデータを踏襲し臨床試験を行わないのが通常なので、カークランドに関しては臨床データなどはないと思われますが、先発薬であるロゲインにはしっかりとした臨床データが存在します。

ロゲインの臨床データ
出典:Regaine®

英語だから分かりづらいのですが、ベースラインに対しプラセボ(偽薬)で4.7の増加、ロゲイン群で20.9の増加と4倍以上の発毛が認められています。

ロゲインの被験者の70%が改善を実感し、現状維持も含めると88.4%。一方で悪化したと答えたのは6.3%となっています。これは下のリアップX5の臨床データに近く信頼性は高い。

リアップX5の臨床データ
出典:大正製薬

成分的にリアップX5プラスとほとんど一緒であるロゲインやカークランドには十分な発毛効果が望めると見て間違いないでしょう。

副作用について

ロゲインやカークランドは第一種医薬品であるリアップX5と同じ成分であるため、副作用のリスクが存在します。

分かりやすくリアップX5の副作用の臨床データを見てみましょう。

リアップX5の副作用
出典:大正製薬

ミノキシジルは元々が血圧を下げる降圧剤なので、血圧低下や動悸などの副作用を心配する人もいると思いますが、外用薬の場合は塗布した部分のかゆみやかぶれなどの副作用がほとんどで重篤なものは存在しません。

しかし、低血圧や高血圧などを持っている方や心臓が弱い方の使用には注意が必要なので、そういった場合は医師に判断を仰ぐべきでしょう。

ロゲインとカークランドの価格は?

成分や効果ではほとんど違いがないリアップX5プラス、ロゲイン、カークランドの3商品ですが、価格面では下記のようにリアップX5プラスが圧倒的に高くなっています。

商品名 内容量 価格
ロゲイン 60ml×2本 5,725円
カークランド 60ml×2本 3,438円
リアップX5プラス 60ml 7,611円

リアップX5プラスの定価が税込7,611円なのに対しロゲインやカークランドは2本セットになるため、1本当たりの価格はロゲインでは半額以下の3,000円弱、カークランドは5分の1にあたる1,700円強と圧倒的な安さを誇ります。

日本のリアップX5がこれだけ高い理由は長年大正製薬の独占市場だったことが大きく影響していると見られ、ハッキリ言ってぼったくり過ぎ感は否めません。

ちなみに2017年に発売が予定されているアンファーのミノキシジル5%発毛剤「メディカルミノキ5」はリアップX5のジェネリックにもかかわらず7,800円。分かりやすく書くと日本人を舐めてる

ロゲインやカークランド同様アメリカで製造され、ミノキシジル16%やフィナステリド、アデノシンなど多くの育毛成分を配合するの最強外用薬フォリックスFR16ですら5,000円くらいで買えるのに…

アメリカ製発毛剤の存在を知らない人は何の疑問も持たずリアップX5プラスを買うのでしょうが、これを知っている人は馬鹿らしくて日本製のミノキシジル外用薬など買わないのは当たり前のような気がします。

日本製にどうしてもこだわるなら別ですが。

べたつきなど使用感には大きな違いも

ロゲインとカークランド、リアップX5はミノキシジル5%配合という面では同じでも、溶剤の違いによる使用感の違いがあるなど好みが分かれるところ。

使ってみると分かるのですが、比較的サラッとしているロゲインに比べリアップは粘性が高くドロッとしています。

これはベースになる溶剤の質によるものなのでしょうが、仕事前などにリアップを塗るとゴワゴワしてちょっと気持ち悪い感じになるのは否めません。

そう考えるとロゲインやカークランドのようにサラサラしていて乾きやすいというのはメリットのようにも感じますが、「サラサラしていて乾きやすい」というのは裏を返せば「垂れやすく浸透する前に乾いてしまう」ともなりかねません。

しかし朝使うにはそのほうが好都合だったりもします。

ロゲインやリアップX5の用法用量では1日2回となっていますので朝晩の使用が基本。多くの場合人と接する機会の少ない夜であれば多少髪の毛がゴワゴワしたりしても構いませんが、これから仕事という朝にはちょっと気を使う事になるでしょう。

また、ロゲインやカークランドはリアップより刺激の強いプロピレングリコール(PG)という溶剤を使っている事もあってリアップに比べかゆみやかぶれが出る頻度は高いという報告も。

ただ、PGは様々な製品の溶剤として使われているものですし、いずれもやや刺激が強いエタノールを使っていることに変わりはないので、合わない人はどれを使っても合わないでしょう。

それ以外はロゲインでもカークランドでもリアップX5でも違いは特になく、初期脱毛や効果が出るまで時間がかかるもの同様です。

ロゲインとカークランドの総評

ロゲインとカークランド、リアップX5はどれもミノキシジル5%配合と薄毛・ハゲへの効果という面では大きな違いはないため、「どれが良いか?」と問われれば「何に重きを置くかによって異なる」と答えざるを得ません。

リアップX5のメリットは国産という絶対的な安心感と信頼感、そして思い立った時にドラッグストアなどでいつでも買える手軽さであり、デメリットは言うまでもなく「価格」となります。

一方でロゲインやカークランドのメリットは1にも2にも価格です。発毛剤は長く使用する必要があるだけにカークランドの安さは非常にありがたいと言えます。

あえてデメリットを挙げるなら個人輸入という若干の胡散臭さが漂う購入方法と、それに伴う入手までのタイムラグでしょうか。

ロゲインやカークランドには「偽物がある」なんて不安を煽る情報もありますが、まともな輸入代行業者は成分鑑定やメーカーからの直接仕入れを行っているので問題はないですけどね。

それでも安心感を最重視するならリアップX5にするべきでしょうか。

逆に価格にこだわるのであれば中途半端に安いロゲインではなくリアップX5プラスの5分の1の費用で済むカークランドを買うべきと考えます。

もしミノキシジル5%では物足りず「もっと濃度の高いものを」というのであれば前述したフォリックスFR16が選択肢に入ります。

フォリックスFR16はミノキシジル濃度16%と高い効果を期待できる一方、副作用の可能性も若干ながら高くなるでしょう。ただ、ミノキシジルといえども外用薬では重篤な副作用はまず出ませんし、同製品はPG不使用ですので過度に恐れる必要はないでしょう。

ロゲインの詳細 カークランドの詳細

フォリックスFR16の詳細

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