日本で唯一厚生労働省認可のリアップの実力は?

厚生労働省認可のリアップ

日本国内においてミノキシジルが含有されている商品としてまず思い浮かぶのはCMなどの効果もあって知名度の高い大正製薬が発売している「リアップ」だと思います。

リアップシリーズは現在3種類を展開し、そのラインナップはミノキシジル1%配合で塗布するタイプの「リアップ」とスプレータイプの「リアップジェット」、ミノキシジル5%配合のフラグシップモデルである「リアップX5プラス]、そして女性向けのミノキシジル1%配合の「リアップリジェンヌ」となっています。

世界的には様々なミノキシジル外用薬が販売されているものの、日本では厚生労働省に髪の毛が生える「発毛剤」として認められているのはリアップシリーズのみなので、国産にこだわるなら同製品しか選択肢がない状況。

2017年10月にアンファーから「メディカルミノキ5」というミノキシジル5%製剤が発売される予定でしたが、諸事情で延期になっており、リアップの独壇場はまだ続きそうな勢い。

日本で唯一の外用発毛剤であるリアップシリーズ。どんな効果と副作用があり、価格やコストパフォーマンスはどうなのか具体的に取り上げていきたいと思います。

    目次
  1. リアップの効果は?
  2. リアップリジェンヌの効果
  3. リアップX5プラスの効果
  4. ミノキシジル配合のリアップの副作用は?
  5. リアップに初期脱毛はあるのか?
  6. 気になるリアップの価格や費用対効果は?
  7. リアップの総評・まとめ

リアップの効果は?

日本ではリアップシリーズに配合されているミノキシジルは元々血圧を下げるための血管拡張剤として開発、使用され、のちに多毛症の副作用がクローズアップされ発毛剤に転用されたという経緯があります。

発毛効果のメカニズム的には、髪の毛を包む毛包に働きかけて毛母細胞の増殖や分裂を促し発毛する仕組みに加え、元来持つ血管拡張作用によって頭皮に栄養や酸素を行き渡らせる効果も加わります。

リアップは医薬品であるため被験者を使った臨床試験が行われています。リアップX5プラスとリアップリジェンヌに関してはデータを公表しているので、まずはそれを見てみましょう。

ミノキシジル1%のリアップやリアップジェットの臨床データは公表されていませんが、リアップリジェンヌも1%であるためそちらが参考になると思います。

リアップリジェンヌの効果

リアップリジェンヌは女性向けのミノキシジル1%製剤。

男性と違い女性はプロペシア(成分:フィナステリド)やザガーロ(成分:デュタステリド)を使用することができないため、女性が使用できる発毛剤はミノキシジルを使用したもののみとなります。

そんな女性向けのリアップリジェンヌの効果はこちら。

リアップリジェンヌの臨床データ
出典:大正製薬

※先発薬であるリアップレディのもの。成分的にはほぼ同じ。

6ヶ月使用後のデータでは1平方センチメートルあたりプラセボ(偽薬)で約3本増加したのに対し、リアップリジェンヌは約15本の増加。

薄毛でない人の場合1平方センチメートルあたり150本前後の髪の毛が生えているので、「15本しか増えないのかよ…」と感じるかもしれませんが、どんどん抜けていって薄毛が進行するのと若干でも髪の毛が増えるのとでは大きな違い。

リアップリジェンヌは女性を対象に臨床試験を行っているので、男性への効果とは若干違う点はあると思われますが、同様にミノキシジル1%のリアップやリアップジェットも同等レベルの効果があると見ていいでしょう。

リアップX5プラスの効果

次にリアップシリーズの旗艦モデル「リアップX5プラス」の効果を見てみます。

リアップX5の臨床データ
出典:大正製薬

こちらはリアップリジェンヌと違い詳しい本数のデータではありませんが、12~16週あたりで効果が出始める人が急増しているのが見て取れます。

24週後からは薄毛がほぼ完全に改善する「著明改善」も確認できるようになるなど、ミノキシジル5%による効果の高さが伺えます。

最終的には9割以上の人に効果が出て、そのうち7割は中等度改善以上になるなど、厚生労働省認可の発毛剤の名は伊達ではありません。

ちなみに1平方センチメートルあたりの髪の毛の増加数は6ヶ月使用後で平均21.8本になっています。ミノキシジル1%のリアップリジェンヌの15.15本に比べればより高い効果が示されているものの、「含有量5倍だから効果も5倍」とはいかないようです。

ミノキシジル配合のリアップの副作用は?

一般的にミノキシジルの含有量が多いほど発毛の効果は高いとされていますが、当然ながらミノキシジルにも副作用が存在するため、いきなり含有量の多いものを使えばよいとは言い切れません。

というのも、ミノキシジルを使った発毛剤は本来の用途である「主作用:血管拡張→副作用:多毛症」が「主作用:多毛症→副作用:血管拡張」になったに過ぎず、ミノキシジルを配合した発毛剤を使う以上血管拡張による副作用は覚悟しなければならないからです。

ただリアップシリーズは皮膚に直接塗布する「外用薬」であり、一方で血管拡張剤としてのミノキシジルは服用する「内服薬」であるため、副作用の頻度はかなり少なくなると見ていいでしょう。

リアップX5の副作用
出典:大正製薬

実際リアップX5の臨床試験で示された副作用データではそのほとんどが塗布した頭皮のかゆみやかぶれという結果に。

ただし頭皮に塗布したミノキシジルが血液を通って全身に作用を及ぼす可能性もゼロではないため、血圧になんらかの異常を抱える人、心臓が弱い人などは医師の判断を仰いだほうが良いでしょう。

リアップに初期脱毛はあるのか?

効果の高い育毛剤を使用する際に忘れてはならないのが「初期脱毛」。

初期脱毛とは男性型脱毛症(AGA)の影響でヘアサイクルが乱れ、細く短命になってしまった不健康な髪の毛が育毛剤の使用によって抜け落ちる現象を指します。

これは使用する育毛剤の効果が高ければ高いほど強く現れる傾向にあり、内服薬であるプロペシアやザガーロ、ミノキシジルタブレット使用の際には戦慄を覚えるほどゴッソリ抜けてしまうことも。

しかしこの初期脱毛はこれから健康な髪の毛が生えるための下準備であり、不健康な髪の毛が一通り抜けた後はしっかりとした髪の毛が生えてきますのでご安心を。

そしてミノキシジルを使用するリアップにもこの初期脱毛が出る可能性は十分考えられます。「ハゲが加速した!」と早とちりして使用を止めてしまうとせっかくの効果が台無しになってしまいますので、「薄毛を治すために必要な作用」と割り切り根気よく続けることが肝要です。

気になるリアップの価格や費用対効果は?

国内で唯一ミノキシジル配合の発毛剤として厚生労働省の認可を受けたリアップですが、それだけに価格は決して安いものではありません。

個人輸入で購入できるロゲインやカークランドに比べれば明らかに高価で、リアップX5プラス同様ミノキシジル5%配合のアメリカ製発毛剤「ロゲイン」「カークランド」の価格を比較してみると…

商品名 内容量 価格
ロゲイン 60ml×2本 5,725円
カークランド 60ml×2本 3,438円
リアップX5プラス 60ml 7,611円

…となっており、リアップX5の価格はアメリカ製のロゲインの2倍強、ロゲインジェネリックであるカークランドの約5倍になります。

一方でリアップの強みはやはり「国産」である事による信頼性、そして輸入代行に頼らざるを得ない海外製の医薬品に付きまとう「偽物」の心配がない事です。

単純に費用対効果という面だけでリアップを見ればロゲインやカークランドには及びませんが、事は失敗の許されない薄毛・ハゲの治療ですから、まずは信頼できるリアップを試し、ミノキシジル外用薬の効果を実感できるのであれば海外製にシフトしていくというのが現実的なのかもしれません。

長期間使用する必要がある発毛剤だけに、少しでも費用を抑えたいと考える人は多いと思います。ロゲインやカークランドのリンクを貼っておきますので、気になる人は確認してみて下さい。

ロゲインの詳細 カークランドの詳細

リアップの総評・まとめ

日本国内で圧倒的な知名度を誇るリアップ。メディカルミノキ5の販売が決まってもそのブランド力に陰りは見えません。

しかし、日本においてはほぼ独占市場であるがゆえに価格が高いのはネック。近年はチャップアップやイクオスといった育毛サプリメントが付属する高性能かつ安価な育毛剤が出てきているので、効果面のアドバンテージもほとんどありません。

また、医薬品成分のミノキシジルを使用しているということもあって副作用のリスクが拭えないのも痛いところ。そういった点が気になる人はリアップではなく育毛剤を使用したほうが良いかもしれません。

現在は海外製の安い発毛剤が簡単に手に入ることもあり、リアップシリーズの優位性は崩れてきているものの、国産という安心感は不変。これにこだわるのであればリアップしか存在しません。

リアップのメリットデメリットをしっかりと理解した上で、ご自分に最適な育毛剤・発毛剤を選ぶようにして下さい。

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